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温暖化で子ども7億人 洪水や干ばつの危険に11月25日 9時40分
フランス・パリで来週から開かれる地球温暖化対策の国連の会議COP21を前に、ユニセフ=国連児童基金は、温暖化の影響で7億人近くの子どもたちが洪水や干ばつの危険にさらされていると警告する報告書を公表しました。
ユニセフ=国連児童基金は24日、報告書を公表し、地球温暖化の影響で、洪水が起きる可能性が高い地域に住む子どもたちが5億3000万人、干ばつが起きる可能性が高い地域に住む子どもたちが1億6000万人いると推計し、合わせて7億人近くの子どもたちが危険にさらされていると警告しました。
このうち、洪水が起きる可能性が高い地域は、インド北部や中国南部などアジアに集中しているほか、干ばつが起きる可能性が高いのは、エジプトなどの北アフリカだとしています。そのうえで、これらの地域では、食糧不足による栄養不良やマラリアや下痢といった病気の流行などが懸念されると指摘しています。
ユニセフは「喫緊の行動が必要とされていることを裏付ける結果だ」として、来週からパリで開かれるCOP21で、地球温暖化の原因となる温室効果ガスの排出削減に向けた国際的な合意の必要性を訴えました。
COP21を巡っては、国連の別の機関が、気象災害による死者がこの20年間で60万人を超えたとする報告書をまとめて対策を求めています。
このうち、洪水が起きる可能性が高い地域は、インド北部や中国南部などアジアに集中しているほか、干ばつが起きる可能性が高いのは、エジプトなどの北アフリカだとしています。そのうえで、これらの地域では、食糧不足による栄養不良やマラリアや下痢といった病気の流行などが懸念されると指摘しています。
ユニセフは「喫緊の行動が必要とされていることを裏付ける結果だ」として、来週からパリで開かれるCOP21で、地球温暖化の原因となる温室効果ガスの排出削減に向けた国際的な合意の必要性を訴えました。
COP21を巡っては、国連の別の機関が、気象災害による死者がこの20年間で60万人を超えたとする報告書をまとめて対策を求めています。