日曜美術館「写狂老人“時”記〜写真家・荒木経惟 75歳の日々〜」 2015.11.22


10月のある日。
東京・南青山のギャラリー。
いらっしゃいました。
サンキュー!わざわざ…。
こんにちは。
失礼します。
いやいや久しぶりっつうか10年ぶりぐらいじゃないか?「ダ・ヴィンチ」の…。
これこれ。
どう?当時僕30歳でとにかくこの日撮影に行くの緊張していていや〜…もう何もない自分を荒木さんに撮ってもらうってどうしていいか分かんなくて。
アタシはこの時期にはすごく澄んだやつだなと思いながらさ撮ってたけどね。
透明感があったよね。
今はどうだか分かんないけど。
我らが司会者井浦新さんが恐縮しきりのこの人物。
天才写真家アラーキーこと荒木経惟さん。
世界的に活躍する巨匠です。
荒木さんといえば女。
女のエロス。
グー!そうそうそう。
OK。
偶像になっちゃうとダメなんだ。
はいいきましょう。
よし。
もちろん男も撮ります。
こちらは今をときめく女優。
きれいだ。
よし。
グー!イェイ。
ナイス!東京・銀座で街行く人々を撮る荒木さん。
がんを患いその後右目の視力を失いました。
それでも「写狂老人」と名乗りカメラ片手に疾走を続けます。
今何を思い何を撮っているのか。
今日75歳なの。
北斎は75の時に「画狂老人」。
アタシは「写狂老人」。
えいっ!5月25日。
この日は荒木さんの誕生日。
例年誕生パーティーと新作展のオープニングが開かれるのが習わしです。
75歳のお誕生日という事でおめでとうございます。
(拍手)「写狂老人エロジィ」という曲です。
サンキュー!
(拍手と歓声)おめでとうございます!75というのはアタシの勝手にライバルにしてる北斎というのがいるのよ。
彼はね75の時に「画狂老人卍」って付けたわけ。
自分これから。
それにもじってアタシも「写狂老人」というふうにあそこにばらしてるけどね。
焦ってんだ調子悪いし。
何を焦ってるかというとあまりにもたくさん天からの才能をもらっちゃって使い切れるかどうか間に合うかどうかというところで悩んでんだ。
衝撃的なタイトルの写真集です。
2008年がん宣告。
入院・手術。
自らを被写体としてその体験を写しました。
そこまでやるのという一枚。
痛々しい手術の傷痕です。
こちらはすてきなナースの笑顔。
写真集は病院での日々の記録かなと思いきやページをめくると…あれ?突然現れた北島康介さん。
そして次はエロチックな女性のヌードです。
荒木さんの写真とは自らの目にうつる一瞬の時を切り取る事。
病床の自分もヌードも桜の古木も等しく大切な人生の記録として今ここに差し出されているのです。
今年の7月六本木のスタジオです。
遠くから現れる妖精な。
その辺からね。
今回はファッション雑誌の撮影。
ちょうどこの辺で決めてくれ。
分かりました。
一回決めて撮る。
はい。
ハーイイェイ!お〜いいぞ。
モデルは今をときめくスター女優水原希子さん。
イェイ!グー!そうよし。
そう。
美女を前に気合い十分の荒木さんです。
そう。
はいエッチな風がいきます。
イェーイ。
ナイス。
ファッションの街表参道。
荒木さんの写真展のフラッグ「男」の文字が躍っています。
「男−アラーキーの裸ノ顔−」と銘打った個展会場。
エントランスを飾るのは二人のたけし。
1997年のビートたけしさんと2014年の北野武さん。
顔顔顔。
俳優画家ミュージシャン作家スポーツ選手など。
1997年以降月刊誌「ダ・ヴィンチ」に掲載された男たちは210人にも及びました。
穏やかな大人の風格王貞治さん。
背後には強い意志のオーラ。
特攻隊の飛行服。
この日の撮影で野坂さんは女性を遠ざけ股間を露出したといいます。
べろを出すという予想外のアクションは水木しげるさん。
それぞれの強烈な個性が一目りょう然。
出会ってね撮り始めて大概これ10分ぐらいで撮ってるんですよ。
その間に火花散る真剣に散る時が2〜3秒あるわけ。
その時なんだよねこれ。
だから肖像にしたくないわけよ。
偶像オブジェに。
オブジェにしちゃあね死んで固まっちゃうから。
