旧村上ファンド保有の関係銘柄も相場操縦か

11月26日 5時06分

k10010319651_201511260521_201511260522.mp4

旧・村上ファンドの村上世彰元代表が複数の銘柄の株を相場操縦したとされる事件で、この中にはかつて村上ファンドが株を保有していた企業に関係する銘柄も含まれていることが、関係者への取材で分かりました。証券取引等監視委員会は村上元代表らから事情を聴くなどして、株取引の実態を調べています。

証券取引等監視委員会は２５日、旧・村上ファンドの村上世彰元代表（５６）が相場操縦をした疑いがあるとして、金融商品取引法違反の疑いで強制調査に乗り出し、元代表の自宅や長女が運営する投資会社などを捜索しました。
関係者への取材で、村上元代表が株価を意図的に動かしたとされるのは３つの銘柄で、この中には村上ファンド時代に一時株を保有していた企業に関係するものも含まれていることが、新たに分かりました。
関係者によりますと、村上元代表はこうした株を市場で大量に売り浴びせ、株価を押し下げていたとみられるということです。
監視委員会は２５日、村上元代表や長女から事情を聴いたということです。引き続き村上元代表らから話を聴くとともに、捜索で押収した資料を分析して取引の実態や狙いを詳しく調べることにしています。