(cache) サーチナ|急成長する中国スマホメーカー、その最大の受益者は日本企業だ=中国 




急成長する中国スマホメーカー、その最大の受益者は日本企業だ=中国


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 近年、世界のスマートフォン市場では米アップルをはじめ、韓国のサムスン、中国の小米科技(シャオミ)や華為技術(ファーウェイ)などがシェアの上位を占めており、日本のスマホは残念ながら存在感を示すことができていない。  一方、アップルのiPhoneをはじめ世界で人気のあるスマートフォンの大半に日本のメーカーの部品が搭載されており、日本メーカーは最終製品としてではなく、むしろ縁の下の力持ちとして、世界のスマホ市場を支えていると言えるだろう。  中国メディアの今日頭条は19日、中国が世界最大のスマホ市場に成長したことについて、「最大の受益者は日本だ」と主張し、シャオミやファーウェイが成長するにしたがって、日本の部品メーカーが多大なる利益を享受していると論じた。  記事は、米メディアの報道を引用し、中国製スマホには多くの日本製の部品が搭載されていると指摘し、中国の一部のスマホメーカーでは搭載されている部品の約50%が日本製であることを紹介。さらに日本の部品メーカーの関係者の話として、「ほとんどのスマホメーカーの製品に日本製の部品が搭載されており、スマホ部品市場は拡大している」と伝えた。  また、中国のスマホ市場の成長に伴い、低迷する日本経済のなかで部品メーカーが存在感を示していると伝え、中国のスマホ市場は年19%の速度で成長を続けていると指摘。市場の成長に伴い、スマホ市場は競争が激化しているものの、いずれのメーカーも日本製の部品を求めていることを指摘し、日本製の部品を搭載し、製品としての品質を高めることがスマホ市場における競争力強化につながるとの見方を示した。  日本にはディスプレイやカメラなど、スマホに搭載されるうえで優れた部品を造れるメーカーが数多く存在する。それにもかかわらず、スマホを最終製品として売る場合に他国製に勝てないというのはブランディングやマーケティングに問題があるのかも知れない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)