久保智
2015年11月25日06時49分
りそなホールディングスの東和浩社長は2019年度までに、顧客と接する営業人員を傘下の主要3行合計で約1千人増やす計画を明らかにした。事務の人員を減らして営業人員を約8%増やすことで、投資信託や保険商品の販売など手数料ビジネスを強化する。
朝日新聞の取材に答えた。営業強化で、本業のもうけを示す業務純益を約300億円上乗せする計画。14年度比では約12%増える計算だ。東社長は「メガバンクがやらない『かゆいところに手が届く』サービスを展開したい」と話した。
りそなは、人口が増え続ける東京・豊洲に今月、新型店舗を開店。個人客に特化し、土日祝日も営業する。大手銀行では初めて印鑑なしで口座がつくれるなど、顧客の利便性を高めながら行員の事務作業も減らした。支店の従業員は、通常のほぼ半分の9人で済んだという。(久保智)
おすすめコンテンツ
PR比べてお得!