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【群馬】

「負の連鎖 断ち切る」 貧困家庭の子どもやDV被害者

定款を確認する会員たち=太田市で

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 貧困家庭の子どもやドメスティック・バイオレンス(DV)被害者を支援している「おおた女性ネット」(太田市)が二十三日、市内でNPO法人の設立総会を開いた。来年二月をめどに法人格取得を目指す。 (原田晋也)

 ネットは二〇一二年設立。元塾講師や大学生がボランティア講師となり、貧困のため塾に通えない子どもたちを対象に、群馬大理工学部太田キャンパスで週二回の学習支援会を開くなどしている。現在は約四十人の子どもたちを教えており、無料送迎もある。

 貧困問題は行政も対策を始めているが、民間団体が国や自治体の委託事業を受けるにはNPO法人になる必要があるため、活動を継続的なものにしようと取得を決めた。団体名や事業はそのまま引き継ぐ。

 総会では、伊勢崎市で外国人の子どもたちの学習を支援しているNPO法人「Jコミュニケーション」理事の本堂晴生さんを新法人の理事長に選出。本堂さんが定款を読み上げ、承認された。

 現代表で、新法人で副理事長に就任する宗像さゆりさんは「負の連鎖を断ち切り、マイナスをプラスにしていく仕組みをつくって回していきたい。なんとかして本人が楽しいと思う人生をつくる手助けがしたい」と話した。

 年会費一口千円の賛助会員も募集している。問い合わせはホームページからで、「おおた女性ネット」で検索する。 

 

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