指定管理者管理下の図書館における特定図書の取り扱いについて(その2) On the Treatment of Particular Books in the Libraries Administered by Designated Managers(No. 2)
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抄録
公の施設に対して指定管理者制度が創設されて10年になる。公立図書館においても約10%の図書館が導入している。この制度の功罪についてはいろいろ言われてきたが、それはほとんど制度設計に起因するものである。しかしそれ以外に運営上の課題があるかどうかを探るために、人権上問題があるとされた図書の扱いについてアンケート調査を行い、全国的な動向をつかむこととした。結論を端的に言えば、指定管理者が適切な運営ができるかどうかは、しかるべき経験と知識をもった図書館長を配置できるかどうかにかかっているといえよう。
収録刊行物
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- 関東学院大学文学部紀要
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関東学院大学文学部紀要 (128), 43-53, 2013
関東学院大学文学部人文学会