やっぱり何ていうの体温とか生気がなくちゃいけないわけ。
一番生気がある。
真剣でちょうどぶち当たった瞬間がこれじゃないかなその時がいい写真が撮れてんじゃないかなというような感じがあるんだけどね。
さて荒木さんが男を撮る真剣勝負の現場をちょっとのぞかせてもらいましょう。
この日現れたのは旧知の糸井重里さん。
スリッパある?ああ…。
何かうきうきした感じが出すぎてるな。
うきうきしてる。
ちょっと待って下さい。
抑えるからね。
うきうきしない。
うきうきしない方がいいですよ。
ちょっと顎を引くとどうでしょうかね。
ああごめん。
そう。
こういう時はね肩もむといい顔になるの。
ありがたい。
はい。
眼鏡なしも撮っておきましょうか。
はい。
う〜んそうです。
1回目。
はいいきましょう。
よし。
口がちょっと弱いね。
優しすぎる。
ああいいです。
一番…うんグー!OK。
ああやって撮ってるんだ。
大体ね。
女のヌードを撮る時と同じですよね。
うん。
最初のタイトルの始まりが「裸の顔」じゃない。
来てさ「脱ぐんですか?」ってそうじゃないって。
男は顔がヌードなんだって。
脱げちゃうよね。
みんないい顔になってくれるしさ。
だからもう…ちょっと乾いたホモ関係というかさそういう感じ男を撮る時はね。
そういうあれがないと。
瞬間の男同士の恋愛を。
5分だけの。
ちょっと今褒められてるような気がしましたもん。
せいぜいこっちから引っ張り出そうと思ってるのはワルじゃないとね魅力ないんだね男は。
どうしてそれがさ分かるわけ?その人のワルっぽさは。
それはレンズが分かるんだ。
カメラが分かるんだろきっと。
荒木経惟撮影糸井重里67歳。
男の色気も人生もそれぞれの生きた時代さえも写し出すのが荒木さんです。
新藤兼人さんの場合これはねスタジオじゃなくてもねもう車椅子だったから白バックも持ってって後ろに置いてどうしても無地にした方のが新藤さんの過去とか未来も。
特に現在進行形ね。
このあと1本撮ったもんな映画。
そういうのが出るんですよバーッて。
いいね江夏さんもね。
サウスポーだから。
そういうところ気遣いなんだね。
なぜこれを入れるかってところが問題なのよ写真家の。
頂点だねこれは。
きっと武さんは。
これはねアタシも気に入ってんだ。
最初の時もね転んでそういうちょっと若気の不良だったけど今ジジイの不良だね。
その不良性がすごく撮れてるし出てるしすごくいい写真だと思うんだけどな。
う〜ん。
写真家としての荒木さんの出発はほぼ半世紀前に遡ります。
壁面を埋め尽くすおびただしい数の書物。
全て荒木さんの写真集です。
1970年から42年間に出版された単行本雑誌展覧会の図録などその数454冊。
1940年東京・台東区のげた屋の息子に生まれた荒木さん。
アマチュアカメラマンだった父親の手ほどきを受け小学生の頃からカメラを手にしていました。
大学生の時に近所の子供たちを撮影した「さっちん」。
1964年第1回太陽賞を受賞。
写真家デビューを果たします。
30歳の荒木さん。
千葉大学工学部を卒業後電通のカメラマンとして勤務のかたわら次のステップを模索していました。
1971年「センチメンタルな旅」を自費出版。
実質的な処女写真集でした。
「もう我慢できません」で始まる有名な荒木さんの写真家宣言。
「この『センチメンタルな旅』は私の愛であり写真家決心なのです」。
「自分の新婚旅行を撮影したから真実写真だぞ!といっているのではありません。
写真家としての出発を愛にしたまたま私小説からはじまったにすぎないのです」。
妻陽子さんとの新婚旅行の記録であるこの写真集には写真とは何かについての荒木さんの確信が表明されています。
私小説こそ最も写真に近いものだ。
荒木さんの「私写真」の誕生でした。
現在も新しい写真集は次々と刊行され続けます。
「男」「道」「往生写集」「死小説」「人妻エロス」。
その創作のエネルギーは衰える事がありません。
お待たせしました。
天才アラーキーがいよいよ女のエロスを撮ります。
