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人生戦略ノート

人生を楽しく過ごすための勉強や副業をテーマに人生の攻略本を作っています

「保険を販売する人はお客様のために販売しているとは限らない」

保険 保険-保険の販売

親身になって話を聞いてくれて、しっかりとした保険に案内してもらったという事を聞いたのでどんなものかを確認すると・・・・・。
そして最初に私が放った言葉が「何をもってしっかりとした保険と判断したのですか」と言うとそう保険を売った人が言っていたとの事でした。
今回は保険を販売する側と加入する側の違いを紹介したいと思います。

保険会社は基本はお金儲け

保険を販売する人はお客様のために販売しているとは限らない 保険というシステムからお金を儲けするのが保険会社です。入院すれば一日1万円が出たり、万が一無くなった時に死亡保険金として1000万円など加入する時に貰える保険金額と保険料を調整しながら加入すると思います。
保険を販売する側はあたかもあなたが万が一になった時にどうすれば良いかアドバイスをしてくれますが、未来の事は誰にも分りません。未来に万が一起きるために保険に入るならまず健康について考えて、運動や食事を見直すことから始めた方がよっぽど自分のためになります。
加入する側は何が必要か分からないので売る側のこれをとりあえず入ってれば安心という言葉に騙されずに自分のリスクや体調に健康状態などをしっかり考えておくべきです。

保険会社と保険販売する側の鉄則

家を買わせる時に使うのが家を買ったら家族団らんで楽しいイメージが湧くエピソードを語られます。普通の人だと販売する人が優しそうで素直に聞いて、エピソードを自分に置き換えて想像してしまいます。保険の場合は逆で悲しいエピソードを語ります。
その悲しいエピソードの末、保険はこれくらい入りますよというお話しになってきます。エピソードを語ってくるのはほとんどが死亡保険です。遺族年金と合わせて片方が無くなってもこれだけあれば暮らしていけるという内容になっています。
ただその根拠ははっきり言ってないに等しいのと過去に言われた言葉かなりの的を得ていて凄い人だと思った事があります。
「旦那に万が一の事が起きたら子供を早い段階でバイトなどをしてもらうし、進学したいなら奨学金で自分で計画してやらせるから旦那死んだ時の保険は不要」との事でした。その話を保険会社にすると子供がかわいそうと発言をしましたが、何をもってかわいそうか分からなかったのと加入するのが当たり前という売り手の意見はうんざりします。

保険代理店と専属販売員

基本的に保険を販売するのは二通りあります。一つは良くある保険の代理店です。複数の保険会社を扱っているので比較見積もりで他社の優れた所から自分に合った保険を提案できる代理店。そしてもう1つが保険会社専属の販売です。自社商品のみの販売をして加入される専門の販売員です。会社の食堂や入り口などで勧誘して来たりアメなどをくれる人達です。
テレビCMをばんばんしている保険の窓口や保険ショップは保険代理店に当たります。

基本販売する人は歩合がある

営業なので加入する人が多ければ多いほど給料に反映します。ただし何を基準にしているかは保険会社の専門の販売員と保険ショップでは大きく違いがあります。保険会社の専門の販売員のお給料とクビになるならないの査定は基本加入保険料ベースです。
保険ショップの場合は年間保険料から手数料率を掛けた年間手数料が歩合になります。手数料率も保険の種類と同じ医療保険でも保険会社によって違ってきます。

歩合の高い商品

歩合の高い商品は簡単です。定期性の商品です。加入者から保険料を貰い、何もなければ保険会社は丸儲けです。そして万が一保険が出る可能性があるので保険会社そのリスクを確率論で計算して保険料を算出するのでどのみち儲かる仕組みにはなっています。
加入保険料の総額の損益分岐点は知りませんが、基本的に低いでしょう。そして販売する側が特に売りたがらないのが「学資保険」と「年金保険」だと思います。そしてその次に「終身保険」が出てきますが、昔の生保会社と後進の生保会社では手数料の算出が違うので、保険ショップは終身を売ってきます。保険会社専属での販売員は終身保険より定期保険をメインに販売してきます。
歩合があるのは営業なので仕方ありませんが、お客様のために良い商品を売ると歩合が付かないという事なので1つの商品を売らず、複数の商品を抱き合わせて手数料を計算しながら販売してきます。

