ボクらの時代 2015.11.22


今日の『ボクらの時代』は個性あふれる映画監督3人
(紀里谷)ハハハ。
どうしていいか分かんないなこれ。
お久しぶりです。
(岩井)お久しぶりです。
上海以来ですね。
(園)そうですね。
・「眠るくらい泣けばいいさ」
優れた演出力と映像の美しさで高い評価を得ています
映画『CASSHERN』『GOEMON』といった話題作を監督
最新作『ラスト・ナイツ』ではハリウッドデビューも果たしました
今回紀里谷さんの熱い思いに応えアカデミー助演男優賞に輝いたモーガン・フリーマンや名優クライヴ・オーウェンなどが顔を揃えています
海外での映画作りのためにロサンゼルスに移住した紀里谷さん
そこで6年ほど前に出会い交流を続けている…
2001年には映画『リリイ・シュシュのすべて』を発表
インターネットの掲示板に掲載された文章を原作としたこの作品
14歳の少年少女たちを描き世間に衝撃を与えました
『花とアリス』など女性の心情を巧みに描く手法は日本のみならずアジアで絶大な支持を得ています
(英語)
全編英語で撮り下ろし監督脚本プロデュースなど6役を一人で務めました
そんな岩井さんと紀里谷さんとことしの上海映画祭で意気投合したという…
「ジーザス・キリストをバカにするやつは…」
インディーズ系映画界で脚光を浴びました
その後46歳で『愛のむきだし』を発表
「愛は決して滅び去ることはない」
およそ4時間にわたる問題作は世界中の映画祭で熱狂的に迎えられ数多くの賞を受賞しました
激しい暴力描写の一方社会問題に切り込む作品も数多く監督
「俺の志は高いんだよ。
こんな定番の不幸話じゃへこたれねえよ!」「SOSを出してくれたの」
日本人で初めて受賞しました
「俺がスカウトした女の子には必ず…」
話題作が次々に公開され今最も多忙な映画監督といわれている一方で新たな挑戦を見せている園さん
「こちら鈴木洋子。
宅配便配達員として…」
独立プロダクションを設立し…
この3人がいるの変だと思ってるはずですよ。
テレビの前の人たちはたぶん。
そうかもしれないですね。
監督同士が会ってってあんまりない。
何かね周りの人間が会わせない。
監督同士が集まるとケンカするんじゃねえかみたいな懸念があるみたいで。
それとやっぱり映画界で異端という位置にあるので。
それぞれ?それぞれみんな異端でしょ。
いや…。
異端じゃないの?あぁはいそうです先輩。
そうです。
中国でも…。
今日の『ボクらの時代』は日本という枠を超え世界に挑戦する映画監督たちが仕事結婚から異端児だった少年時代まで大いに語り合います
俺照れくさくてラブシーンとか。
人の映画見てても…。
ふにゃにゃにゃにゃんってキスが始まるでしょ。
飛ばしちゃうもん。
お茶の間のような人だね。
そうそうそうそう。
お母さんが隣にいるみたいな感じで何かさ。
『LoveLetter』現場がわりと荒れてる系の現場だったから。
20も30も年上のおじさんつかまえて胸ぐらつかんで怒鳴り散らしたりとか。
今夜リンチに遭っても…。
何か意味分かんない。
映画の現場なんでしょ。
何で学校に服を着ていかなきゃいけないのかなって。
全裸で登校して。
セックスの情報を仕入れたんで「君の両親も同じことをしている」っていう号外を。
ちょっと待って。
ハハハハ!結婚するとやっぱ落ち着く。
結婚は2回やってんだけど。
俺は再婚したいです。
まる。
逃げたい。
全てを捨てて逃げたい。
先輩モテモテだよね。
何だ?上海でもね。
上海でも。
モテモテだよね。
何を言いだしてんの?すごい…すごいファンいっぱいいるじゃん。
中国にね。
アジア圏はもう強力でしょ。
強力だし。
でもね日本だって一緒に飲みに行くでしょ。
女の子がいるとね「あぁ岩井監督ですよね」「私『LoveLetter』大好きなんです」みたいになるんだよ。
