二階氏 インドネシアと農業分野で協力強化を

11月24日 4時15分

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インドネシアを訪れている自民党の二階総務会長は、日本時間の２３日夜にジョコ大統領と会談し、インドネシアの高速鉄道計画で中国の案が採用されたことに「残念だ」と述べたうえで、今後、農業分野で両国の協力関係を強化していく方針を伝えました。

この中で二階総務会長は、インドネシアの高速鉄道計画で中国の案が採用されたことについて、「残念のひと言に尽きる。しかし、両国はかけがえのない友人であり、必要であれば、高速鉄道をはじめとしたインフラ整備に協力する用意がある」と述べました。そのうえで、二階氏は「両国の関係強化には、農業分野での協力が重要だ」と述べ、日本政府として、インドネシア国内のかんがい事業への新たな円借款の供与など、農業分野での協力関係を強化していく方針を伝えました。
これに対して、ジョコ大統領は「安倍総理大臣とも、両国の協力関係を向上させることで合意している。開かれた国家として、一層の規制緩和を進め、投資の拡大を図っていきたい」と述べました。
このあと、二階氏とジョコ大統領は、二階氏に同行する、民間企業や地方自治体のトップら１０００人余りの訪問団とインドネシアの政財界の関係者との交流会に参加し、食事をともにしながら友好を深めました。