【西川のりおが斬る】自民は著名人担ぎ出せばよかった
2015年11月23日11時0分 スポーツ報知
大阪市在住で、長く「政治家・橋下徹」をウォッチしてきたお笑い界きっての政治通・西川のりお(64)が今回の大阪ダブル選を斬った。(構成・中村 卓)
結局は橋下徹の人気投票やったと思います。政策どうこうより、人物評で決まるのが大阪の選挙。立候補もしてないのに、選挙戦の中心は常に橋下さんでした。自民推薦の2人は橋下さんと戦ったようなもん。その意味で2人は人物として弱すぎました。自民は著名人を担ぎ出せばよかったんですよ。当選さえすれば、裏で糸を引いて、操り人形にできるんですから。
橋下さん嫌いの府民、市民もたくさんいますけど、アンチ巨人みたいなもん。嫌いは好きと表裏一体で、選挙カーから降りた橋下さんに握手でもしてもらったら、「意外と感じええやん」と、応援する人も出てくるのが大阪なんです。都構想の住民投票は人物評ではなかったけど、今回は人を決める選挙で、橋下人気が勝ったと思います。
ただ、大阪の政治はストップするでしょう。少数与党の府議会と市議会では反対を連発される。都構想は進みません。
それはともかく、政治家辞めても橋下徹は生き続けますよ。テレビや講演に引っ張りだこになる。外野で政治を語るたびに取り上げられて、影響力を持ち続けますから。知事と市長をやって別格の存在になった。講演で1回100万~150万円は稼げるし、たとえば「報道ステーション」のような報道番組に出て、古舘さんとケンカするんじゃないですか。
極論すると、橋下さん個人の今後にとって、今回の選挙は勝っても負けてもよかったんです。辞めても安倍首相や菅官房長官とのパイプは続きますから。いずれ国政に進出するなら、自民から出馬することだってあり得る。都構想に行き詰まった場合、政策を実現するなら、やはり自民なんだと、ね。(談)