俺絶対言われないもんそんなこと。
作品のイメージが乗っかってることだよね。
『愛のむきだし』の人って思われてる節が。
たぶん変態だと思われてる。
ハハハハ。
実際のとこどうなんですか?実際変態かって?変態ってほどじゃないと思うんだよね。
俺全然。
『CASSHERN』みたいな人だと…。
全然モテねえよそんなんじゃ!って感じだよな。
この前怒鳴っちゃったらしいじゃん。
誰に?若者たちの前で。
ハハハハ。
学生ね。
怒鳴っちゃいましたよ。
だってなめたこと言ってんですもんすげぇ。
いや何か講演会みたいなのが組まれて。
こっち真面目に答えてるじゃん。
それなのにさすげぇつまんなそうな顔してるやつがいたからこう何かやっちゃってさ他のことを何かやっちゃって。
「もういいから帰れよ」って言ったの。
それ悪くないでしょ?大丈夫でしょ?そういうとこばつん!って抜かれて紀里谷が怒鳴ったとか書かれるんだけど帰れっつったんだけどそいつは「いやいやいます」って言って。
そしたら一人の子がなめた質問またし始めちゃったわけ。
どうでもいいような芸能ネタのこと言い始めて。
「お前さそんなことを言うためにここ来てんのかよ」と。
「こんな時間なかなかないんだから真面目な話しろよ」みたいなことを延々とやったってだけの話です。
自分もそうしませんか?いや僕そういうのはめんどくさいんでスルーします。
まともに答えるわけですか?20年ぐらい前だったらがんがん言ってたけど。
もうないね。
逆に何か昔ぴあのそれこそフェスティバルみたいなときに呼ばれて自分の作品を出したりなんかするとこてんぱんにたたかれたってのはあるけど。
当時はこてんぱんっていうのが風習みたいなとこあったから。
やられました?やっぱり。
何かあった。
それって何か怖い怖い日本映画界の常識みたいなとこ。
それって俺入る前に映画に入る前に聞いてたのが技術スタッフが言うこと聞いてくれないとかそういうのってあったんですか?あったあった。
自主映画からぴあでスカラシップで300万もらってプロのスタッフと一緒に映画を作れるよっていうご褒美をもらってやったときは当時としてはまだ助監督から上がってくるのが当たり前だからそんな変な8mm撮って坊主が映画撮らしてもらえてそんなの知ったことかっていうイメージがわーっと。
と言いながらそこの現場に来てるわけでしょその人たちは。
うん。
ハハハハ。
意味不明だよね。
俺そういうのが何かすっごい嫌なんだよね。
じゃ来んなよと思うよね現場に。
そこまでぐだぐだ言うんだったら。
そこと戦えるかどうかっていうね。
分かんない。
何で戦わなきゃいけないのと思わない?だっておんなじものを作ろうとしてるわけじゃん。
今はこうだけどそういう暴力性の高いプロの現場入ってやろうと思ったときはこっちももう命懸けだから今夜リンチに遭っても…。
何か意味分かんない。
映画の現場なんでしょこれ。
何なんだよって感じ。
みんなからぼこぼこにスタッフから殴られてもお前ら全員首だって言えるメンタルでいれるかどうかっていう。
あっ今日いれると思うから現場入れるみたいな。
そんな感じなんですか?あったと思う。
マジで?だから結構こっちもケンカっ早くなっちゃって20も30も年上のおじさんつかまえて胸ぐらつかんで怒鳴り散らしたりとか平気でしたよ。
それ何の映画のときです?『LoveLetter』ぐらいまではそういうテンションだったかな。
『LoveLetter』のときも怒鳴ってた?『LoveLetter』のとき怒鳴ってましたね。
『LoveLetter』現場がわりと荒れてる系の現場だったから。
わりと荒れてる系の現場っていうのがよく分かんない。
だんだん来なくなっちゃって。
誰が?スタッフが?スタッフ来なくなったり。
