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日フィリピン 南シナ海問題で連携を確認
11月20日 0時09分

日フィリピン 南シナ海問題で連携を確認
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フィリピンを訪れている安倍総理大臣は、日本時間19日夜、アキノ大統領と首脳会談を行い、南シナ海を巡る問題について、法の支配や国際法の順守が重要だという認識で一致し、連携して取り組むことを確認しました。
この中で、安倍総理大臣は、南シナ海で中国が人工島を造成している問題などについて、「大規模な埋め立てや拠点構築など、現状を変更し、緊張を高める一方的な行動は、国際社会共通の懸念だ。開かれた自由で平和な海を守るためには国際社会の連携が重要だ。ASEAN=東南アジア諸国連合関連の首脳会議でも、強いメッセージを発出したい」と述べました。そのうえで、安倍総理大臣は、フィリピンが、南シナ海のほぼ全域が自国の管轄下にあるという中国の主張は認められないとして、オランダにある仲裁裁判所に申し立てを行ったことについて、「仲裁手続きの推移を注視している。日本は、国際法に基づく平和的な紛争解決を支持しており、情報共有を含め緊密に連携したい」と述べました。
また、安倍総理大臣は「防衛装備移転に関する協定の大筋合意を歓迎する。早期の署名、海洋安全保障分野の装備協力の実現に向けて検討を加速したい」と述べました。これに対し、アキノ大統領は、仲裁手続きの状況を説明したうえで、「海洋における法の支配の取り組みを進めていきたい。ルールに基づいて解決したい」と述べました。また、アキノ大統領は「防衛装備移転に関する協定をしっかりと進めていきたい」と述べました。

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