トンブ?今回の撮影の舞台は東京の墓場。
荒木さんが演出のイメージを語りかけます。
モデルは現在の荒木さんのミューズKaoRiさん。
アラーキーといえばエロチックでスキャンダラスな女性のヌードを思い浮かべる人もいるのでは。
ちょっと…。
75歳の荒木さんは今も果敢に女性のエロスに挑みます。
亭主の墓参りに来てさ墓守とできちゃうという女だよ。
そういう感じで淫らな女にしちゃう。
OK。
よし。
いいぞ。
墓場に来たやつが幽霊かなと思うぐらいの感じでいてくれ。
よし。
よしうん。
よしよし。
墓守の接吻。
パリでコンテンポラリーダンスを学んでいたKaoRiさんは2001年に荒木さんに見いだされ以来ずっと荒木さんのミューズです。
そうそうそれでいい。
すばらしい。
よしそうだ。
OKOK。
乳首に泥が付いてるぞ。
よしそうOK!すてきだ。
よしいいぞ。
グー。
OK!これまでもパリウィーンロンドンなどで個展を開催し大きな話題を集めてきた荒木さん。
来年4月から9月までパリのギメ東洋美術館で大規模な展覧会が予定されています。
インモラルね。
そう。
よ〜し。
今回撮影された作品もパリで展示される事になっています。
おおグー。
少しこういきましょう。
そう!よし。
そうOKそうだ。
NHKにおっぱい出るといいな。
あの持ってきたあれにしてくれ。
この日の撮影時間は3時間。
使用フィルムは10枚撮り50本でした。
8月。
東京・神宮前のギャラリーで開かれた個展の会場です。
タイトルは「淫夏」。
薄暗い会場には謎めいた作品が並び不思議な雰囲気が漂います。
ところでこの大量な物体何に見えますか?そう半熟卵です。
女性のヌードも半熟卵も仲良く展覧会場に並ぶのがいつもの荒木流です。
それだけだから何も…。
例えば今夏でさこんな写真撮ってね見せてる場合じゃないんだよ普通は写真家というのは。
ヒロシマナガサキとか何とかあるでしょ。
そういう事あるからこんなのやってるのはほんとはねいけない人なの。
でもアタシの夏はこれなの。
どうしても淫らな夏になってるわけ。
ただいつも朝食で卵を食べてるのをただちょっと割って撮っただけでもいいし。
今ちょっと世間っつうか時代に気にして8月15日の日付を入れた写真を出してるの。
遠慮がちに印字された8月15日の文字。
不思議な人形の奥に幸せそうな家族が写っています。
こちらはありふれた街角の風景。
こうした作品をどう読み解くかはあなた次第というのが荒木さんのメッセージです。
会場の一角に空を写した作品があります。
荒木さんにとって空は特別。
数十年にわたって撮り続けたモチーフの一つです。
1990年愛妻陽子さんが42歳の若さで世を去ります。
「妻が逝って私は空ばかり写している」。
代表作「センチメンタルな旅冬の旅」。
荒木さんは死に向かう妻の姿を凝視しカメラに収め続けます。
入院中の陽子さんを見舞う日々。
道すがら目にした風景です。
「病院への近道の石段をこぶしの花を抱きかかえて上った」。
「すでに昏睡状態だった。
手指を握りしめると握りかえしてきた。
お互いにいつまでも離さなかった。
死にぎわに顔を何度も横にふった。
イヤイヤ死ぬのイヤ」。
「90年1月27日午前11時陽子は逝ってしまった」。
写真集は葬儀のあと自宅のベランダで雪の中を跳びはねる愛猫チロの姿で終わっています。
荒木さんが27歳の時に撮影した父長太郎さんの死。
闘病でやつれ元気な頃の面影を失った父の顔は画面からカットされています。
母が死んで一番すてきな顔になるアングルを探して撮ったという荒木さん。
その思いが見る者の胸に迫ります。
2011年3月11日以降荒木さんのレンズは東の空に向けられます。
この勲章。
荒木さんが受賞したすごい勲章です。
世界的に活躍する偉大な芸術家科学者に贈られるものでもちろん日本人としては初の受賞者でした。
2008年68歳の時の事です。
同じ年荒木さんをがんが襲います。
前立腺がんでした。
父母妻。
愛する者の死にカメラを向けてきた荒木さん。
この時初めて自らの病と死に向き合う事になりました。
