高句麗古墳壁画の世界からよみがえる古代の武芸
- 日 時
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2015年11月22日(日)
馬射戲競技デモンストレーション10:30 開会式 (於:イベントステージ) 13:00 馬射戲競技デモンストレーション 14:30 日韓選手と子供の体験交流会 ※飛び入りでの参加はできません。ご了承ください。
2015年11月23日(月・祝)
馬射戲騎射競技大会(日韓選手各3名出場予定)10:00 開演 10:30 午前の部競技(60㎝角の的・40㎝角の的) 12:30 オープニングセレモニー(於:イベントステージ) 13:00 午後の部競技(40㎝角の的・20㎝角の的) 15:00 表彰式・閉会式(於:イベントステージ)
競技スケジュールは、運営の都合により予告なく変更する場合がございます。予めご了承ください。- ※観覧される際には、譲り合って御覧ください。
- ※ビデオや写真の撮影をされる場合は、他の観覧者の迷惑にならぬよう、また運営の妨げにならぬようにご注意ください。
- 会 場
- 巾着田馬射戲特設会場(埼玉県日高市高麗本郷125)
- 参加選手
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【日本】
宮川 昇 (Miyagawa Noboru)
日本騎射協會・会長
榎本 純 (Enomoto Jun)
日本騎射協會・会員、馬歴11年
渡邉将史 (Watanabe Masafumi)
日本騎射協会・会員、騎射歴8年
【韓国】
キム ヒョンジェ (Kim Hyeon Jae)
(1971年11月22日生)
2005~15年 世界騎射選手権大会参加/2006年 中国騎射大会参加/2007年 第1回ドイツ国際騎射大会参加/2008年 第1回ヨーロッパ騎射大会参加/2011年 第1回高麗王杯国際騎射大会参加/2012年 第2回ヨルダン国際騎射大会参加/2012年 トルコ大会参加/2012年 高麗王杯馬射戲騎射大会参加パク ボンナム (Park Beom Nam)
(1969年5月8日生)
2010~15年 世界騎射選手権大会参加/2012年 トルコ大会参加/2012年 アメリカ大会参加/2013年 トルコ国際騎射大会参加/2014年 アメリカM3国際騎射大会参加/2014年 第3回高麗王杯馬射戲騎射競技大会参加オ ギョンテ (Oh Kyung Tae)
(1998年8月13日生)
2014~2015年 世界騎射選手権大会参加/2014年 第3回高麗王杯馬射戲騎射競技大会参加
馬射戲 ( マサヒ ) とは何か・・・
朝鮮半島高句麗時代408年の徳興里壁画古墳(現在の朝鮮民主主義人民共和国・大安市)の、棺を納めた玄室の壁画に「馬射戲図」が描かれています。現存する中では騎射競技を描いた最古のものといわれ、当時すでに武芸鍛錬のひとつとして行われていたことが分かります。
描かれているのは、馬上の2人の射手が5つの四角の的を射るシーンで、中央には記録係と検見役(審判)とみられる3人も描かれています。
よみがえる騎射競技
日本の武士のたしなみだった流鏑馬(やぶさめ)。江戸時代の文献に「古く朝鮮半島からもたらされた馬と馬術がそのルーツである」といったことも記されています。
馬術と弓術に長けていたといわれている、いにしえの高句麗人。当時、その訓練を兼ねて行なわれていた騎射競技が「馬射戲〜MASAHI〜」(まさひ)として現代によみがえりました。
馬射戲 ( マサヒ ) の競技法(ルール)
的は、60cm角・40cm角・20cm角の大中小の3種類が用意されます。1種類の的は、30メートル間隔で5つ設置され、連射しなければなりません。つまり1種類の的ごとに、馬上から弓矢を5回射り、的に当てなければなりません。同じ大きさの的を2回繰り返し、3種類の的で計6回行い、的に当たった合計点を競います。的から、馬の走路までの距離は5メートル離れており、なかなか当てることは難しい騎射競技です。
※今大会は、会場の都合によりルールを一部変更して開催します。
高句麗からの渡来人が築いた高麗郡の地で開催
2012年8月、韓国で開催された第8回世界騎射選手権競技会のセミナーで、世界騎射連盟、日本騎射協會、世界武術連盟WoMAU-UNESCOが、検討を重ねた馬射戲の暫定ルールが発表されました。
その初めての演舞が、2012年11月23日に「第1回高麗王杯馬射戲〜MASAHI〜」として日高市で行われました。その後、毎年日韓親善交流大会として開催し、高麗郡建郡1300年となる来年(2016年)は5回目となります。日韓交流を基に渡来文化を象徴するものとして、東アジア大会を目指しています。
また、2017年に韓国で開催される「世界武術オリンピック」で正式種目となる予定です。
( 問い合わせ先 )
一般社団法人 高麗1300 事務局
TEL 042-978-7432