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米GDP +2. 1%に上方修正
11月25日 0時50分

アメリカのことし7月から9月までのGDP=国内総生産の改定値が発表され、企業の設備投資や住宅投資が上積みされたため、年率に換算した実質の伸び率は速報を0. 6ポイント上回る2. 1%のプラス成長に上方修正されました。
アメリカ商務省は24日、ことし7月から9月までの第3・四半期のGDPを改定し、年率に換算した実質の伸び率は前の3か月に比べて2.1%のプラス成長となりました。先月下旬の速報段階の1.5%のプラスから0.6ポイント上方修正され、ほぼ市場の予想どおりの結果でした。
項目ごとに見ますと、GDPのおよそ7割を占める個人消費はやや下がって3%ちょうどに、海外経済の減速を受け輸出も1.9%のプラスから0.9%に下方修正されました。一方で住宅投資が6.1%のプラスから7.3%に上積みされたほか、企業の設備投資も2.1%のプラスから2.4%に拡大しました。また在庫投資も、GDP全体を押し上げる方向に働きました。
アメリカの中央銀行に当たるFRB=連邦準備制度理事会は来月開かれる次の金融政策を決める会合までに異例のゼロ金利を解除して利上げを始める条件が整うか見極めることにしていて、今回の結果はその判断を後押しする内容です。市場関係者は、来週公表される最新の雇用統計も順調に改善を続けるか注目しています。

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