ははうえさま。お元気ですか?
一休さんのエンディングテーマがとつぜん頭の中を流れだし、朝から悲しい気持ちになりました。
なんであんなに悲しい歌なんでしょうね。
うろ覚えですけど、歌詞を書いてみます。
母上さま お元気ですか?
ゆうべ杉の小梢に 優しく光る星ひとつ 見つけました
星は見つめます 母上のように とても優しく
私は星に話します くじけませんよ 男の子です
淋しくなったら 話にきますね いつかたぶん・・・
それではまた お便りします
母上さま 一休
なにこれ涙でそう(年のせいで)。
ところで一休さんはなぜ、幼くしてこんな辛いめに遭ってるんでしょうね?
気になったので調べてみました。
父は天皇、母は藤原氏
一休さんは第100代天皇「後小松(ごこまつ)天皇」の実子。
実在した一休宗純(いっきゅうそうじゅん)という僧がモデルなんですね。
母の「伊予の局」は藤原氏の血筋で、後小松天皇の寵愛をうけて子を身籠ったものの
帝の命を狙っているという噂を立てられたため、民間に入り私生児として一休さんを産んだそうです。
けっこう奔放
「トンチ坊主」というイメージは、「一休咄」という説話が元にした創作ですが
モデルとなった本人も、けっこう変わった人物。
お酒も飲むし肉も食べるし女性も愛する、なまぐさ坊主でした。
当時の腐敗しきった宗教に対する反発から奇行が多かったとか。
87歳で大往生するまで、奔放に生きました。
最終回
アニメの最終回では、皆と別れて修行の旅に出た一休さん。
母上の住む家の近くまで行ったものの、けっきょく会わずに終わったそうです。
(高僧になるまで会わないと約束していた)
一休宗純は5歳から11歳までの6年間をお寺で過ごしましたが
アニメも75~82年の7年間も放送されていました。
(私が見ていたのは再放送だったようです)
長いことやってたんですね~!
それではまた。ひとやすみひとやすみ。
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