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米 強制収容の違法性訴えた日系人に最高位勲章11月25日 12時10分
太平洋戦争中の日系アメリカ人に対する強制収容の違法性を訴え続けた日系人のミノル・ヤスイ氏に、アメリカ政府から一般市民としては最高位となる勲章が贈られ、オバマ大統領からヤスイ氏の家族に直接、手渡されました。
日系2世のミノル・ヤスイ氏は、太平洋戦争中におよそ12万人の日系アメリカ人が強制収容所に送り込まれるなど厳しい対応を受けるなか、日系アメリカ人に対する夜間外出禁止令に抗議して投獄され、その後、強制収容所にも入れられました。ヤスイ氏は、戦後、強制収容の違法性を訴え続け、1986年に亡くなりましたが、アメリカ政府は「民主主義の理念を擁護してきた」として、一般市民としては最高位となる「大統領自由勲章」を授与することになりました。
24日にホワイトハウスで行われた授賞式で、オバマ大統領は「平等と正義のために闘い続けた。ヤスイ氏の遺産は、アメリカの良心に訴える、かつてなく重要なものとなっている」とその功績を称え、ヤスイ氏の娘、ローリエさんに勲章を手渡しました。
アメリカ政府は、1988年に強制収容が人権侵害だったと公式に認め、戦後70年のことし、アメリカで強制収容された経験をもつ日系アメリカ人が差別に苦しめられた体験を次の世代に語り継いでいこうとする行事なども開かれています。
24日にホワイトハウスで行われた授賞式で、オバマ大統領は「平等と正義のために闘い続けた。ヤスイ氏の遺産は、アメリカの良心に訴える、かつてなく重要なものとなっている」とその功績を称え、ヤスイ氏の娘、ローリエさんに勲章を手渡しました。
アメリカ政府は、1988年に強制収容が人権侵害だったと公式に認め、戦後70年のことし、アメリカで強制収容された経験をもつ日系アメリカ人が差別に苦しめられた体験を次の世代に語り継いでいこうとする行事なども開かれています。