星空文庫

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間々田 陽紀

好きな音楽、好きな映画、好きなサッカー、好きな車などをちりばめながら、気ままに小説を書いています。

間々田 陽紀

間々田 陽紀の作品一覧 1

『ジョニ・ミッチェルで聴きたいね』(原稿用紙100枚)

この物語の主人公は、小学生の時に兄が手放したエレキギターを手にして、更には仕事が忙しくなってまったく聴かなくなっていた父親の古いレコードをずっと聴いていた、得意な音楽経験をもった18歳の聡史の物語である。  聡史は高校の同級生伸一とバンンド活動をしていたが、 アルバム4枚を出したところで、聡史は曲作りができなくなりバンドは解散した。 このアルバム創りに関わった片桐プロデューサーが始めたミュージックアカデミーに、聡史は誘われる。その教室で聡史は反発だらけの生徒の中から、18歳の啓太という若者だけが聡史についてきた。  伸一と意外な場所での再会、啓太の進むべき道、そして60歳代の片桐さんが18歳の時に聴いたジョニ・ミッチェルの♪Both Sides Nowの歌詞をいまだに大切

  • 小説
  • 短編
  • 青春
  • 全年齢対象
  • Copyrighted
更新日
2015-11-24
登録日
2015-11-24

『俺もお前も、ストレンジャー』(原稿用紙100枚)

物語は主人公早川が勤める中古レコード専門店に従姉弟の幸三が訪ねてくるとことから始まる。用事は幸三の子供浩一が高校中退をしたので、昔同じように高校を中退して大検を受け大学に進学した早川に浩一にアドバイスをして欲しいということだった。劣等生だった早川が優等生だった浩一にアドバイスなどできないと思ったが、好きにするように伝えた。  高校を中退して家に引きこもっていた浩一が早川の家に現れた。古いレコードと古いピアノに出会った浩一は、高認を受験して音楽大学へ進学した。遠い昔音楽評論家になりたいという夢を捨てた早川は、オリジナル楽曲創作に夢中にのめりこんでいく浩一の姿を見て再び自分のやりたいことを見つめ直す。そんな2人にビリージョエルの♪The Strangerが与えた影響とは・・・?

  • 小説
  • 短編
  • 青春
  • 全年齢対象
  • Copyrighted
更新日
2015-11-13
登録日
2015-11-13

『終わらないメロディー』(原稿用紙100枚)

今から40年前大学卒業前にして立ち止まっていた主人公千賀は、自分の進むべき道を見失っていた。最後の夏休み、敏子に出会い、彼女の後押しも受けて千賀は小説を書きあげた。そしてその小説は懸賞小説で佳作となり、出版社からの勧めもあったので千賀は2作目を書くことになった。勢いに任せて千賀は大学卒業後職業作家を目指そうと考えた。  そんな千賀の前から敏子が急に姿を消した。交通事故死だった。その日以来千賀は小説を書くことできなくなり、最終的に子供相手の個人学習塾を60歳になる今まで細々と続けてきた。60歳になって来年はその学習塾を閉めようと考えていた夏に、卒業が危なくなっていた高校3年生の義之が現れた。彼は千賀の部屋のあった大量の古いレコードに魅せられ、それを聴くために千賀のもとに通った。  義之は千賀のもとに通うようになってレコーディングエン

  • 小説
  • 短編
  • 青春
  • 全年齢対象
  • Copyrighted
更新日
2015-11-02
登録日
2015-11-02

『フォークソングが消えた日』(原稿用紙100枚)

1969年4月物語は主人公井口が大学1年生になりYAMAHAFG150を抱えてフォークソング部に入部しに行くところから始める。井口はボブ・ディランのコピーを楽しんだが、角材をギターに持ち替えたと言っていた部長の池田は、井口にプロテスト・ソングやメッセージ・ソングを唄うことを求めた。井口の前に、大学のそばでフォーク喫茶《ハイウェイ61》をやっていたフォークソング部の先輩海老沢が現れ井口は海老沢さんと風景を眺めたいと考えた。物語はそんな3人を中心に新宿西口広場でのフォークゲリラ集会、学生運動を簡単に捨て去り企業に就職していった池田部長のスーツ姿、学生運動から離れることができなかった海老沢さんの冷たくなった身体、ボブ・ディランのアルバム《追憶のハイウェイ61》に拘った店名であるフォーク喫茶《ハイウェイ61》への想いを引き継いだ井口、様々な展開をしていく。

  • 小説
  • 短編
  • 青春
  • 全年齢対象
  • Copyrighted
更新日
2015-10-20
登録日
2015-10-20

『ロイ・ブキャナンの流れる家』(原稿用紙100枚)

 物語は60歳になって自宅で40年近く続けてきていた個人学習塾を辞めるところから始まる。主人公小林は、生活のために広い家の中の空き部屋を4人の若者たちに貸すことになった。  OLをしながら川村さんは自分で作詞作曲したオリジナル楽曲を駅前の路上ライブで披露している。フリーターの佐藤君は自分で描いた建物の絵画を駅前の歩行者天国の通りで販売している。医学部を目指して浪人中の佐々木君は子供たちに教育をする現場を思い描いている。そして大学4年生の関口君は映画評論家になる道筋を思い描いている。  そんな夢にあふれた若者4人と主人公小林の大好きなロイ・ブキャナンの♪メシアが再びを聴きながら、語り合った夢の行く先とは・・・?

