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最終更新:2015年11月24日(火) 4時55分

靖国神社のトイレで爆発音、防犯カメラに不審な男の姿

 東京・千代田区の靖国神社のトイレで爆発音がして火が出た事件で、紙袋を持って現場から立ち去る不審な男が防犯カメラに映っていたことが分かりました。

この事件は、23日午前、千代田区にある靖国神社の南門付近の男子トイレで「爆発音がした」という通報があり、現場から時限式の発火装置に使われるリード線や乾電池、タイマーとみられるデジタル式の時計などが見つかったものです。電池ケースの一部は焼けていたということです。

 当時、靖国神社では「新嘗祭」が行われていましたが、けが人はいませんでした。

 「怖いですね、パリも一般の人が行く所に仕掛けられたっていうから。東京でもいつあってもおかしくないと思う」(靖国神社を訪れた人)

 警視庁公安部は、何者かが時限式の発火装置を仕掛けたとみて捜査していますが、その後の調べで、事件の前に紙袋を持って現場から立ち去る不審な男が防犯カメラに映っていたことが分かりました。

 また、トイレの天井に30センチ四方の穴があり、天井裏にリード線がついた直径3センチ、長さ20センチの金属製の筒4本が束ねられているのが見つかったということです。

 警視庁公安部は、不審物の構造などから過激派による犯行の可能性は低いとみて調べを進めています。(23日22:14)

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