「日本の高齢者は英語で表記された商品名を見ても韓国食を思い浮かべない。むしろ漢字で表記した方がよい」
25日にインテックス大阪で開幕した「2015大阪韓国優秀商品展」のサンプル食品ブースで日本人バイヤーはそう語った。その上で「日本では韓国食が人気だが、今のような表記では攻略が難しい」と指摘した。
韓日国交正常化50周年を記念し、大韓貿易投資振興公社(KOTRA)が開いた今回の展示会には、化粧品、美容機器、台所用品、食品、衣類などを生産する韓国の中小企業104社が出展。日本側から1000社余りのバイヤーが来場した。
2011年に396億ドルに達した韓国の対日輸出は減少を続け、今年1-10月には前年同期比21%減の215億ドルにとどまった。両国関係の悪化に加え、円安で韓国製品の価格競争力が落ちたためだ。
しかし、日本の内需市場は2011年の131兆円から昨年には137兆円に拡大した。参加した韓国企業は「第2の韓流」を期待する。正しいスイング姿勢を練習するゴルフ用バットを販売するベスコンのソン・ジェホン社長は「昨年5月に日本への輸出を取りやめたが、最近韓国選手が日本のゴルフ大会で好成績を上げ、ゴルフ界の韓流を追い風に販売を伸ばそうと思い出展した」と話した。
韓国製の美容機器を見るために来場した日本人経営者は「2年前から韓国の中小企業の基礎化粧品を年間3000万円輸入しているが、品質が良く、リーズナブルな価格の製品が随分ある」と語った。
KOTRAの金宰弘(キム・ジェホン)社長は「日用品を販売する中小企業の優れた製品を広く宣伝し、両国の貿易が活性化するように努力していく」と述べた。