遺産争族 #5【おじいちゃん、死す!?ついに明かされる衝撃遺言!】 2015.11.19


(河村恒三)大事なものを闘う事もなく手に入れたいなんて卑怯でしかないね。
(河村育生)闘わない事は逃げる事じゃありません。
(河村陽子)お父さん河村家の財産全部私にちょうだい。
今すぐ遺言状を書いて!
(河村凜子)いやいや…!
(矢幡月子)何言ってるの?こいつらにビタ一文渡さないで。
(河村龍太郎)いい加減にしなさい!うっ…。
(月子)や〜だお父さん…。
(陽子)お父さん?い…育生くんを…。
(月子)えっ…。
えっ?お義父さんが!?
(月子)お父さん大丈夫?苦しいの?
(凜子)お父さん?
(月子)どこ痛いの?お父さん。
落ち着いてください!今救急車を手配しました。
僕も間もなく到着します。
はい。
危ない状況か?虚血性心疾患なら早めの処置が必要です。
助けてやってくれ。
30年だ。
あの人はいまだに私を認めていない。
せめて一度くらいねぎらってから死んでもらいたいね。
助けます。
死なせません。
一度くらいお義父さんとおじいちゃんが腹を割って話してるところ見たいですから。
(佐藤華子)待って。
ん。
今夜は冷え込みそうだから。
お義母さん…。
しばらく休戦よ。
今はとにかく悔いがないようにおじい様に優しくしてあげなさい。
ありがとうございます。
いってきます。
いってらっしゃい。
忙しくなりそうね。
フッ…。
先に行きます。
(凜子)お父さん…。
(月子)大丈夫?お父さん。
(陽子)育生さん。
おじいちゃん!おじいちゃん大丈夫ですか?聞こえますか?ああ…。
(陽子)パパ!陽子お姉ちゃんが怒鳴ったからなの!何を言うの?
(月子)本当なの。
ブチ切れたの!それでお父さんショック受けて…。
よして!何かあったのか?何もありません。
育生!救急車来た。
お願いします
(救急隊員)失礼します。
救急です。
こっちです。
高血圧と糖尿病の持病があります。
明共医大病院へ運んでください。
(救急隊員)わかりました。
酸素投与。
いいですか?123!
(救急隊員)上げます。
123!
(救急隊員)よし!
(月子)お父さん…。
気をつけて。
ゆっくり。
私一緒に行ってくる。
いいえママが…ママが付き添うわ。
(月子)ああ私が行くから。
(凜子)いやいや…。
お姉ちゃんたちはさ家の事があるでしょ。
私が行きます!
(陽子)お父さんの事は私が一番よく知ってるから…。
(凜子)私だって帰国してずっと一緒にいたもん!私は…私は住んでないけどよく知ってるのよ!もう!取り合ってる場合?生意気!心配してるんでしょうが。
心配なら静かにお待ちください。
状況を見てご連絡しますから。
あっはい…。
(月子)お願いします。
大丈夫ですよ。
大野先生も待機してくれてます。
あっ苦しいですか?いや…これ…。
これ?失礼します。
すいません。
電話…。
この番号に電話すればいいんですか?ああ。
誰にも内緒で…。
内緒?
(救急隊員)到着しました。
(救急隊員)開けます。
(救急隊員)血圧100の60心拍数106呼吸数24酸素飽和度95です。
(金沢利子)もしもし?「河村龍太郎の家族の者ですが」育生さんですね?えっどうして?
(利子)「あなたの事はよく存じ上げています」「会長に何か?」ああ…自宅で倒れ先ほど病院に運び込まれました。
わかりました。
万事お任せをとお伝えください。
遺言それは家族への伝言
遺言それは本来一人の人間が生涯かけて築いた思いを未来へと伝える贈り物
しかし今や遺言に記されるのは金にまつわる事ばかり
遺言それは家族の間に天国と地獄をつくる罪深き呪いの書
(大野壮太)酸素5リットルから3リットルに下げて。
(看護師)はい。
どうぞ。
お父さん!生きてる?生きてるのよね?
