原子力規制委:文書管理虚偽報告「意図的ではない」
毎日新聞 2015年11月20日 20時46分
原子力規制委員会と事務局の原子力規制庁が、行政文書の管理簿(リスト)公表を怠り、内閣府に虚偽の報告もしていた問題で、同庁は20日「膨大な文書を担当者1人で管理したため」などとする調査結果を公表した。規制委は監督責任を問い、清水康弘規制庁長官ら上司4人を口頭で厳重注意した。
規制庁によると、規制庁発足時の担当者は管理簿公表の必要性を認識していたが、旧原子力安全・保安院など3省庁から引き継いだ文書を1人で管理したため多忙で後任への引き継ぎも不十分だった。点検を怠りながら、内閣府に「点検した」などと報告していた点は、後任の担当者が「旧3省庁が文書を点検済み」と誤解していたためという。規制庁の松浦克巳総務課長は20日の記者会見で「意図的ではなく虚偽には当たらない」と説明した。【酒造唯】