黄海の境界線付近で海上射撃訓練 延坪島砲撃5年=韓国軍

【ソウル聯合ニュース】韓国軍は23日午後4時ごろから、黄海上の軍事境界線にあたる北方限界線(NLL)以南の韓国側海域で予定していた海上射撃訓練を行った。軍関係者が明らかにした。

 韓国軍は22日、北朝鮮による延坪島砲撃事件から丸5年となる23日に射撃訓練を実施すると明らかにしていた。これに対し、北朝鮮軍は西南戦線軍司令部の報道官談話を出し、「海上射撃を強行する場合、西南戦線軍部隊の無慈悲な報復を加える」と威嚇していた。

 訓練はNLL付近の白ニョン島と延坪島に駐屯する海兵隊が海域に実弾を発射するもので、K9自走砲部隊のみが投入されたようだ。韓国軍は当初、130ミリ多連装ロケット砲やスパイクミサイルなども発射する予定だったが、悪天候のため中止した。K9自走砲は延坪島砲撃事件当時、韓国軍が北朝鮮に応射した兵器だ。

 今のところ北朝鮮軍に特異な動向はないという。

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