(大野)長年の糖尿病から動脈硬化が進み急性心筋梗塞を起こしたと思われます。
冠動脈という血管の一部に血栓が…。
難しい事は結構です!助かるんですか?それとも…。
本当の事を言ってくださいね。
心の準備必要なんで。
婿殿から説明して。
詰まった血管を広げ再び詰まらないようステントという金具を入れました。
今はとにかく安静が必要なので刺激するような事は控えてください。
今回ばかりはさダメかと思ったけどお父さんも案外しぶといわね。
そりゃそうよ。
裸一貫さ人の死を商売にして成り上がってきたんだからそう簡単にはねくたばらないわよね。
よしなさい「くたばる」なんて。
うわっ!またいい妻いい娘に逆戻りするの?口じゃきれい事ばっかり言ってさ腹ん中で何考えてるかわからない人よりいいんじゃないの?誰の事言ってるの?あんたのママよ。
相当な二重人格だってわかったのよ。
(陽子)気にする事ないわ。
気になるよ!なんかみんなどんどん仲悪くなっちゃってるし。
やめようよ!
(凜子)楓…。
今さらさあんた何言っちゃってるわけ?あんたは育生と生きていくって言って家を飛び出したんでしょ?今さら河村家の事に口を出さないで!
(月子)そうよ。
そもそもあんたがね育生さんを連れて来なきゃこんな事にはなってないんだから。
月子おばちゃんはなーんでも人のせいなんだね。
はあ!?凜子おばちゃんは人の事なんかどうでもいい。
(舌打ち)ママは自分さえ我慢すればいいって思ってる。
え?あ〜あもったいなっ!私一人っ子だから三人姉妹っていいなって思ってたのに。
わかるよ楓ちゃん僕も一人っ子だから。
(凜子)あっ!
(月子)ん?どうしたの?
(正春)うっ…ちょっとトイレ…。
マーくんお腹痛いの?
(正春)うん…。
マミー先に駐車場行ってるわよ。
(正春)うん…。
(月子)大丈夫?一人で。
(正春)うん…。
マーくんも知ってるんだ!なんの事?えっ?あの女。
さっきの方がどうかした?お父さんの愛人なのよ!おじいちゃんが!?ん…?お目覚めですか?ああ…。
なんだ惜しかったなあ。
また三途の川を渡り損ねたのか…。
そう簡単に渡ってもらっちゃ困ります。
なるほどね。
お電話頂いた金沢です。
はじめまして。
とは言っても私はすでにあなたにお会いしていますが。
なるほど…?その件はまたいずれ。
会長間に合ったようですね。
ああ…早急に頼みたい事があるんだ。
遺言書まだ書き直してない。
その件だと思い準備をして参りました。
ああ僕は外します。
何かあったら声をかけてください。
はい。
うわっ!はっ…!あの…。
ちょっとおじいちゃんが心配であの…。
あれ!?あれ?目が覚めたの?死なないでよ〜じいじ。
おい…その「じいじ」っていうの卒業したらどうなんだ?だって僕にはじいじだよいくつになっても。
正春さんですね?
(正春)ああ。
僕もあんたの正体は知ってるよ。
(利子)それは光栄です。
(正春)力になれる事あったら言ってよ。
こう見えても口は堅いから。
(龍太郎)はあ…。
先生片付けてください。
承知しました。
ここにきて第三の女か…。
冗談じゃないわよこれ以上関係者が増えるなんて。
あんな若い人と…。
まさか隠し子がいるなんて事はないわよね?あり得る!ああ見えてさお父さんつい最近まで精力旺盛だったからさ…。
どこが?仕事と囲碁しか興味なかったじゃない。
(凜子)あんたは子供だからわからないの。
男はねいくつになってもばらまきたいのよ。
子供じゃないです。
2回も結婚してるんだから。
そうでした。
(ため息)あっ楓…。
(凜子)あっ!はじめまして。
金沢利子と申します。
お姉ちゃんお姉ちゃん…。
(凜子)ゴーゴーゴー!か…河村龍太郎の長女です。
お話があるのでしたら弁護士さんを通してください。
私が弁護士です。
えっ!?えっ?えっ…。
あっ…。
愛人なんかじゃないじゃないの。
(凜子)違ったね。
ごめん。
私は河村家の相続に関する全てを会長から一任されております。
こりゃ大変だわ…。
(利子)明日会長が危急時遺言される事になりました。
ご家族の皆様にご報告をとの事です。
(陽子)「危急時遺言」?病気や怪我などで死に直面している人が自分で文書を書かなくてもまたもしも署名が出来なくても第三者の口述で正式な遺言が作成出来る方式です。
具体的にお願いします。
3人の証人の前で会長が遺言の内容を話しそれを私が書き留め確認のために読み上げます。
会長の了承が頂けたら家庭裁判所にて確認を受けます。
3人の証人…。
私たち三姉妹でよろしいんですね?喜んで証人にでもなんにでもなりますよ。
なんてったって遺言ですからね。
いいえ。
推定相続人などの親族は証人にはなれません。
今回の場合は弁護士である私が1名。
残る2名は通常遺言者が入院なさっている場合医師に依頼するケースが多いです。
育生さんはご親族ですので育生さん以外の先生にお願い致しました。
ちなみにそれは何時からでしょうか?明日午後1時に開始予定ですが親族の立ち入りは一切ご遠慮頂きます。
(月子)え〜!?
