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中国 東欧などとの経済関係強化目指す
11月25日 0時04分

中国と中央、東ヨーロッパ16か国との間で、経済協力を話し合う首脳会議が中国東部の江蘇省で開かれ、李克強首相は東ヨーロッパで鉄道の建設などを推進する考えを示し、インフラの建設などを通じてこの地域でも影響力を強めたい思惑があるものとみられます。
中国は、中央、東ヨーロッパの16か国との間で、3年前から首脳会議を毎年開催していて、ことしは江蘇省の蘇州で24日から2日間の日程で開かれます。これに合わせて演説した李克強首相は、中国が「一帯一路」と呼んで提唱するアジアからヨーロッパに至る巨大な経済圏の構想に触れたうえで、参加国の地理的な重要性を強調しました。そのうえで、「ハンガリーとセルビアを結ぶ鉄道の建設などを推進し、この地域を中国とヨーロッパの貿易をつなぐ高速のルートとしたい」と述べ、鉄道をはじめとするインフラ建設を推進する考えを示しました。また、会議では、中期的な計画として参加国の間での投資を促進するために、30億ドル規模の投資基金や、人民元による基金の設立を検討していくことなども決定されました。
中国としては、インフラ建設の推進や基金の設立などを通じて、中央、東ヨーロッパとの経済的な関係を強化し、影響力を強めたい思惑があるものとみられます。

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