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国連 難民を国境地帯で足止めと非難
11月25日 7時35分

国連 難民を国境地帯で足止めと非難
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国連は、旧ユーゴスラビアの国々の国境で出身国を理由に難民や移民の一部を足止めして国境を通過させていない実態があると非難し、関係国に対して、国籍に関係なく受け入れるよう求めました。
中東やアフリカなどからヨーロッパに渡った難民や移民は、ことし、これまでに86万人を超え、去年1年間の4倍近くに達し、その80%以上がギリシャに到着しています。
UNHCR=国連難民高等弁務官事務所のエドワーズ報道官は24日、記者会見を開き、ギリシャと旧ユーゴスラビアのマケドニアの国境で、シリアとイラク、それにアフガニスタン以外の国から来た難民や移民について国境を通過させていない実態があると非難しました。同様の事態は、旧ユーゴスラビアのほかの国の国境地帯でもみられるということでマケドニアで足止めを受けている人は、およそ1000人に上っています。エドワーズ報道官は、「最大の関心事は、難民を巡る環境が急速に悪化していることだ」と述べ、寒さが厳しくなるなか、関係国に対して、難民や移民の国籍に関係なく受け入れるよう求めました。
フランスのパリで起きた同時テロ事件では、容疑者のうち2人が、難民に紛れてギリシャを通過したとみられていますが、エドワーズ報道官は、「難民の入国制限とテロとの関係は確認できない」としています。

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