保険のショップの売り方

先に挙げた保険の代理店である保険ショップ。複数の保険会社から比較見積もりで自分にあった商品を提案してもらえるとメリットがあります。
ただ、商品や保険の知識がない人が比較見積もりをしてもらっても判断材料がありません。しっかり勉強をした方が良いと思いますがほとんどの人が保険のために時間を割いて勉強をする人はほとんどいません。
あまりデメリットが目立ちませんが、保険ショップは基本保険会社からくるキャンペーンがあります。キャンペーン中に保険会社の商品を売ると件数や保険料に応じてボーナス手数料が貰えます。
この事からキャンペーン期間中はある保険会社に販売が偏る事がおきます。
そしてやはり手数料の高い商品を売るという事で学資保険に入りたいというお客さんに保険ショップの販売員は終身保険を売っています。私はこれは本当にクソだと思います。
学資保険だけを見ると各保険会社は赤字になる商品です。(赤字にしたくない保険会社もあります)そして保険会社が赤字になる商品に対して歩合を多く付ければそれだけ損をします。ですので学資保険の手数料は圧倒的に低いです。ある保険会社の学資保険を売ると金額に関わらず一律500円ぐらいの手数料の会社だってあります。
わざわざ手数料にならない商品を売らないとうスタンスは保険の販売員同様にお客様のために保険を販売するという訳ではないという事なのかもしれません。それも売る人によって変わってくるので全部が全部ではありません。

生命保険会社専属の販売員

直接自宅や会社に訪問して自社の商品を売る販売員です。メリットは私に的には特に思いつきませんが親身で話しやすいのがメリットかもしれません。ただ何回も言いますがメリットがあると思えません。
1社だけでの販売方法だと他社はどうだとか関係なく自社の商品を売りつけるだけなので非常に簡単です。専属で販売する保険が非常に優れているならまだしも優れていないかもしれません。これだけネットが発達した時代なら優れた保険商品ならすぐに売れるので販売はあまりいらず、保険ショップに売ってもらう方が経費も掛からないはず。
それをしない、それで売り上げが上がらないという事は保険の商品はクソすぎるという事です。クソすぎるという事を分かっていて専門の販売で売らせるのでわざわざ高すぎる電化製品を押し売る感じです。
必死に考えてメリットを挙げると生命保険会社の年金保険や学資保険は良い感じなのと生命保険料控除を受けられるのでそれぐらいかなと思います。ただ売り手は手数料にならない商品を売りがらないので、保険ショップ同様、学資保険に入りたいという終身保険を案内してきます。保険の本質はお金儲けの道具だという事です。

保険を販売する人はお客様のために販売しているとは限らないまとめ

仕事をする際こういったお話はしません。これを伝えると加入側はどうやって加入すれば良いか分からなくなってきます。ただこの程度の情報はもう雑誌やネットで調べれば出てくる内容です。あとは調べてどう知識にして保険に入るか入らないかを選択するだけです。

私が一番良い加入方法は自分で商品を調べて、厚生労働省の病気の統計などから病気のリスクはどういった事があるのかを勉強してから入る商品を絞って、その絞った商品を保険ショップに持って行って判断してもらうのが一番です。
ただそこまで面倒なのと月額がたいしたことがないと思ってやらないと思いますが、本来はこれぐらいして保険に入るべきだと思います。20年30年トータルして保険料を見ると他に出来る事があったと気づくでしょう。
安価な保険に入って、お守り程度にして自分や家族の健康のために運動や食事を見直して行動していく方がよっぽど効果的だと思います。