ホームページ/Webサイトのアクセスアップの基礎知識。流入経路を把握する。
Publish2015/11/24(火)
今回はホームページ/Webサイトのアクセスアップを行う際の基礎知識として、サイトへのアクセスが発生する流入経路にはどの様なものがあるのかを考察します。
単純にサイトにアクセスを集めれば売上が上がるということではありませんが、どの様な人に見てもらうかや、ホームページ/Webサイト上での成果を出すためには、アクセスをどこからどうやって集めるのかということを知っておくことは必要です。
ホームページやWebサイトは基本的に作ってアップすればアクセスが集まるというものではありません。
アクセスを集めるためにはそのために何かしらする必要があります。
そのために自分のホームページ/Webサイトでは、どの方法でアクセスを集めるといいのかという「アクセスアップのためのプラン」を立てる際に活用してください。
ホームページ/Webサイトのアクセスを増やすための流入経路一覧
ホームページ/Webサイトにアクセスを集めるための方法は以下の通りです。
それぞれの特徴やメリットとデメリットを紹介します。
- 検索キーワードから集客する
- ソーシャルメディアから集客する
- 検索広告から集客する
- ソーシャル広告から集客する
- リスティング・ソーシャル以外のWeb広告から集客する
- 他サイトからのリンクから集客する
- メルマガから集客する
- LINE@から集客する
- プレスリリースから集客する
- Web以外から集客する(クロスメディア)
- 口コミで集客する
検索キーワードから集客する
まず、現在のWebを語る上で欠かせないのが検索キーワードからサイトへのアクセスを促す方法です。
検索エンジンに対しての最適化という意味で「SEO」と呼ばれる手法です。
アクセスの流れとしては、まずユーザーが「Google」「Yahoo」などの検索エンジンに自分が気になるキーワードを入力して検索します。
検索エンジンはそのキーワードに連動して、検索エンジンが決定したサイト一覧を表示します。
ユーザーはその一覧の中から「これはよさそう」と思ったテキストや説明文を見て、サイトへアクセスします。
このような形で、サイトへのアクセスが発生します。
サイトやブログにあるキーワードなどの情報を検索エンジンが評価・判断して検索結果に反映されるため、こちらでその順位を決定することはできません。
表示されるかどうかは検索エンジン次第です。
検索キーワードからの集客のメリットは、「成約率の高いお客さん」を呼び込むことが可能という点にあります。
サイトに訪れるユーザーは探しているキーワードで検索してからサイトに訪問しますので、サイトの内容とキーワードが合致していて、かつそれによってユーザーが問題解決できる方法が提示されていれば、そこで成果につながるためです。
デメリットは、検索結果に反映されるタイミングは検索エンジンまかせなので、自分でコントロールできないという点にあることと、表示される内容も検索エンジン次第なのでこちらで調整することができないという点です。
また、検索結果への表示のルールが検索エンジン次第なので、上位表示されていたサイトが急に表示されなくなり、アクセスが急激に落ちてビジネスが成り立たなくなる可能性もあるという側面もあります。
そのため、SEOは重要な施策の一つですが、SEOのみに依存するような集客形態はとらないほうがいいです。
なお、検索エンジンで検索をするユーザーは多くの場合「知りたいことを解決するため」にその答えを探しているので、見込みの確率が高いとはいえ、実際のお客さんとしてサイトで目的とした成果につながる可能性は高くない場合もあります。
これはキーワードの選定や、サイトに表示させる内容によっても大きく変わりますので、その部分をどう設計するのかという部分が難しく、成果を出せるかどうかの大きなポイントではあります。
ソーシャルメディアから集客する
アクセスは検索エンジンからだけ発生するわけではありません。
現在主流になっている方法の一つが「ソーシャルメディア」からサイトへアクセスを呼び込む方法です。
具体的に言うと、「Facebook」「Twitter」「LINE」「Google+」「はてなブックマーク」「instagram」「Pinterest」といったサイトを経由してサイトにアクセスが起こる形の流れになります。
前提として多くの人はサイトをスタート地点としてWebに接触するということはほぼありません。
サイトをブックマークしていて、明らかにサイトへアクセスする目的がある場合は別ですが、多くの場合はまず検索をするか、FacebookやTwitterを見ていて、気になったことがあればサイトへアクセスするような行動を取っているかと思います。