  • 小説
  • 短編
  • 青春
  • 全年齢対象
  • Copyrighted
更新日
2015-10-08
登録日
2015-10-08

『ツェッペリンに包まれて』(原稿用紙100枚)

物語は主人公の岩城が、レコード会社の重役面接に行くところから始まる。岩城は大学時代に自らの作詞作曲による楽曲を中心としたバンド活動をしていた。ところが岩城自身は自分の才能を限界を感じて、バンド仲間の期待を裏切りバンドを脱退した。岩城はサウンド創り対する興味は失っていなかったので、レコード会社に入社する道を選択した。 ところがそんあ岩城に待っていたのは、突発性難聴というサウンド創りには致命的な病だった。そんな岩城が幼い頃に通ったスポーツジムでインスタラクターとしてまだ勤めていた内野と出会った。内野には大学時代にサッカー選手としての選手生命を、相手チームの選手に競技生活を奪うほどのダメージを与えていたという過去があった。 内野の車の中で聴いたレッド・ツェッペリン♪天国への階段の歌詞《あなたが進むことのできる道は2つある。そこにはあなたの道を変える時間はまだある》と言う楽曲に導かれて行っ

  • 小説
  • 短編
  • 青春
  • 全年齢対象
  • Copyrighted
更新日
2015-09-25
登録日
2015-09-25

『アメリカ《名前のない馬》から始まった』(原稿用紙100枚)

この物語は主人公幸一のもとに大阪から甥っ子の高校1年生の純太が訪ねてくるところから始まる。純太の父親は彼が幼い頃に急死していた。純太の父親は幸一とは違って両親の言うことをよくきく優秀な弟だった。残った幸一は両親の期待をことごとく裏切ってきていた。唯一そんな幸一を見守ってくれていたのが、幸一が引き継いだ喫茶店を営んでいた死んだ祖父ちゃんだった。  夏休みに訪れた純太は大好きなサッカーが膝を壊したおかげでできなくなって家に引きこもってしまうほど落ち込んでいた。 64歳になって悶々とした日々を過ごしていた幸一に、純太がもたらしてくれたものとは?幸一が純太に手渡したMartinD12=2への想いとは?そして純太の同級生理恵も巻き込みながら物語は進んで行く。 果たして主人公幸一が死んだ祖父ちゃんから引き継いだ喫茶店に名付けた《名前のない馬》に込めた想いとは・・・?  

  • 小説
  • 短編
  • 青春
  • 全年齢対象
  • Copyrighted
更新日
2015-11-13
登録日
2015-09-10

『俺のロード・ソングは、ウィリン』(原稿用紙100枚)

この物語は大学を卒業してから大型トラックの独りきりのコックピット内での生活を続けていた主人公征二が、最後の仕事である東京から鹿児島までの道中で大学4年生で自分探しの旅に出ようとしていた玄作君と出会うところから始まる。 征二の定番であるロード・ソングだったウィリンを聴きながら旅を続けていく途中に、玄作君と同じ年の大学4年生の恵子さんが同乗してくる。恵子さんは1年前に東京を離れ故郷の鹿児島に帰っていた先輩に会いに行くという。それは勝手に自分をいつかは迎えに来てくれると信じていた自分との決別の旅だった。 病気でもうハンドルを握ることができなくなった征二、自分探しの旅に出てようやく結論にたどり着いた玄作君、先輩への想いを捨て去る旅の重さからようやく解き放たれた恵子さん、3人の前に開けた新たる風景とは・・・?

  • 小説
  • 短編
  • 全年齢対象
  • Copyrighted
更新日
2015-08-30
登録日
2015-08-30

『タイムタイムタイム~冬の散歩道』(原稿用紙100枚)

この物語は芝居を志している62歳の主人公が死体役で、20歳の女の子が通行人役でアルロケ地で出会うところから始まる。62歳の主人公が若い頃に聴いたサイモン&ガーファンクルの《冬の散歩道》は夢に向かっての応援歌に聴こえたが、初老になった今同じこの楽曲がどう聴こえてくるのか? 物語は女の子が所属する劇団からの脱退、主人公がそれを手伝って長年所属していた劇団を解雇される。その後、女の子の希望で、62歳の今までずっと独りきりだった主人公のもとでルームシェアの生活が始まる。 物語は高齢者劇団への主人公の関わりから、意外な方向へ進んで行く。《冬の散歩道》を聴きながら語った女の子の夢の行方は・・・?

  • 小説
  • 短編
  • 青春
  • 全年齢対象
  • Copyrighted
更新日
2015-08-17
登録日
2015-08-17

『俺は根っからのランブリング・マン』(原稿用紙100枚)

物語は64歳の主人公千賀が末期の胃がんで余命3か月と医者から宣告されるところから始まる。すべての延命治療に背を向けて、リュックサックを背負い、もう半世紀近くも愛用していたGibsonJ50を手にして千賀は東京を晴れた。  ヒッチハイクで行き着いた街で、千賀は同じ歳の寺の住職と出会い、その住職から週末のコンサートまでというの滞在を求められた。その間住職の幼なじみで1年前に亡くなった友人がやっていたミュージックBar《君の友だち》で、千賀はその友人の娘の留美さんに出会う。  話を聞くと留美さんも、千賀と同じように独りきりになっていた。物語は、旅先で出会った住職と留美さんとのふれあいながら、そして留美さんとの《♪君の友だち》の演奏も交えながら、主人公の最後へと向かっていく。

  • 小説
  • 短編
  • 青春
  • 全年齢対象
  • Copyrighted
更新日
2015-08-03
登録日
2015-08-03