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— GRAND MASTER (@grandmaster_jp) 2015, 9月 11
昨日の深夜でやってた焚巻vs般若が良かった。
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「フリースタイルダンジョン」はテレ朝火曜深夜に放送してるラップバトル番組。
ラップバトルはあまり馴染みがないひとも多いけれど、要は即興ラップで相手をDISる勝負。
ポイントとしては、
・リズム、フローなどテクニック勝負
・どっちが上手いことを言えるか、韻を踏めるか
・どっちがストーリーを語れるか
・どっちが客を味方につけるか
といった感じで、ラップ版笑点と思えばわかりやすい。
笑点でも三遊亭圓楽(楽太郎)が歌丸を葬式だとかお年寄り扱いしていじったりするけれど、あぁいうセンス勝負的な部分が多い。
そして即興だけに使用するワードの多さやテンポの変化など様々なテクニックを駆使する。
フリースタイルダンジョンという名前だけあって、4人のモンスターラッパーが登場。
挑戦者はモンスターラッパーと戦い勝ち抜き、最後のボスとの戦いに挑む。
モンスターラッパーは、T-PABLOW、サイプレス上野、R-指定、漢 a.k.a. GAMIの4人。
そして大ボスの般若。
3戦行い、5人の審査員が判定し、得票の多い方が勝ち。
全員一致で5票入るとクリティカルヒットとしてその場で終了というルール。
そんな中、面白かったバトルを幾つか。
CHICO CARLITO vs R−指定
#5〜6に登場した挑戦者CHICO CARLITOとR−指定のバトル(動画16分あたりから)。
CHICO CARLITOは独特の声質に合ったラップで勢いづいて4戦目に突入。
それに対するR-指定は、相手の「ロン毛」「チャンピオンロード」といったワードを使って返すスキルの妙技。
焚巻
そして#7後半から始まる焚巻はクリティカルヒット連発。
大ボス般若(#9)まで引っ張り出す。
とはいえ、R-指定の判定はちょっとあれなんだけどなぁ。
まぁ、現地と視聴者の温度差がわかるって意味でもあるんですが……。
最後の般若を引っ張り出したんで何であれいいことですわ。
こういうラップバトルになると、戦いなのにも関わらずシンプルに相手をDISるのは軽薄になってしまいがちで、相手のワードを奪って返したりする方がスキルフルなのも面白い。
さらに勢いや気持ちといったものも熱さとして伝わるからこそ単純な相手への非難は薄っぺらく響き、皮肉やコンテクストを盛り込んだストーリーテリングの方が評価を受けやすい構造が見える。
「座布団一枚!」と言いたくなるような上手いなー、とか笑えるなー、とか面白いなー、とか。
ラップは、聴かない人からすれば単なるストリートのDQNが聴くような音楽だからくだらない〜といった印象しかないのがとても残念で、こういうラップバトルを見ればわかるように即興勝負となれば言葉のスキルや回転力を競い合う頭脳勝負とリズムや勢いといった肉体言語的なものが合わさるとても高度なことをやってる側面がよく見える。
全部の放送を公式がYoutubeにあげてるのでお時間があれば是非どうぞ。
R-指定は本当上手いし、小気味いい。
"小っちゃいtofubeats"DOTAMAとかモンスターに入れるとさらに面白くなると思うんだがなぁ……。
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