【ソウル聯合ニュース】韓国輸入自動車協会(KAIDA)は25日、韓国国内での今年の輸入車販売台数が過去最高の23万5000台になるとの見通しを示した。独フォルクスワーゲン(VW)の排ガス規制逃れ問題などの逆風にもかかわらず、今年の販売台数は10月までで19万6543台と、すでに昨年通年(19万6359台)を上回った。
来年の輸入車販売台数は今年よりさらに8.5%増加し、25万5000台に達すると見込む。
ここ10年余りで輸入車の売れ筋は変化した。2003年には排気量2000cc未満の輸入車が販売総数の18.7%にとどまっていたが、今年10月には55.1%と半分を超えた。また、ディーゼルモデルの販売比率が急上昇し、ガソリンモデルの割合は97.8%から27.7%に急落した。
メルセデス・ベンツやBMW、VWなどが人気を博し、ドイツ車が輸入車販売総数に占める割合は03年の54.3%から今年10月には68.7%に上昇した。多目的レジャー車(RV)の割合が同期間に17.0%から26.0%に伸びたことも、注目に値する。
輸入車の購入層にも変化がみられた。03年には40代の購入者が31.0%と最多を占めたが、今年10月は30代が37.7%でトップとなった。