自分自身の普段のWebへの接触状況を考えたり、友人の様子を聞いてみたり、電車内で他の人がスマホで何を見ているのかを覗いてみたりするとよくわかるかと思います。
多くの人がソーシャルを見ていて、その「ついでに」サイトに訪問するわけです。
ソーシャルでアクセスを集めるメリットとしては、自分やサービスに関心を持ってくれている人に対して、「興味がありそうなこと」としてサイトへアクセスしてくれるので、あまり好きな言い方ではありませんが「質の高い」アクセスになる傾向が高いです。
また、ソーシャルでは「この情報はいけてる」と思われた情報がシェアされることで友人や知人以外の同じ趣味や興味を持つ人に伝わるという拡散性もメリットとしてあげられます。
その他には「はてなブックマーク」でホッテントリと呼ばれるリストに入って記事がバズったり、人気のある記事が「Gunosy」などのキュレーションサイトに拾われて紹介されるなどのアクセスの流れもあります。
デメリットとしては、ソーシャルのアカウントにフォロワーなどがいない場合、効果が薄いことになる場合が多いということと、きちんとソーシャルを運用していくという部分ができるかどうかという点も大きいです。
うまくいっている例もたくさんありますが、同様にやり方がよくない場合は成功しないことも多く、運用が難しいという点はデメリットではないでしょうか。
検索広告から集客する
SEOでの集客は、基本的に「検索エンジンまかせ」で、検索結果に出ることを計画して委ねる形になりますので、基本的には受身な方法でもあります。
しかし、検索エンジンにはキーワードに連動して表示することができる「リスティング広告」があります。
SEOでの成果が期待できない時や、競合が多い場合などは、お金で問題が解決できる方法として有効です。
また、SEOと違って表示内容を自由に変更できる(もちろんNGな表現はあります)という点と、結果への表示がリアルタイムで即反映されるという点も大きなメリットです。
広告なので掲載費用が必要ですが、クリックによる課金なので、サイトへのアクセスが行われることで初めて費用が必要になるため、非常に費用対効果が高いのが特徴です。
SEOがうまくいっている場合でも、リスクヘッジとしての意味でリスティング広告で集客の柱を作っておくということも重要です。
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リスティング広告を自社で運用する事はいろいろな人が幸せになれるWeb活用の最初の一歩かもしれない
ソーシャル広告から集客する
広告の中でもリスティング広告以外だとソーシャル系広告は費用対効果が高いと言われています。
Facebook広告やTwitter広告、instagram広告などは、広告のクリエイティブによってはかなり大きな効果が出せる広告です。
ソーシャルの運営がうまくできないという場合に、広告を使ってソーシャルで集客するということも選択肢の一つとして持っておくとよいかと思います。
過去にソーシャル系広告のことは記事で書いてますので、以下を読んでいただくとイメージをつかめるかと思います。
日本でもセルフサービス(自社運用型)Twitter広告が始まりました。
10/1から日本でinstagramのセルフサーブ広告が始まるので、調べてみた。
リスティング・ソーシャル以外のWeb広告から集客する
Webで使用される広告は、リスティングやソーシャル系のみではありません。
「バナー広告」や「アフィリエイト」など、多くの広告メニューがあります。
バナー広告はメディアサイトやポータルサイトなどに「バナー」という画像を表示してもらって、そこからサイトに誘導する方法です。(余談ですが、バナーのことをいまだにバーナーという人をまだ見かけます。バーナーではなくバナーです。覚えましょう。)
バナー広告を掲載する場合は、関連性の高いジャンルのサイトからアクセスをしてもらうことがポイントです。
バナー広告は、市町村などの地方自治体などでも広告枠として存在していますので、地域性の高いサービスなどとの相性がいい場合もあります。
バナー広告は多くの場合固定金額なので、金額と効果が見合わない場合もあります。
そのため、費用対効果がよくないこともありますので、広告掲載前と掲載後の結果を比較できるように準備しておき、結果が思わしくない場合は掲載を取りやめるという決断も必要です。
広告掲載前の比較はバナー広告に限ったことではないので、広告掲載時にはその点は意識しておくことが重要です。
アフィリエイトは、アフィリエイターさんと呼ばれる一般の方などが自身のサイトやブログで商品やサービスの宣伝をしてくれる形の広告です。
