【ソウル共同】旧日本軍の従軍慰安婦問題で、元慰安婦らの支援団体「韓国挺身隊問題対策協議会」(挺対協)などは25日、問題を記憶するための場所を、日本が朝鮮半島支配の過程で設置したソウルの韓国統監官邸の跡地に造成する計画を発表した。「忘却は新たな暴力を招く。苦痛を記憶するための計画だ」と説明している。

 挺対協関係者は「公園のような場を想定しているが、具体的な形は未定」と説明。計画には複数の女性団体も参加して全国に募金を呼び掛け、植民地支配からの解放記念日である来年8月15日までの完成を目指す。