ナンパに限らず、物事を修得するには、「コツ」をつかむ必要がある。
そして、この「コツ」とは、「骨」のことであり、物事の中心を意味する。
我々は、この中心をつかまない限り、いつまでもフラフラしてしまうし、
逆に、中心をつかんだとたん、今まで大変だったことが、簡単になる。
なんで、今まで出来なかったんだろう?と不思議になる位、変化する。
ゆえに、ここNAPAでは、何度も、中心をつかむことを強調してきたが、
なぜなら、この固定した点がないと、回転が起こらないのだ。中心軸が、
決まっていないと、どんな物事もスピンしない。すると、長くは続かない。
エネルギーというのは、すべてスピンから生まれる。エンジンもそうだし、
そもそも固定した原子の周囲を電子が回ることで、細胞は生きるわけで、
銀河自体も回転しているし、この世界は、スピンによって成り立っている。
そしてスピンとは、中心があって初めて起こる。中心なくては、回れない。
だからナンパでも、まず中心を決める必要がある。中心がない人は、もう、
いつまでも不安定で、やればやる程、疲れてイヤになる。なぜなら、自分
のパワーが外側に逃げていってしまうから。そりゃ腐るし、脱力してしまう。
いわゆる、周囲の目を気にしすぎていたり、女性の反応に動揺することが、
自分のパワーを周囲に漏らすことであり、これが中心さえつかめば、すぐ、
影響を受けなくなり、パワーも漏れていかずに、やる気もグングン出てくる。
中心軸が出来ると、スピンが起こるため、外側に逃げていたエネルギーが、
今度は逆に、中心に集まってくるのである。銀河の中心のブラックホールも、
光から何まで、あらゆるエネルギーを吸い込むが、要は、中心に集めている。
我々も、中心をつかんだとたん、自分のところに、あらゆるアイデアや現象が、
集まってくる。そりゃ、やる気になるし、成功もする。これは「引き寄せの法則」
と呼ばれて一時流行ったが、こんなことは昔から、当然の真理として存在した。
「覚悟したら、全てうまくいく」というのも同様で、腹がすわるのも、本気を出す、
というのも全て、中心が決まり、スピンが起こることの違った表現だ。とにかく、
我々は、何かを成したいなら、中心をつかむことが絶対条件。単純な話である。
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そういう意味でも、ナンパのノウハウでいうと、いっぺんに多くの情報を持って、
同時に現場でやろうとする、なんていう所業は、自殺行為である。全然、中心
のない状態で、何をやろうが、実りはない。エネルギーが、すべて逃げてしまう。
自信のある状態というのが、中心が決まった、軸のある状態で、人はそういう時、
迷わない。だから、できるだけ迷いのない状況を作るのが、意識してやることで、
その際、いろいろ情報を増やすのではなく、むしろ情報を減らして、ゼロを目指す。
それが毎回、1つだけを意識して、ナンパを続けていくことである。1つだけならば、
迷うこともなく、その固定点を中心にスピンが起こる。今日、実践した事から、また
新たに気づきが生まれて、次回はこうしようと思ったり、生きたサイクルが始まる。
自分の中で、このサイクルが回らない限り、絶対にナンパなんぞ面白くならないし、
自分で、いろいろと気づけて動けるようになれば、成功しないことなど、ありえない。
だからこそ、NAPAでは、ナンパの質問は禁止し、報告だけを受け取っているのだ。
ナンパで迷っている人の質問には、ほとんど答えられる。しかし自分で迷った時に、
自分で考えて、まず新たな1点を決め、それを試してみることをしないと、ただ他人
に聞けばいいだろうというクセがつき、自分の頭で考えなくなってしまい、自滅する。
中心を失った者は滅びるしかない。彼に必要なのは、答えではなく、スピンなのだ。
NAPAのプログラムは、この自分で気づき、前進していく、自己中心的なサイクル
を起こすためにある。ただし人間は、必ず盲点が生まれるので、報告をもらったら、
それに新たにプラスして、気づきを足すことで、中心のズレを正せるようにしている。
ナンパの方法自体は、わかってるし、今更、アドバイスなんていらない、と思うのは、
当然だが、それでは、もったいない。もし迷ったり、悩んでいるなら、どうか実践した
内容を送ってほしい。後から考えれば不思議な位、あなたは何かを見落としている。
例えば、ちゃんと結果が出ていたのに、だんだんダメになり、5年たった今は最低で、
ナンパが辛いだけの人がいた。彼の報告を読んで、たんに「絶対的に、礼儀正しく」
声をかけることを勧めたら、1日にして、彼は長年のスランプから脱出したのだった。
なんだ、そんなものと、君は思うかもしれないが、彼は長年続けているうちに、ただ、
チャライ声かけや態度が、多くの女子に不快を与えていたことに、気づけなくなって、
完全に盲点になっていたのだ。以前、それで成功していたはずのものが害となった。
このように、人は少しずつ中心からズレていってしまう。その答えは、あまりに単純、
後から考えれば当たり前なのに、その時は見えない。しかし中心からズレている時、
必ずそこには不快がある。そのセンサーを磨きつつ、ズレを正し、スピンしていこう。