(陽子)私たち娘ですよ。
遺言者の意思を尊重するためです。
そんな…!それでは家庭裁判所での確認が終わりましたら改めてご報告に上がります。
いやちょっと待ってください。
そしたら私たちは遺言の内容を知る事は出来ないって事ですか?会長が自ら知らせない限りは。
えっ…。
失礼致します。
(凜子)いや…ちょっ…。
(月子)あっ…あっ…。
うんわかった。
うん。
(ノック)
(ドアの開く音)
(吉沢貴志)会長のご様子はいかがですか?社葬のプランを立ててくれ。
社葬…?創業者を弔うのにふさわしい盛大な社葬にしたい。
そんなに…お悪いのですか?危急時遺言を残すくらいだ。
長くはないだろう。
そう…ですか…。
(嗚咽)私の前で涙を見せても商売にはならない。
それより会社のために1つ頼みがある。
なんでしょうか?すいません!今持っていきます。
本当なの?
(吉沢)はい。
社長から社外株主の持ち株全てを買い占めるように頼まれました。
いくらかかってもいいと言ってます。
(月子)あのケチが?
(吉沢)会長が亡くなってその株が常務に譲られると筆頭株主になってしまう。
そうなると会社は潰れると…。
失礼ね!私だってねこれまでやるべき事はやってきたわよ。
女のほうが事が丸く収まる時には散々私を利用したくせして…。
その上社長は社葬の計画まで…。
えっ?だってお父さん生きてるじゃないの!社葬は取引先や得意先に対して次の事業継承者を明らかにするよい機会になります。
社長は外堀からご自分の地位を固めていきたいんでしょう。
なんて男…!黙っていられない!ああっ!常務が感情的になっちゃいけません。
私にお任せ頂けますか?あなた本当に私の味方になってくれるの?もちろんです。
社長の人格仕事のやり方ことごとく私には合いません。
会長のポリシーを継いだ月子お嬢さんのためならなんだって致します。
信じて…いいの?思いっきり信じちゃうけど私…。
どんとこい…です。
(凜子)あのねお父さんが死ぬかもしれないの。
でもさまだお金が出ないのよ。
(羽村ジョニー)「オーマイゴッド…」「アーユーキディング?凜子。
くれるって言ったじゃん」「ユーアーライアー!」
(凜子)本当なんだってば!あのさあ…私がなんのために日本に戻ってきたと思ってるの?
(凜子)あんたに少しでも多く渡したいと思ってるから頑張ってるんじゃないの!ねえ!
