【ニューヨーク=河内真帆】米高級宝飾ティファニーが24日発表した8~10月期決算で、売上高は9億3800万ドル(約1150億円)と前年同期比2%減少した。外為市場でのドル高が響いた。ただ日本の売上高は海外からの観光客の購入などを追い風に17%増と急拡大した。
売上高を地域別にみると、米州は前年同期比7%減少。ドル高を受けて外国からの観光客の支出が米国で減少したことなどが重荷となった。アジア・太平洋地区は2%減、欧州も2%減少した。一方、日本は「海外観光客の購入活動が引き続き著しく活発だった」(同社)ため17%増。為替の影響を除けば34%伸びた。
8~10月期の純利益は前年同期の2.4倍の9100万ドル。前年同期に債務償還に伴う損失を計上したことが影響した。
ティファニー、売上高