でもアタシの場合はねその死神が寄ってきた時でしょがんが。
ところがアタシにはねいつもね女神がついてるから死神と女神がねもう2ついるわけ。
今ちょっとね気分としては死神の方が優勢だなという気分だね。
だから死が近づいてるというんじゃないの。
だって歩くのもヨタヨタしてんだもん。
荒木さん自身の生と死エロスとタナトス。
あの世とこの世を自在に行き交う旅人。
「でも色を忘れない」。
生きる事への強い欲望。
母の死とかさ父の死とか妻の死とかがんの宣告とかそういうような事件が起きるでしょものすごく。
そういう時はね何かねそれがその事がもう表現してるっつうかさ自分を表現しちゃってくれてるというような感じだから。
その時の気分というかその時の事を記録するっつうかさ撮るだけの作業で。
だから例えば創作だとかさ表現とかそういう言葉あるけどそういうんじゃないよね。
何か自分自身に起きたそれも死に近づいてる方の事件の方のが何かねざわざわ…自分自身が燃えるっつうか。
2015年8月15日。
戦後70年の終戦の日。
荒木さんがやって来たのは東京・青山墓地です。
タクシーの窓から墓地の風景を撮ります。
走行中の車から撮影する手法を荒木さんは「クルマド」と呼んでいます。
1988年以降しばしばこの手法によって東京の街を撮り続けてきました。
これね今日撮るためにレンズ壊してきたの。
ぶち壊してきたの。
レンズを壊してこれ。
命日だからね今日は。
8月15日。
ちょうどねこれが不思議な事にアタシの失明した方の端っこがちょっと見えんのよね。
それにそっくりなの。
偶然にレンズをたたいたら。
それで「右眼墓地」というタイトルでねやろうかと思って。
おおよしよしよしよしよし…。
東京のねビルがね墓標になる。
墓地に向けられたカメラ。
打ち砕かれたレンズはどのような世界を写し出すのでしょうか。
東京・南青山のギャラリーの一室。
この日荒木さんが手にしているのはカメラならぬ筆。
天才アラーキーは書の名手としても知られています。
はい終わり。
ね?右に寄ってるだろ?「右眼墓地」。
これがいいだろ「目」。
目ん玉縦になってる。
一瞬にして…おおいけたね〜!「右眼墓地」とは8月15日にクルマドで撮影された写真展の題名です。
やっぱりね写真もここだという時一応シャッターチャンス…いつでもシャッターチャンスだって言ってるけど実はあるんだけどそれと同じで一瞬の時がこの…何かの時をとったわけ。
時を書いたわけ。
「右眼墓地ネガエロポリス」展。
会場にはモノクロとカラーの新作75点が並びました。
終戦の日に撮影した「右眼墓地」。
大都市東京に墓場のイメージを重ねる荒木さんの心の風景のようにも思われます。
オレンジ色の写真は「ネガエロポリス」。
ネガをポジに反転せずそのまま作品にしたものです。
ポジとネガは生きる事と死ぬ事と同じようなものだと荒木さんは言います。
荒木さんにとって8月15幼少期の頃の東京大空襲の経験というのもきっとおありになると思うんですけど。
そんなにあれじゃないんだけどやっぱりね最初ね東京空襲…アタシの場合は今回「ネガエロポリス」の方は赤がないけど赤い空から始まってるの。
焼夷弾で真っ赤な近所が燃えてるのから。
それから始まって8月6日広島9日が長崎とかそういうのずっと続いてきてという事があるから何かねまだ引きずってるなという感じの思いがあるからどうしてもこういう映像を作っちゃうの8月15日という事が。
写真を撮った時って例えばその瞬間撮った時の自分の感情とかの変化とかもあったりとかして写真並べた時に何か優劣とかついつけたくなってしまったりするんですけど荒木さんの写真って優劣がついてなくて裸でも男でも女でも風景でもビルでも看板でもみんなが等価に横一列に並んでるというのはそれはどうしてなんですか?ともかくみんな何でもすばらしい何でも魅力あるのよ。
だからね平均って変だけどさずっと同じになっちゃうんだね。
今ね…そうだよな。
やっぱりまだね煩悩というわけじゃないけど欲情っつうかそういうの捨てたくないからやっぱりね女の子撮ったりとかそういうの忘れちゃいけないというのでやってるんだ。
