朴大統領の「疑惑の7時間」調査へ=韓国ネット「執拗な妨害工作が予想される」「大統領の行動が不明なこと自体おかしい」

配信日時:2015年11月24日(火) 12時36分
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23日、韓国のセウォル号惨事特別調査委員会は事故当日の朴槿恵大統領の「疑惑の7時間」を調査することを決めた。写真はソウルの犠牲者追悼。
2015年11月23日、韓国のテレビ局SBSによると、セウォル号惨事特別調査委員会は事故当日の朴槿恵(パク・クネ)大統領の「疑惑の7時間」を調査することを決めた。

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23日に行われたセウォル号惨事特別調査会議で、事故当日の朴大統領の行動が明らかでない7時間を調査対象に含めるか否かについて話し合われた。委員からは「大統領の行動調査が必要と考える。それが含まれていないことを前提にするならば、議決に賛成しない」「(7時間の)真相究明という名目の下で大統領を侮辱し、政治的に利用しようとしている以外には考えられない」など、賛否両論が出た。

こうした中で、特別調査委員会は「大統領府などの事故対応に関連した業務の適正性などに関する案件」を賛成多数で可決。大統領の「疑惑の7時間」についても、調査が実施されることになった。しかし、与党側委員は「(セウォル号事故の)調査を逸脱した過剰な内容」と批判し、野党側委員は「9.11テロの時はブッシュ大統領も調査を受けた」と反論するなど、現在も論争が続いており、調査が円滑に進むかどうかは不透明な状況だ。

この報道に、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。

「7時間の間、何をしていたのか本当の気になる」
「そもそも7時間もの間、大統領の行動が不明なこと自体おかしい」
「どのような結果が出てこようと、調査は実施せねばならない。事実を隠蔽(いんぺい)することがあってはならない」

「調査対象の時間は、通常の勤務時間だろう。調査できない理由も、明らかにできない理由もない。調査に賛成だ」
「当然調査する必要があるが、執拗(しつよう)な妨害工作があることが予想される。これをどうやって克服し、国民と遺族が納得できる結果を出すことができるかが重要。違法な結果が出てくれば、必ず責任を問わなければならない」

「300人以上もの罪のない学生と市民が死亡した事故だ。7時間という時間は、その被害者をすべて生かすこともできた時間だった。調査は必須だ」

「事故が起きてからどれだけ時間が経っているのだ。今さら7時間の調査をして、何の役に立つ」
「また誰か自殺でもして、結局迷宮入りなんてことになるのではないか?」(翻訳・編集/三田)
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