(舌打ち)ひっ…!楓…。
あ…フフッ…。
(ノック)ああ…着替え。
眠ってる。
呼吸も安定してきた。
おじいちゃん家よりぐっすり寝てる。
ここじゃ誰もケンカしないもんね。
楓…。
しばらく家を出るのは延期しよう。
ほっとけないよな。
私もうあの家にはいたくない。
ずっとじゃないって。
おじいちゃんが落ち着くまでだよ。
誰もおじいちゃんの事なんか考えてない。
遺産の事ばっかり考えてる。
ママまでおかしくなっちゃった。
だったら…余計に今は出られないだろ。
俺だって楓と2人で暮らしたいよ。
アパートだって見つけたしアルバイトも増やそうと思ったところだった。
でもさ…ほらおじいちゃんが入院してたから俺たち出会えたわけだし…。
放り出す事は出来ない。
嫌だ!子供みたいな事言うんだな。
私怖いんだよ。
怖い?だってみんな普通じゃない。
私たちだっていつ巻き込まれるかわからない。
そんなわけないだろ。
絶対とは言えないよ。
ついこの間までパパもママもあんなんじゃなかった。
俺たちはしっかりしてればいいじゃない。
私今までなんにも知らなかった。
お金って…本当に人を変える力がある。
私たちも変わってしまったら?そしたら別れる事だってあるかもしれない。
肝心なところで自信がないんだな。
育生にはわからないんだよ。
ちょっ…待ってよ。
私は…。
絶対に育生と別れたくないの。

(今井博美)わかった。
すぐ行く。
お疲れ。
今日も泊まり?一応身内が入ってるんで…。
(博美)ちょうどよかった。
今河村さんの部屋に行こうとしてたところ。
話し声が聞こえるって。
面会時間とっくに過ぎてるからさ帰ってもらうよう言ってもらってもいい?はい。
よろしく。
ほう…恒三くんが株の買い占めを…。
余計な事かと思いましたがお耳に入れておいたほうがいいかと思いまして。
何しろ社葬の計画まで始めておられて…。
ハハッさすが死神だな。
このままでは社長はますますカワムラを私物化するのではないでしょうか。
(せき)私は社長が会長の大事にされていた婚礼事業から撤退したのが今も許せません!それで業績は上がったかもしれませんが創業者の心をないがしろに…。
それじゃあ誰が会社を継げばいいというんだ?それは私などの申し上げる事ではありません。
(ノック)えっ…!?あっ!あれ?もうお帰りになったんじゃ…?何してるんですか?こんな時間に。
病人に負担のかかるような事はしないでください。
それはすみませんでした。
会長ではお大事に。
なんですか?シッ!ちょっと…。
ちょっと待ってください。
何を話してたか聞いた?僕が来た事絶対に誰にも言わないで。
いいね?
(ため息)あっ常務…今会長に社長の件お伝えしました。
はい。
(吉沢)はい。
しっかりお伝えしました。
はい。
取りに戻ってみえるかもしれません。
フフッ…面白いな。
いや遺言を作ると言った途端みんなつかまってこようとする。
フッ…さっきもな月子と凜子から猫なで声の電話があったよ。
僕もお願いがあります。
やっと私に気を許してくれたか。
なんでも言え。
金が欲しいか?それとも実家のお母さんの面倒を見る事か?出来るだけみんなが争わなくていい遺言にしてください。
そいつは無理だな。
金は人を争わせる。
それは避けられない。
そんな事は…。
よく知ってます。
だからお願いしています。
おじいちゃんだって家族がバラバラになる事は望んでいないはずです。
出ていけ!こざかしい!金をくれと言われたほうが余程いい!私の夢はな金に囲まれて暮らす事だったよ。
その欲があったからなんとか地べたを這いずり回ってもここまでこれたんだ。
海外での医療活動をするのが夢だ…?そんなきれい事しか言わんような奴がわかるか!別にきれい事じゃありません。
後ろ盾のない僕が医者として腕を上げるためには人のやらない事をやろうと思いました。
僕も欲が深いんです。
すいません。
おやすみなさい。

(亀山まるみ)なんだか殺気立ってるわね。
(恒三)部下に裏切られてね…。
あら死神でもショックなの?いやむしろ嬉しいね。
きっと裏切るだろうと思っていた。
自分の予測が的中するのは悪くない。
救いようがない人ね。
(恒三)明日の運命占ってくれ。
(まるみ)珍しいじゃない!占いなんて馬鹿にしてるくせに。
で社長さん何を占いましょう?
(恒三)人の命。
こればっかりは予測がつかないからな。
うっ…!はあ…。
うっ…!
(田川寿)河村龍太郎享年80。
死因は…。
(田川)死因は…。
心筋梗塞。
(田川)失礼しました。
心筋梗塞。
故人の宗教は浄土…。
(月子)ちょっと!何よ!?享年とか死因とか故人とか!会長はまだ生きてるのよ!?
(恒三)葬儀会社の創業者の社葬ですから業界も注目しています。
準備を重ねて立派なものにしなければなりません。
しかし…社長。
まだ会長が亡くなると決まったわけではございません。
私は時期尚早ではないかと…。
吉沢くんは会長の容体をよく知っているようだね。
じっくり話しただけある。
吉沢執行役員会長を見舞ったんですか?
(田川)なら一言言ってほしかったな〜。
それは…。
見舞って何が悪いんですか?吉沢執行役員は会長から目かけられてるんですよ!いや別に私は糾弾したわけでは…。
どうされたんですか?常務こそ。
脱線はそれくらいでいいでしょう。
(正春)そうですね。
私が弁当を発注して参ります。
(利子)会長ご準備よろしいですか?