成功報酬に応じて金額を支払うシステムなので広告としての効果も高いです。
また、アフィエリターさんの中でも人気や実力のあるアフィリエイターさんに売ってもらうと非常に効果が高い場合もあります。
しかし、アフィリエイターさんのレベルで左右されるので、当たり外れが大きいというデメリットもあります。
Web広告はこれ以外にも「コンテンツマッチ広告」や「行動ターゲッティング広告」など、様々なメニューがあります。
検索やソーシャル以外でアクセスを増やす方法を模索する場合に改めてどのような種類があるのかを調べてみるといいかと思います。
他サイトからのリンクから集客する
SEO、ソーシャル、広告以外でアクセスを集める場合は、他サイトからリンクしてもらうということが方法の一つとしてあります。
例えば、ブログで書いた記事が他のブログで引用されるなどした場合に、引用元としてリンクが貼られる場合などがあります。
この場合は見ているユーザーも「元記事はこれかな」という感じでサイトへのアクセスが発生します。
メリットとしては、こちらが何をしなくてもアクセス元となるリンクが増えるということ。
デメリットはそのリンクをこちらで管理することができないということがあります。
例えば普通のアメブロとかからのリンクであればそこまで問題ありませんが、アダルトサイトからリンクされているような状態になると、色々と問題があります。
Googleで提供されているリンク否認ツールで一つ一つ対応していくことは可能ですが、リンク自体を削除できるわけではないので、その点はどうしようもないのが現状です。
参考:バックリンクを否認する
メルマガから集客する
サイトへの集客経路は「メルマガ」という方法もあります。
最近ではあまり人気がないように思われがちなメルマガですが、読者に対して自分のタイミングで直接アピールできるという点で優れたツールという側面もあります。
多くのビジネスでもそうであるように、「ストック型」の集客モデルを持つことは重要です。
メルマガの場合、メルマガ会員といういわば「ファン」をストックしておくことができるわけです。
そしてそのメルマガは自分の好きなタイミングで配信できます。
見て欲しいタイミングで配信したり、「一般には公開していない会員限定の情報」としてメルマガを配信することで特別感を出すこともできますので、やり方次第でまだまだ有効な手法です。
最近のスマホの普及によって、メールとの接点はより身近になっているという点も考えれば、これから先もまだまだ有効だと考えれます。
デメリットとしては、会員情報をどうやって管理していくのかという部分のコストや、メルマガ自体の作成などになるかと思います。
LINE@から集客する
個人的に面白いなと思っているのがLINE@です。
このブログでも何度か取り上げましたが、メルマガと同等かそれ以上のポテンシャルがあると思います。
最大の理由はLINEを使っているユーザー数の多さにあります。
LINEのユーザーが多ければお多いほど効果的なので、今のLINEのユーザー数や声からの伸びしろを考えれば外せないかなと思います。
また、LINE@もメルマガ同様ストック型の媒体で、かつ自分の好きなタイミングで配信できるPUSH型であることを考えれば、やらない理由がないくらいだと思っています。
メルマガでのデメリットだった会員の管理などはLINEが管理してくれるので特にこちらで管理する必要もありません。
デメリットとして考えられるのは、すべての管理がLINEによるものなので、こちらで何もできないということでしょうか。
例えば急にサービスをやめるといったことになった場合に、何もする手段がなくなってしまうという点は痛いです。
なので、LINE@をうまく使うだけでなく、LINE@で獲得したユーザーをFacebookやTwitter、メルマガ会員などの別の形でストックできるようにしていくということを同時に行っていくことも必要になってきます。
過去に書いた記事
LINE@をはじめてみましたので、初期設定などの方法を紹介
LINE@をはじめてみよう。これからLINE@を使う際のポイントの手順まとめ
プレスリリースから集客する
新しい商品の発売などのタイミングではプレスリリースを使用するということも一つの選択肢になります。
Webからプレスリリースを配信することもできるサイトもたくさんありますので、Webでプレスリリースを出してもいいですし、従来通り新聞社に持ち込むという方法もあります。
プレスリリースは広報での手法になりますので、広告とは違って客観性や公共性が必要です。
メリットとしてはメディアに取り上げられることで話題性が出るというところがあります。
