48)
新潟日報社・坂本秀樹報道部長


新潟日報社上越支社(新潟県上越市木田1-2-4)の報道部長・坂本秀樹氏のものと見られるツイッターアカウントが”炎上”し、ネット上で話題となっている。

発端となったのは、新潟水俣病の被害者救済などに取り組む新潟弁護士会所属の高島章弁護士に「クソは黙ってろ」「まるでネトウヨの弁護士」などといった誹謗中傷を浴びせるツイッターアカウントの存在だった。高島弁護士がこのアカウントに「あなたは新潟日報社の坂本氏ではないのか」と質問。坂本氏はアカウントが「自分のもの」であること、酒に酔った状態で高島弁護士に対し攻撃的なツイートをしたこと認め、謝罪した。

坂本氏のツイッターアカウントのプロフィールには「レイシスト、ファシスト排除!戦争法をぶっ潰せ!安倍はやめろ!自民党は民主主義の敵!日本に保運当の民主主義を!」などと書かれている。





ネット上は、坂本氏の主張について賛否両論の状態であるが、報道機関に属し、報道部長という立場でありながら、匿名性の高いネット上のサービスを使い個人を狙い撃ちする誹謗中傷を行った事は決して許される事ではない。

本誌は事実関係を確認すべく新潟日報社本社に問い合せを試みたが、祝日という事もあってか電話が繋がる事はなかった。

報道機関に属していても、人間である以上は完全なる「中立の立場」を貫く事は難しいのかもしれない。また、主張する事は自由である。ただ、匿名で個人叩きに加担するというネット時代の新たな負の部分を注視し、是正していく為のはずの報道機関がこの体たらくであっては、一般社会と既存マスコミの間にある溝が深まり続けているのも当然の事ではないか。

坂本氏は報道人として、読者に、国民に、自身の行動について説明する義務がある。