最後だって助監督と俺と行定って監督になった彼ともう一人カチンコ打つしかできないような3人と製作部ほとんどいなくなっちゃって。
すげぇ。
そう。
俺演出部としかぶつかったことない俺。
わりとみんな言うこと聞いてくれるんだ。
でもねやっぱり俺向こうでやってて思うけどみんなねいい人なんですよ。
だから技術があるのは当たり前でそれで人と仲良くできなかったら次から呼んでもらえないからみんな必死になって優しくしようとしません?先輩も撮ったでしょ『ヴァンパイア』向こうはスタッフをまずオーディションするもんね。
カメラマンのオーディションっていうの驚いちゃうよねあれ。
結局その企画自体は流れたけどある企画でカメラマンのオーディション延々にやるから。
駄目だとすぐ首にしちゃうでしょ。
俺すぐ首にする。
すぐに首に…。
プロデューサーとかも来て「あいつどうだった」っつって「別に大丈夫だけど」って言うと「彼裏でねこういう問題今日3回ぐらい起こしてるんだけど代えようか?」「ああ」って言うと翌日もう違う人が来る。
それは何の…どこの?どの部署でも。
撮影監督も代わっちゃうし。
俺今回役者首にした。
役者?途中から…。
途中から首にしました。
それ撮り直しってこと?撮り直し。
シーン撮り直しました。
それはめんどくさいね。
めんどくさいけどもしょうがないですよね。
できないんだもん。
演技が…?演技がはまんなかった。
だってサッカーやっててさ点入れられないやつがいたらやっぱベンチ下がるじゃないですか。
それしょうがないですよ。
それが何かこうそれはひどいとか言われちゃうんだけど。
『CASSHERN』のときに助監督何人も首にしたとか言ってすごいそれひどいって言われちゃったんだけどいやいや現場回せてねえってそれやるしかないですよね。
あと役者のオーディションもやったんだけどロスで。
みんな下調べ僕の映画をみんな見てきてるわけよ。
アメリカ人なのに。
ぴあのころの映画はどうやったら見れるんだ?みたいなことも言われてそんなの見なくていいよと8mm。
そのぐらい詳しくやってるのにもかかわらずいまだに日本ではこの前ある最近の映画なんだけどオーディションやってほぼみんな僕の映画見てなくて。
で原作も読んできてなくてお前何なんだってやつばっかなのよね。
ほんで何となく受かったらいいなと思って来てますみたいな。
だからその競争のシビアさが全然違うんだと思う。
だから日本はもうちょっとヤバいかもしんないねそれがね。
紀里谷さんが今回ハリウッドデビューを果たした最新作…
最高の俳優をキャスティングしたいという監督の熱い思いに応え名優モーガン・フリーマンとクライヴ・オーウェンの出演が実現
不条理な権力に挑む気高い騎士たちの男の世界を描いています
これ女の子出ないの?ほとんど出てない。
俺の映画もう男しか出てこない毎回。
女の子主人公ってない?ないな。
ないないない。
何でだろうね。
毎回思うのよ。
そういう女の子がいっぱい出てくる映画作れば…。
いっぱいじゃなくていいからさ。
どれだけ楽しいことかと思うのよ。
考えるんだけど気が付いたら男だらけになってるっていう。
女心分かんないもん俺。
さっぱり分かんない。
何であんな女の子をそう描けるの?女の子が好きだったんだろうね。
高校時代とか男子校だったりしたから余計女の子の話をみんなにしてあげるような。
若くしてデートとか色々成熟した女性経験っていうんですかデートとかが早い人とかは…。
いやでもそんなに早くないですよ僕。
高校2年とかですね。
僕はもう22までデートしてないんで。
マジっすか。
だからそういうのが陰湿なっていうか女性に対するエロい視線をずっと支えてきたっつうかね。
でもそのう描写でねおっぱいぶるぶるみたいなのってやってて照れたりしないですか?おっぱいぷるぷるって…。
そういう描写みたいなのって。