(龍太郎)あっああ…。
こちらが危急時遺言の証人になってくださる大野先生と御浜先生です。
お手数をかけます。
いえ以前にも経験はございます。
ああ…。
それでは早速ですが…。
内容がお決まりでしたらお話しください。
私が会長の口述内容をそのまま筆記致します。
(せき払い)では…。
(せき払い)あーあー…。
遺言書。
わたくし河村龍太郎は…。
(ノック)今回…。
えっ?じいじ見舞い持ってきた!正春…。
申し訳ございません。
危急時遺言が始まっております。
ご遠慮願えますか?あっそうでした。
これは失礼しました。
いや花屋の前通ったらきれいだったから。
見てばあばの好きだったかすみ草だよ。
出ていきなさい。
わかるだろ?はい。
じいじ。
僕もしっかりするよ。
だから…。
1日も早く元気になってください。
あれ?正春さん。
見舞いに来たら悪いかよ?いや…そんな事言ってませんけど。
言わなくてもそう思ってるんだろ?遺言。
わたくし河村龍太郎は…。
は…。
(龍太郎)えー…。
(利子)どうぞ。
ゆっくりで結構ですよ。
(せき払い)今回の遺言作成にあたり熟慮に熟慮を重ねた結果…。
(龍太郎)「財産を次のように残したいと考える」やめてください。
なんだよ?聞かなくてもいい事あるんじゃないですか?うるさいよ!秋葉原行って一番高い盗聴器買ったんだよ。
お前だって遺言の中身知りたいだろ?一緒に聞こう。
なっ?ほれ。
僕はいいです。
かっこつけんなよ。
知るのは国民の権利だ。
どうしてそんなに悪ぶるんですか?君まで巻き込まれるなよ。
タメ口かよ。
本当はそんな事したい奴じゃないだろ?
(龍太郎)以上。
平成27年10月25日。
河村龍太郎。
(ため息)それでは復唱致します。
先生方は先ほどの河村様の言葉と私の言葉が違っていないかご確認ください。
先生?えっ?ああすいません。
ハハ…驚いてしまって…。
内容については他言無用でお願いしますよ。
(御浜高次)ああ…もちろんです。
会長よろしいですね?
(利子)「遺言わたくし河村龍太郎は今回の遺言作成にあたり熟慮に熟慮を重ねた結果財産を次のように残したいと考える」
(利子)本日会長の病室にて無事危急時遺言を終えました。
早速家庭裁判所に確認の申請をして参りました。
こちらは私のほうでお預かり致します。
えっ…?内容はやっぱり教えて頂けないんですか?
(利子)はい。
会長のご意向でお亡くなりになるまでお教え出来ません。
いやお父さんがそう簡単に死ぬとは思えないんだけど…。
そうよね。
昨日電話したら随分元気そうな声出してたわ。
あれ?お姉ちゃん電話したの?何言ってるの。
あんたからも電話があったって言ってたけど?
(凜子)お姉ちゃんからも電話があったって私に言ってたけど?
(月子)えっ?
(凜子)はあ〜やきもきさせたいって事はまあ元気な証拠だね。
(恒三)その場合は改めて遺言をしたためる事になるだろうね。
どういう事?確か危急時遺言というのは6カ月を生き延びれば無効になるはずだ。
よくご存じですね。
これはあくまで危急時の遺言となりますので病気が回復して普通の遺言が書けるようになってから半年が経過した場合は法的拘束はなくなります。
じゃあどんな内容であれ祖父が半年元気で生きれば関係なくなるという事ですか?
(利子)そうなります。
(正春)そうか…。
どんなひどい遺言でも半年で紙切れか…。
なんでひどいって決めつけるかな。
いや死ぬまで隠したいって事はよなんか問題があるって事なんじゃないの?問題のない遺言書なんて存在しませんよ。
ほとんどの家族が骨肉の争いに巻き込まれるんです。
覚悟はしておいたほうがいいですよ。
(利子)あの…会長から一言だけ皆様へ伝言がございます。
河村家の家族すなわち皆さんが争わない遺言を残した。
…との事です。
(陽子)争わない…。
(凜子)平等って事だ。
(月子)ああ…。
(凜子)ねっ。
おじいちゃんだって本当は仲良くしてほしいはずだもん。
ねっ?
