改定韓米原子力協定 きょう発効

【ソウル聯合ニュース】韓国の外交部は25日、同日午後6時に、改定された米国との原子力協定が発効すると明らかにした。同部の尹炳世(ユン・ビョンセ)長官とリッパート駐韓米国大使が覚書を交わす予定だ。

 改定原子力協定は4月22日に交渉が妥結し、6月15日に署名。10月29日に米議会の検討手続きが完了した。

 1973年に発効した現行の協定は2014年に期限が切れる予定だった。韓米は原子力産業の発展に合わせて協定を改定するため2010年10月から交渉を続けてきたが、難航したため、現行の協定の期限を2016年3月まで2年延期した。新たな協定の期限は20年。

 新たな協定では原発燃料の安定的供給や使用済み核燃料の管理、原発輸出の3分野と、原子力研究開発の自律性が大きく改定された。主要争点だった使用済み核燃料の再処理とウラン濃縮については、現行協定で明示的に禁じていたいわゆる「ゴールドスタンダード」が含まれておらず、研究や開発が一部認められることになった。

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