僕そういうときは照れないというか心からあ…揺れてるなって。
俺照れくさくてラブシーンとか。
ちょっと無理って思っちゃうんですよね。
あんま得意じゃないけどね。
得意じゃないの?現場で見て見ぬふりしてる。
させときながら。
「勝手にやって」って自分見てないの?見てるけどえらいことさせてんなとは思うよねやっぱり。
自分がさせてるわけじゃない。
そりゃそうだよ。
それを受け止めきれないっちゅうか。
ある種の変態だよね。
うん。
だから俺AVでも撮って鍛えようかなとか思うぐらい何かもうね居たたまれなくなっちゃうんですよ。
ラブシーンって。
俺人の映画見てても飛ばしちゃうもん。
ラブシーン始まっちゃうと。
そこまで?俺見てられないと思っちゃうの。
よっぽどのラブシーンってこと?それは。
何かこうふにゃにゃにゃにゃんってキスが始まるでしょ。
その時点であー始まったって思ってこう…。
それは早いね。
何かどうしていいか分かんないんだよね。
それちょっと飛ばし過ぎ。
お茶の間のような人だね。
そうそうそうそう。
お母さんが隣にいるみたいな感じで何かさ。
あー始まっちゃったってなっちゃうのよ俺。
だって中国でほれてたじゃん。
秘密?日常的に…。
そんなことありましたね。
女優にほれてて「この子のために僕は映画を作る」とか言ってて。
ハハハハ!ねぇ。
ホントだよね。
あの企画はどうなったの?なくなりましたね。
なくなったのか。
何だ。
園さんどうなんですか。
いっぱい出てくるじゃないですか女の人。
これはもう確実に恋してますよ僕。
ないと…。
撮れませんよね。
撮れない。
うんそうだね。
園さんは2011年映画をきっかけに女優の神楽坂恵さんと結婚しました
結婚によって監督という仕事に何か変化はあったのでしょうか
結婚するとやっぱ落ち着くっていう感じがする。
落ち着く?落ち着く。
だから現場でちょっとかーっとなることが昔はよくあるけどまったりとしてきた。
まぁいいかなって。
まぁいいかなっていうと何か妥協っぽい。
それはちょっとあれだけど。
岩井さんは?一人で生きてるわけじゃなくなってくるからそこはやっぱり色々ね。
子供ができたりとか色々してくるから。
子供いないんでしたっけ?まだ。
もう何歳ぐらいの子供?僕はもうね二十歳になったのが一人いるんです。
早い?結婚したの。
30代前後ぐらいに。
ちょっと2回しちゃってるもんですから。
結婚は2回やってんだけど式みたいなものとかはあんまり。
やってないんだ。
サインだけとかぐらいな感じの…済ませてしまったんでいまだに申し訳ない感がありますけどね。
俺は再婚したいです。
まる。
あれもシステムだよね。
結婚もさ。
再婚したいっておかしいんだけど。
別にどうでもいいんだけど。
ドイツで…結局法案通らなかったんだけど。
賃貸マンションと同じで4年ごとにもう一回更新するかをやるっていう。
結婚をね。
結局可決しなかったけど。
俺それすっげぇいいアイデアだと思ったんだよね。
いいと思う。
だって言いだしにくいじゃん。
そういった方面のことってもしも嫌になってきても。
でも4年間の間に少し緊張感もあるでしょ。
そりゃそう。
奥さんも結婚したからって裸で歩き回ったりそれこそプッとかね。
ププププッてソファでやっちゃったり。
そういうのがこんなことしてたら4年後にあれだわと思ってデートのときのようなちゃんとお化粧もしてくれて。
俺もそう思う。
なるほどね。
俺何で一番最初のデートの感覚が続かないのかって悩むよね。
ハハハ。
それはまぁね。
そのときに更新をやめたい側がいてもう片方が絶対嫌だってなると。
それだから違うんです。
今までの離婚はそういうことでもめるでしょ。
でもドイツの法案は一方が駄目って言ったらもう終わりだから。
終了。
終了。
うわー。
俺は誰かと無人島に逃げたい。
