【ソウル聯合ニュース】韓国経済を脅かす火種とされる家計(個人)債務が、不動産市場の活況などで7~9月期も大幅に増加した。
韓国銀行(中央銀行)は24日、家計向け融資と販売信用(決済前のクレジットカード利用額)を足した「家計信用」の残高が9月末現在1166兆374億ウォン(約124兆円、暫定値)だったと発表した。
6月末に比べ3カ月で34兆5019億ウォン(3.0%)増加し、韓国銀行が統計を取り始めた2002年10~12月期以来で最大を記録した。1年前の昨年9月末と比べると109兆5959億ウォン(10.4%)の急増となった。
家計債務増加の大きな要因となっているのが住宅ローンだ。預金取り扱い銀行の家計向け融資は7~9月期に14兆3000億ウォン増加したが、このうち不動産市場活況の影響を受ける住宅ローンの増加分が11兆5000億ウォンと約80%を占めた。