仕事も家事もひと段落。「そろそろ寝ようかな」というとき、ついベッドの中でスマートフォンを見てしまう方は多いですよね。
“就寝前のスマートフォン操作”は睡眠の質を低下させるのでNGだといわれていますが、なかなかやめられないというのが現実……。
厚生労働省も警鐘を鳴らしている“就寝前のスマートフォン操作”は、日常生活にどのような支障をきたすのでしょうか。
■1:スムーズに入眠できなくなる
厚生労働省健康局が提示する『健康づくりのための睡眠指針 2014』のなかには、「寝床に入ってから携帯電話、メールやゲー ムなどに熱中すると、目が覚めてしまい、さらに、就床後に、長時間、光の刺激が入るこ とで覚醒を助長することになるとともに、そもそも、夜更かしの原因になるので、注意が必要です」とあります。
スマートフォンのような電子機器が発する光は、睡眠ホルモン・メラトニンの分泌量を減らし、眠気を感じにくくしたり、眠りを浅くしたりするので、就寝2時間前になったら操作を控えるようにしましょう。
■2:眼精疲労が起こる
スマートフォンを見ている間、瞬きの回数は減少します。すると、瞳が外気にさらされて乾燥した状態“ドライアイ”になってしまいます。そして、それを放置したまま眠ると、「朝、目が開けにくい」「目が重たい感じがする」といった症状に悩まされることに。
それだけではなく、ドライアイは眼精疲労の原因になり、肩こりや頭痛を引き起こすこともあるので覚えておきましょう。
■3:太る
連日の“就寝前のスマートフォン操作”によって睡眠不足に陥っていると、食欲を増進させるグレリンというホルモンが増加。そのうえ、満腹中枢を刺激するレプチンというホルモンが減少して、空腹を感じやすい体になってしまいます。
「近頃、太った気がする」という方は、スマートフォンの使用状況を見直してみてはいかがでしょうか。
以上、“就寝前のスマートフォン操作”がもたらすプチ不調をお伝えしました。便利で様々な楽しみ方がある反面、健康を損なう危険もあるスマートフォン。取り扱いには十分注意したいものです。
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【参考】
※ 「健康づくりのための睡眠指針 2014」 – 厚生労働省健康局
【画像】
※ nito / Shutterstock