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学力テストの入試活用 再来年以降は断念 大阪
11月25日 9時03分

大阪府教育委員会は高校入試で合否の判断材料になる内申点の評価に「全国学力テスト」を活用することについて、文部科学省からテストの実施要領に禁止を明記する方針を伝えられたことから、再来年以降の入試では活用を断念する方針を固めました。
大阪府教育委員会は来年春以降の公立高校の入試で、学校間の内申点の評価のばらつきを抑え公平性を確保するためとして、内申点をつける際の目安に全国学力テストの学校ごとの平均正答率を活用する方針をことし4月に決めました。これに対し、文部科学省は学力テストの本来の趣旨を逸脱するおそれがあるとして反対し、ことし8月、すでに準備を進めている来年春の入試に限って例外として容認しましたが、再来年以降は認めないという考えを示していました。
大阪府教育委員会はその後も、文部科学省に対し活用を認めるよう求めてきましたが、文部科学省から、24日、学力テストの実施要領に入試への活用禁止を明記する方針を伝えられたということで、再来年以降の入試について活用を断念する方針を固めました。今月27日の会議で正式に決定する見通しです。
大阪府教育委員会は、引き続き、内申点の公平性を確保するための基準は必要だとしていて、新たに府内の中学3年生全員を対象に独自のテストを実施し、内申点の評価に活用することなどを検討しています。

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