韓国車のクオリティ、もはや中国自主ブランド車と大差なし あと5年で追いつく=中国メディア
2015-11-23 15:33

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高速鉄道や旅客機を自国で生産できるようになった中国だが、自動車産業においては他国に遅れを取っていると言わざるを得ない。中国国内でも中国の自動車メーカーには基幹技術がなく、主要な部品を国外メーカーに依存しているとの指摘も多く見られる。
だが、中国メディアの騰訊汽車は19日、中国で自動車関連メディアを運営する企業の関係者が「中国自主ブランド車の品質はもはや韓国車と大差ない」と述べ、「個人的にはあと5年ほどの差」と主張したことを紹介した。
記事は、中国自主ブランドメーカーの近年の技術力の向上は著しいとしながらも、まだ世界との差は大きいと指摘。特にブランド力の面では極めて大きな差があるとしながらも、「自動車業界では同じ後発にあたる韓国は中国の自動車業界にとってずっとロールモデルだった」と論じた。
確かに近年の現代自動車はもはやグローバルブランドであり、1999年の現代自動車の世界における販売台数は211万台だったものが、09年には533万台にまで伸ばし、販売台数ベースで世界5位の自動車メーカーとなった。販売台数を著しく伸ばした現代自動車を中国メーカーが目標や見本としようと考えるのもごく自然なことと言えよう。
自動車に限ったことではないが、あらゆる製品・サービスにおいて「品質の高さ」は大きな競争力につながる。記事は、日本車は優れた生産方式と高い品質をもとに世界で良好なイメージを確立し、韓国も低品質だった自動車を高品質なものに昇華させたと伝え、「中国自主ブランド車の競争力を高めるためには品質を高めることが鍵になる」と指摘した。
品質を高めることが重要と指摘しつつも、記事は中国の自主ブランド車が販売台数ベースで世界5位の現代自動車に追いつくまで「あと5年の差」であるとの見方を伝えており、中国自主ブランド車の品質が向上しているという点に対して大きな自信を示した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:CNSPHOTO)