(月子)よかった。
(月子)ホッとしたね。
よかった。
(恒三)皆さんよかったじゃないですか。
先生ご苦労さまでした。
会長のご回復をお祈りします。
(利子)それでは私はこれで。
(凜子)ありがとうございました。
(利子)失礼致します。
(月子)ご苦労さまでした。
(ノック)はい。
失礼します。
お義父さん…戻ってきていいでしょうか?勝手を言って出ていきましたが婿としての約束を果たしたいと思います。
楓は出ていく気らしいぞ。
僕が説得します。
その必要…ないよ。
楓…。
エヘヘ…。
弁護士さんの話聞いて安心した。
パパもでしょ?わがままでごめんなさい。
今までどおり一緒にいさせてください。
好きにしなさい。
育生に怒られちゃった。
こんな時にほっぽり出すのかって。
私よりこの家の事考えてくれてるんだよ。
いや…。
ねえ聞いてるの?
(月子)フフフ…。
雨降って地固まるよね。
(陽子)フフフ…。
どうしたの?浮かない顔して。
いややっぱりさなんかこうすっきりしないわけよ。
この遺言には裏があるんじゃないかと思ってね。
考えすぎだよ。
おじいちゃんは争わない遺言って言ってくれたんだよ?
(陽子)そうよ。
どんな内容かはわからないけどお父さん私たちの事考えてくれたのよ。
私たちもここのところおかしかったけど元に戻りましょう。
(月子)あ〜ら一番おかしかったのお姉ちゃんじゃないの。
それは言いっこなしよ。
さあ食べましょう。
(陽子)マーくんも育生さんも早くね。
はい。
なんで僕がやった事バラさないんだよ?何が?何が?もう終わった。
忘れたよ。
そのかっこつけがムカつくんだよ!うわっ!
(月子)マーくんどうしたの!?
(正春)こんな奴のどこがいいんだよ?え?
(正春)自分ばっかいい子になってさ…。
薄汚い本性隠してさくさい演技して…。
僕こういう男大嫌いなんだよ。
マーくん…何言ってるの?いきなり。
真実を言ってるんだよ!
(正春)皆さんおじいちゃんが莫大な遺産をどうするつもりか知りたいですか?マ…マーくん知ってるの?イエス。
どういう事?おじいちゃんの部屋に盗聴器仕掛けたんだ。
(凜子)ええっ!?君のご主人には見つかったけどね。
育生くん!本当なのか?はいおじさん。
(恒三)盗聴は不法行為だぞ。
本当よ!呆れたわ…。
(陽子)なんという事を…。
皆さんだって遺言の中身知りたかったくせに今さらきれい事言わないでくださいよ!僕は一家の代表として泥を被っただけです!
(月子)あっ!そう…そうね。
そうね。
マーくんが責められるのおかしい。
方法はどうあれみんな遺言の内容を知りたいんじゃないの。
ねえ?この親にしてこの子あり。
でどんな内容だったの?
(正春)さあ?ただでは教えられません。
ふざけるのはよしなさい。
わかりました。
申し上げます。
おじいちゃんは…河村龍太郎は遺産を…。
海外で医療活動を行う団体に全額寄付するそうです。
(陽子)海外に全額寄付!?よ…要するに私たち家族にはゼロ!?そうみたいだね…にわかには信じがたいけど。
ただし!どの団体にいつ寄付するかについては孫の婿河村育生に全権委任する!
(陽子)嘘でしょう!?
(月子)嘘に決まってる。
マーくん冗談下手くそなんだもん。
(正春)馬鹿にするな!俺はあんたが思ってるほど…馬鹿じゃない。
なんで盗聴なんかしたか言ってやろうか?ただ遺産が欲しくてやったんじゃない。
おじいちゃんはきっとみんなが呆れるような遺言を書いてくるだろうと思った。
その読みが当たってるかどうか確かめたかったんだ。
当たってたよ。
予測以上だったけどねえ。
だって…全額寄付!ハハハハ!最高!ハハハハハ…!何がおかしいんだよ?家族をもめさせて何が嬉しいんだよ!そういうのが気に入らねえって言ってるんだよ。
(一同)ああっ!かっこつけるんじゃねえ!かっこつけるんじゃ…!やめて!なんでこんな事になるのよ!俺は馬鹿じゃない…。
35年間俺は…馬鹿な役を…やってただけだ!やってただけだ!!マーくん…。
弱き者は舞台から退場する
(月子)マー…マーくん!