全然話が飛び過ぎて分かんないんだけど。
俺は誰かと無人島に逃げたい。
全然話が飛び過ぎて分かんないんだけど。
結婚してもう俺はその人と無人島に逃げたい。
映画もやめて。
やめて。
全てやめて。
けだものを矢で追って。
そうそう…。
子供つくってっていうのが俺の夢。
それでも逃げていいと思えるぐらいの人と出会いたい。
それがザ結婚ってこと。
ザ結婚っていうか。
結婚は別にどうでもいいんだけど逃げたい。
逃げたいの。
全てを捨てて逃げたい。
子供のころから逃げるっていうことがすっごいね俺の中で欲求があって。
子供のころ朝たたき起こされて「ほら行くよ」って言われて車に詰め込まれて。
荷物が詰められて。
これが夜逃げってやつだ!と思って。
俺たちこっから逃げるんだ!って思ってすっごい浮き浮きしてたんだけど。
単純にどっかのおじさんちに行くっていうだけの話だったんだけどさ。
それくらい俺逃げるっていうことに対してすごい何かあるんだよ。
ロマンチシズム。
今や日本という枠組みに捉われず海外でも活躍する3人はどのように育ったのでしょうか
超子供時代何やってた?俺?俺はもう単純に何の屈託もなく育ったから。
自由そうだよね。
がき大将だったし友達いっぱいいたし。
ただ学校の教師だけは許せないって思ってたから。
くだらない校則とかいっぱいあるじゃないですか。
こんな校則とかルールに従うことが何の学習と関係あんのかって作文のときに俺だけそのテーマでずっと書いて渡したら呼び出し食らっちゃって書き直せって言われたんですよ。
そこがもう俺はもうホント許せなかった。
人生で初めて殺意というものを感じた。
ホントに。
今も「起立礼着席」ってやってんの?学校って。
分かんないけどやってんじゃないですか?俺あれ一回もやってなかった。
マジで!「理由が分かんないから先生が理由言うまでは僕はやりません」って小学校1年のときから。
ずっとやんないで6年生まで。
素晴らしい。
岩井さんは絶対に昔から女子にモテそう。
そんなことないです。
それなのよ。
そこなのよ。
この人のずるいところは。
何か図書館でたそがれてて。
そうですそうです。
図書委員が「何してんの?」って寄ってくる。
そのときにもうすでに『LoveLetter』の最初のアイデアが少しあって。
逆に土曜日のお弁当があって。
普通平日金曜まで給食で土曜日はそのまま帰れたのが俺たちの代から食事の時間が残っててただ給食出ないからお弁当持ってこなきゃいけないっていう状態で。
ハンガーストライキやったことあります。
何だそれ意味分かんない。
早く帰せっていう。
もう帰りたい。
「食わない」と。
見たい番組もあったんだけど。
それ職員室まで一応呼ばれて。
呼ばれて。
呼ばれて。
OK。
ハンガーストライキ。
何の認め合い会なんだろう。
ちっせぇ。
いやでも俺ホントにもうそこら辺の学校っていうものに対しての怒りがすさまじかった。
その当時から。
僕はもう何で学校に服を着ていかなきゃいけないのかなって疑問が湧いて全裸で登校して。
小学校何年のとき?2年ぐらいのとき。
まぁ一種のエクスペリメンタルイベント。
実験精神。
めちゃくちゃ怒られて。
じゃあ下半身だけ出して歩こうとか。
いろんな試行錯誤したけど結局駄目だったっていうのから革命家になってって。
ものすごい腹が立ってきたから。
何に腹が立ったんですか?全てに。
実験を許さない学校に…。
なるほどなるほど。
うん。
僕は変態ではなく実験がしたかっただけなのに。
だから広報部とかいろんな放送部とか全部掛け持ちして新聞も全部僕が作るんで。
まぁ朝は駄目だけど。
いち早くセックスの情報を仕入れたんで「君の両親も同じことをしている」っていう号外を。
ちょっと待って。
ハハハハ!ちょっと待ってその学校は園子温にジャックされてたんですか?ひょっとして。
