みなさんは、ストレスとうまく付き合えていますか?「溜まってる」ことが確信できる人、最近お腹の調子はいかがですか。
良いなら問題はないのですが、最近、ストレスの多い若い人たちを中心に増加しているのが”過敏性腸症候群(irritable bowel syndrome)※ 以下 IBS”という疾病です。
名称に”irritable(イライラするような)“とあるように、こうした「かなりイライラさせられる症状」に襲われます:
- 頻繁に胃腸がゴロゴロいう
- 慢性的な便秘で、膨満感・残便感アリ
- 慢性的な下痢
- 排便後はすこし緩和されるが、食事後は悪化することが多い
- 便中に黄色や乳白色の粘液が混ざる
上記の症状が出て「きっと何かわかるだろう」と思い、病院で内視鏡検査やレントゲンで見てもらっても、意外にも検査結果(写真)は「異常なし」と診断されることが多い病気です。
ストレスとの関係
食べたものを消化するために、胃腸が動く運動をコントロールしているのは交感神経と副交感神経という二大神経です。
でも残念ながら、これら神経が「働いている」ことを私たち自身が実感することは絶対にできません。
というのは、自立神経の領域は内臓や血管など、体内の機能に対するものなので、「運動神経」とか「知覚神経」みたいに、自分でコントロールすることのできない神経だからです。
- 交感神経が優勢なとき・・・胃腸の動きは減る。膀胱・直腸の筋肉や肛門括約筋はカチカチに締まって尿や便を出させない。心理的には興奮状態。
- 副交感神経が優勢なとき・・・ゴロゴロ音が頻繁にするくらい、胃腸の動きが活発になる。膀胱・直腸の筋肉や肛門括約筋は出口が緩んで尿や便を頻繁に出させる。心理的にはのんびりしている状態。
ということで…困りましたね。自分でコントロールできない神経をどうしろというんでしょう。中には、「今ある薬で、完全にIBSを治すものなどない」という医師もいます。
恐ろしいことですが、 IBSはどんな薬を処方されても長い間苦しむ可能性があります。
しかし、次の食品群をできるだけ取らないことで症状を軽減できる場合があるとのこと。これらはトリガー(引き金)食品と呼ばれます。
- 脂肪を多く含むもの
- アルコール
- カフェイン
- 炭酸飲料
- カリフラワー、キャベツ、ブロッコリーなどのアブラナ科の野菜
- 乳製品
オススメなのが、フードダイアリーをつけることです。スマホアプリもたくさん出ていますよ。
自分のつけたダイアリーから、IBSの症状が酷かった日に何を摂取したのか明らかにできれば、病院に行く前に完治できるかもしれません。
抗鬱剤で治る場合もあります
特に、18歳以下のときに日常的なストレス状態に晒されていた人はIBSになりやすいと言われています。
一般的な特徴として、性格はまじめか几帳面で、完璧主義であり、それゆえ職場や学校で自分の気持ちをストレートに伝えられない内向的な方がなりやすいと言われます。
上で説明した、交感神経と副交感神経のバランスが慢性的に崩れている状態です。
彼らには時として、精神安定剤や睡眠薬で、大きな効果が得られる可能性があります。
特に下痢を伴うIBSには有効で、抗鬱剤が中枢神経に働きかけ、腹痛を軽減するかなくしてくれます。
人間に幸せを感じさせる「セロトニン」という脳内物資を出すように副交感神経に働きかけるSSRI*の中でも、副作用(眠くなるなど)がほとんど無い薬なら IBSにも気楽に処方できそうに思うのですが…開発はまだまだこれからです。
*SSRI・・・日本名は”選択的セロトニン再取り込み阻害薬”。脳内で生成されたセロトニンが体内に取り込まれて分解されてなくなってしまうのを阻害する。
つまり、いつまでも脳内でセロトニンが一定量を保てるようにする抗鬱剤の分類となる。
【参照】
- What Is IBS-aboutibs.org
- Chronic stress can cause heart attack, stroke, irritable bowel syndrome and weight gain-independent.co.uk
- UA Study to Assess Food Additive Role in Controlling IBS Symptoms-uanews.org
- Five foods to avoid with IBS-fox13now.com
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