それが定め

しかし弱者が去り平和が訪れるわけではない
マーくん!あ〜疲れた…。
ビールとから揚げとマーボともずく!
(渡辺美香)はいよ!
(渡辺達哉)育生楓ちゃん家に帰っちゃったんだって?うん。
電話あったわよ。
寂しいけどさそれが一番いいんだよね。
おばちゃん言ってるわりに寂しそうじゃないね。
まああっちの婿でいれば莫大なお金がもらえるんだもんね。
(華子)そんなんじゃないわよ。
(美香)でもわかる気がするな。
おばちゃんめっちゃめちゃ苦労してきたんだもんね。
そうだよ。
育生の親父さんと別れてからおばちゃん働き詰めだったんじゃない。
少しぐらいさ息子の逆玉喜んだって罰当たらないよ。
ちょっと!シーッ!他のお客さんに聞こえるじゃない…。
(美香)お待たせしました!さんまの塩焼きです。
(佐藤肇)元気そうだな。
そして新たな敵が登場する
それもまた定め
(月子)マーくん…。
マーくん!マーくんどこ行った?マーくん…。
携帯も電源切れてて…。
(泣き声)私も泣きたいよ。
全額寄付ってさこの家がなくなっちゃうって事!?それは困るわ…。
どうして?まあこれにて相続争いはおしま〜い!って事だね。
あ〜あ…。
なんでこんな事に…。
(恒三)今さら何を言ってるんだ?君が管理を任されたという事は君が遺産を自由に出来るという事だ。
君のものになったも同然じゃないか。
育生が頼んだみたいに言わないで。
どうなんだ?育生くん。
出来るだけみんなが争わなくていい遺言にしてください。
(陽子)そうなの?育生さん。
あなたがそう仕向けたの?
(凜子)ああ…初めから計算ずくだったんだ。
なんてお父さんたらし込んだのよ!?
(陽子)答えなさいよ!いくら婿でも河村家の家の財産を左右するなんて出来ないのよ!許せない!許せない!許せない!何もかも壊していく!どうしてくれるのよ!?どうしてくれるの?どうしてくれるの?どうしてくれるのよ…!
はしごを外されて怒る者
重しを背負わされ嘆く者
これぞ遺言
まさに争族の舞台の山場
それは悲劇かそれとも喜劇か
あなたとて他人事ではない
そこに命と金がある限り
まことにご愁傷さま
(肇)育生…。
なんで…。
(華子)お金を要求してくるかもしれない。
(凜子)縁を切るとこ。
やめてーっ!
(一同の笑い声)何がおかしいんだ!!僕にください。
え…?僕に遺産の全てを譲ると遺言を書き換えてください!2015/11/19(木) 21:00〜21:54
ABCテレビ1
遺産争族 #5【おじいちゃん、死す!?ついに明かされる衝撃遺言!】[字]

死期の迫った龍太郎(伊東四朗)が「危急時遺言」を決行。しかし育生(向井理)が“ある頼みごと”をしたことで、とんでもない遺言が出来上がっていて…!?

詳細情報
◇番組内容
“ムコ入り”した研修医・育生(向井理)。そこには“遺産”を巡っていがみ合い、欲望にまみれた一族がいた!—育生と楓(榮倉奈々)の幸せな結婚が引き金となり、家長である龍太郎(伊東四朗)のにぎる約10億円の資産を巡り、「家族」は「争族」へと変貌していく。金を巡る骨肉の争いが、「家族」の本当の姿をあぶりだす!果たして遺産は誰の手に?愛憎にまみれた新しいホームドラマ誕生!
◇出演者
向井理、榮倉奈々、余貴美子、室井滋、板谷由夏、鈴木浩介、堀内敬子、真飛聖、渡辺いっけい、岸本加世子、岸部一徳、伊東四朗
◇脚本
井上由美子
◇演出
常廣丈太(テレビ朝日)
◇音楽
沢田完
◇主題歌
いきものがかり『ラブとピース!』(EPICレコードジャパン)
◇スタッフ
【ゼネラルプロデューサー】内山聖子(テレビ朝日)
【プロデューサー】服部宣之(テレビ朝日)、峰島あゆみ(テレビ朝日)、霜田一寿(ザ・ワークス)、池田禎子(ザ・ワークス)
◇おしらせ
☆番組HP
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ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字(字幕)

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
映像
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz

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