ブラッド・ピットが金融界「間違っている」-サブプライム被害者思う
2015/11/26 07:33 JST
(ブルームバーグ):映画「ザ・ビッグ・ショート」の主演俳優ブラッド・ピットは、金融改革が信じられないでいる。マイケル・ルイス氏の著作「世紀の空売り」を映画化したこの作品で描かれるのは、米住宅市場の崩壊を予想し空売りで大もうけした投資家だ。
ニューヨークで23日夜に行われたプレミア上映会で、ピットは「誰も責任を問われなかったという事実が頭にくる。何かが恐ろしく間違っている。今、専門家と話してみても何も変わっていない。同じやり方がいまだに行われている」と話した。
パラマウントが手掛けたこの作品は12月11日に限定公開、同月23日に全米公開される。サブプライム住宅ローンの相場下落に賭けることは米国経済の空売りと同じだと2人の若いトレーダーにピット扮する人物が説くシーンがある。
会場となったジーグフェルド劇場外のレッドカーペット上でピットは、サブプライム住宅ローンおよび2008年の金融危機のせいで住宅や仕事を失った人々を思わずにはいられないと述べ、「あまりに多くの人が傷付いた。人々は再び、傷付きかねない」と話した。
原題:Brad Pitt at ‘Big Short’ Premiere: ‘People Can Get Hurt Again’(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ニューヨーク Amanda Gordon agordon01@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先: Peter Eichenbaum peichenbaum@bloomberg.net
更新日時: 2015/11/26 07:33 JSTニュース一覧
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