要するにエロね。
エロとエゴ。
この2つはしっかり…。
少し話変わるんですけど例えば僕役者の仕事もやっていて役者であったらセリフをだんだんと脳が記憶できなくなる言葉セリフを覚えられなくなってくると正直怖さを感じたりとかするものだと思うんですね。
荒木さんは今右目の視力失ってだんだんと見えなくなっていくってそれって写真家にとって怖さみたいのって…。
それはね一番「怖い」という言葉を使うとそれが一番嫌だね。
というのは右目失明した時にひげそっててパッと消えたわけ見えなくなったわけ。
そんなような事があるから今でもひげそる時が気になるね。
これで左目もアウトになったらさというような感じが今一番怖いといったらそれだね。
他はもうがんだとかね何だそういうのは大丈夫だけどねしょうがない流れだからという。
この会場でも今こう見て写真をバーッと見ていって一番最後のあそこの一番最後の下の段の道というか道路でこの会場の流れもしこう流れてるとしたらそこの道路で締めているというのが僕今までも荒木さんの写真を見てきて終わらせないというか続いてって「俺は生きてんだ」というのをすごい感じる終わり方で締めていたのがすごい印象的に残りました。
ここんとこね要するに東の空でそれ撮ってる時に東の空というのは3.11の向こうに向けての祈る気持ちで撮った。
うちの屋上から脇の通ってる道を撮ったの上から。
「道」という写真集もあるんだけどちょっと上から見ててね悟ると言うと変だけど悟らされちゃうわけだよね人生行路というか道。
これが人生だというような感じにさせられかかったわけ。
それでやめて地上に降りる。
ところがねあれ雨上がりで雨がたまってるんだよ。
そこをジャブジャブと行きますよという感じなんだよ。
まだ当分止まんないね。
ハハハハハ!写真を一枚撮らせて下さい。
俺のさ持ってきて。
ありがとうございます。
東京・銀座。
荒木さんは歩行者天国の人混みの中にいました。
雑踏の中にねちょっと紛れ込みたいぶつかり合いたいという気持ちがある。
今度発表する時はねやっぱり雑踏の中のカメラがぶつかったというかさそういう写真にしたいねそっちの方に。
自らの老いも病も死も全てを抱き締めて生きていく。
ブレないボケない写狂老人荒木経惟さんです。
最近はもうちょっと長生きしたいなと思ってる。
仙人になりたいなんて思ってるわけじゃないけどさ。
ハハハハハ!今ね反省してラジオ体操を始めたんですよ。
それを毎日続けてるのラジオ体操。
そこなんだね。
きっと毎日だろうなやる事は。
歩く事でも撮る事でも。
だって途中で心肺停止っつって停止はいけない。
ずっと撮り続ける歩き続けるとかさそういう何かね続けてるという事がさ呼吸し続けるという事だけなんだやってる事が。
2015/11/22(日) 09:00〜09:45
NHKEテレ1大阪
日曜美術館「写狂老人“時”記〜写真家・荒木経惟 75歳の日々〜」[字]

天才写真家アラーキーこと、荒木経惟さん。7年前ガンになり、その後、右目の視力を失った。それでもカメラを手に疾走している。いま何を思うのか? 75歳の日々を追う。

詳細情報
番組内容
天才写真家アラーキーこと、荒木経惟さん。7年前にガンを患い、その後、右目の視力を失った。荒木さんは、北斎が75歳で画狂老人と名乗ったことをもじって、自らを写狂老人と呼び、カメラ片手に疾走を続けている。女のエロス、男の顔、旬なスター、そして、8月15日の東京…。次々とシャッターを切る荒木さん。いま、何を思い、何を撮ろうとしているのか。その日々を追いかけた。
出演者
【出演】写真家…荒木経惟,糸井重里,水原希子,KaoRi,【司会】井浦新,伊東敏恵

ジャンル :
趣味/教育 – 音楽・美術・工芸
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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