そうしたらみんな号泣しだして。
何で?何で?「うちの両親はそんなことしてない」ハハハハ。
カルチャーショックも甚だしい。
何か高校の途中でアメリカ行っちゃったって。
中学中退。
中学2年生でアメリカ行っちゃったんですよ。
とにかく学校が嫌いで嫌いでしょうがなくてアメリカに行かせてくれっつって親父に頼み込んで。
僕はもう学校はいい思い出ないけど。
そんな辞めさせて…そんな両親フリーダムじゃないから。
めちゃくちゃ厳しかった。
どれぐらい厳しかったんですか?まぁお父さんもうお亡くなりになったんですけど一番最後のころなんだけど地元に帰ったとき「あっしまった」と思ったんだけど赤いTシャツ着てたの。
もはや21世紀よ。
「赤いTシャツとは何だ」っつって。
「ふしだらだ」って言われた。
明治じゃないからね。
お父さん何されてる人だったんですか?大学の先生。
あぁーそうなんだ。
だから小学校のときだって普通にこうやってるだけで「何をカッコつけてるんだ」って言われて。
「えっカッコつけてる?」ハハハハ。
マジで?カッコつけてるつもりないんだけどなと思ったけど「駄目だ。
何かカッコつけてる空気を感じる」っつって。
ヤバいじゃないですかそれ。
めっちゃ息苦しかった。
だから全裸で学校行っちゃうわけだ。
そこら辺から全裸にならざるを得なかったんだと思う。
全裸で登校したりしてるのをお父さんは知ってたんです?それはまぁ暮れの通知表に「性的異常が見られる」って通知表に書かれてたから。
アハハハ。
今日は楽しかったです。
どうも。
ありがとうございました。
じゃあこれから飲みにでも行きますかね。
それでは今日も素晴らしい一日を
軽く。
行きましょう。
2015/11/22(日) 07:00〜07:30
関西テレビ1
ボクらの時代[字]

紀里谷和明×岩井俊二×園子温

詳細情報
番組内容
 『ボクらの時代』は、毎回、様々なジャンルで活躍する3人が集い、多彩な話題や事象を取り上げていくトーク番組。学者、デザイナー、ビジネスマン、アーティスト、教師、映画監督、タレント、そして政治家まで、一つのジャンルにとらわれることなく、今、旬で話題の人はもちろん、海外で評価を得ている人、大きな発見・発明を成し遂げた人、日本に感動を与えた人など、多彩な顔ぶれ。「日本のトップランナー」であり「先駆者」
番組内容2
であり「成功者」でもある彼らが、何を語り、何を想うのか。司会者を置かず、あくまでゲストの、気負わないトークのみで番組を構成。ある種、原点回帰ともいうべきシンプルな構成で、ゲストの顔ぶれと興味深いトークをお楽しみいただきたい。
 今回の『ボクらの時代』を彩るのは、紀里谷和明、岩井俊二、園子温の3人。数多くの映画監督の中でも異彩を放つ3人の話は、彼らの作品になじみのない人も必見!経験豊富な彼ら
番組内容3
だからこそ語ることができる映画界のウラ話に始まり、話題はそれぞれの家族や少年時代の話にまでさかのぼる。小学生時代にある「実験」を繰り返していたという園の爆笑必至のエピソードとは!?
 また今回は普段あまり語られることのない彼らの女性観にも触れる。「売れる女優を見抜ける」という岩井に対し、紀里谷は意外と純情派!?一人の男として女優たちをどのように見ているのだろうか?極上の30分間をご堪能あれ。
出演者
紀里谷和明 
岩井俊二 
園子温

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – インタビュー・討論
バラエティ – トークバラエティ
趣味/教育 – その他

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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