「大逆転ドラマ」がハッピーエンドで終わった。野球の韓国代表チームは21日、東京ドームで行われた野球の国別対抗戦「第1回プレミア12」決勝戦で、米国を8-0で破り優勝した。大会最優秀選手(MVP)には打率3割3分3厘(33打数11安打)・13打点を出して打線をリードした金賢洙(キム・ヒョンス)が選ばれた。
今回の韓国代表チームは呉昇桓(オ・スンファン)、尹錫ミン(ユン・ソクミン)、梁ヒョン種(ヤン・ヒョンジョン)といった主軸投手がけがのため出場できず、かなりの数の選手に国際大会経験がなかったことから「過去最弱」と言われていた。しかし、韓国は選手とコーチが一致団結し、2008年の北京五輪に続き7年ぶりに世界規模の国際大会で頂点に立った。しかも、優勝が決まった後も相手チームや日本のファンに配慮して落ち着いた態度を取り、大会の品格を高めたと評価されている。
韓国代表は22日に多数のファンが出迎えた中、ソウル・金浦空港に到着した。金寅植(キム・インシク)監督は「日本の野球の心臓部である東京ドームで、日本や米国を相次いで下し頂点に立つことができて感激した」と語った。