デメリットとしては「難しい」というところ。
少し特殊なノウハウが必要になるので、ざっくりは以下URLを見ていただくなどして基礎的な勉強は必要になってきます。
はじめてのプレスリリース配信をするゾ!って「何処でどんな内容を書けばいいの?」
Web以外から集客する(クロスメディア)
サイトへのアクセスを増やす方法はなにもWebに限ったことではありません。
Webからのアクセスの方が作りやすいのは確かですが、見てもらいたいひとが常にWebにいるわけではないので、そうではない人をwebに呼び込んで来るための方法も必要です。
例えば、テレビなどのマスメディアで紹介されると、普段Webに接することがない人もテレビをきっかけとしてサイトへアクセスしてくれることが可能になります。
その際はもちろんSEOやリスティング広告などできちんとサイトへのアクセスができる導線を確保することが必要です。
今でもテレビの力は強いので、テレビで紹介されるとアクセスが大幅に増えるということはあります。
また、テレビで紹介されたということ自体がニュース性もあるので、ソーシャルで拡散されやすいといった副次的な効果もあります。
他には専門誌などの雑誌や新聞に掲載される(記事でも広告でも)ことで、普段webに接点のない人に見てもらうことができます。
あとは、電車の中吊りなどの交通系広告やポスティング・折り込みチラシも場合によっては非常に有効です。
これらの場合は新店がオープンする地域などのエリアで周知を行う場合に効果的で、そもそも事業のことを知らない人に知ってもらうための初めての接触機会として有効です。
クロスメディアでの集客を行う場合は、Web以外のメディアで事業や商品自体に興味を持ってもらい、Webにアクセスしてもらうことでより深く知ってもらうという構成が手堅いです。
場合によっては、メディアでの露出から特設サイトを用意してそこに集客し(アクセス経路はリスティングなどで確保する前提)、そこで成果につなげるという方法でも可能です。
行う事業の目的や内容によっていろいろなアプローチができるのがクロスメディアの面白いところでもあり、難しいところでもあります。
口コミで集客する
最後に紹介するのはもうホームページやWebサイトへの集客ではないかもしれませんが、口コミによる効果によってアクセスを増やすという方法です。
口コミでアクセスを増やすためには、サービスや商品自体が利用するお客さんに対してとても価値のあるものであることが必要になります。
「これ使ったらすごく良かった」とか「このサービス最高やん!」というような動機がなければ人にわざわざ伝えるということはないです。
逆に、すごくいいと感じた場合は人に勧めたくなるのが人間です。
Webではソーシャルで言及されるようなイメージが分かりやすいかと思いますが、誰かよく知らない人がお勧めする商品よりも、「顔の知っている誰々さん」がお勧めする商品の方が信頼性が高いと感じます。
これは商品の価値に「友人や知人という信頼できる人からの評価」が付加されることによる効果で、これこそが口コミ効果の最大の特徴です。
自社の商品やサービス自体で検索してくれる人を増やすためには、商品やサービス自体が人に紹介してもらえるような価値を提供できるものにしていくということが大切です。
逆に、どれだけ集客が上手くても、そこから先に価値を提供できなければリピーターにはならないので、いつまでたっても事業が成長しないという状態になってしまうということもあります。
まとめ:自分のホームページ/Webサイトに適した方法を考え、そのためになにが必要かを考えよう
アクセスを集めるための流入経路は以上になるかと思います。
これらの方法は全て実現できるものではありません。
ご自身のホームページやWebサイトに合った方法はどれかということを考えて、特性に合ったものを中心に考える方がいいです。
極端な話、Facebook内で完結するジビネスモデルであれば、Facebookページだけ作成してFacebook内で完結させるということでも問題ありません。
大切なのはあれもこれも手を出してアクセスを集めることに注力するのではなく、集めたアクセスでどうやってビジネスを成功に導くのかということが主題のはずですので、そこだけ間違いない様に考えましょう。
また、最後の口コミのところで書いたように、最終的にはやはりサービスや商品の品質という部分がないといくら上手く集客できても結果につながりません。
アクセスを増やす手段を知るというのは、自分たちが自信を持って見てもらえる商品やサービスがある場合に、初めて効果が出てくるものです。
よいサービスや商品をより多くの人に知ってもらえるための方法として、これらの手法を活用しましょう。