(石巻)おはようございます。
(関)おはようございます。
関西テレビの石巻ゆうすけです。
関純子です。
今朝も「カンテレ通信」でおつきあいください。
この番組では関西テレビの番組についてより多くより掘り下げた情報を提供するとともに視聴者の皆様の声に耳を傾け更に身近な放送局となれるよう取り組んでまいります。
それではコメンテーターの方をご紹介します。
メディアリテラシーにも詳しい作家の若一光司さんです。
おはようございます。
(若一)お願いします。
そして劇作家演出家としてご活躍のわかぎゑふさんです。
よろしくお願いします。
(わかぎ)よろしくお願いします。
まずはこちらのコーナーです。
ご意見ピックアップです。
このコーナーでは関西テレビに寄せられました視聴者の皆様のご意見をご紹介しよりよい番組作りを目指してまいります。
お二方にもご意見を伺ってまいります。
今朝もよろしくお願いします。
まずは10月6日放送の「ゆうがたLIVEワンダー」をご覧になった50代の男性からいただいたご意見です。
「女性殺害の大阪府警元巡査長懲役18年の判決というテロップが出ていましたがこういうテロップを出されると犯行時は現職の警察官だったかどうかがわからなくなります。
今は懲戒免職されて元巡査長と出しているのはわかりますが犯行時に現役の巡査長だったのか元巡査長だったのかでは捉えられ方も違ってくると思います。
事件の経緯を詳しく知らない視聴者にもわかるよう判決のニュースを放送するときには犯行時の情報をテロップで出すようにしてください」。
報道センターがお答えします。
「ご意見ありがとうございます。
この事件は今年1月大阪市内のマンションで当時大阪府警の巡査長だった男が交際していた女性を殺害した容疑で逮捕されたものです。
10月6日に出た判決で大阪地裁は検察の求刑懲役20年に対し懲役18年の判決を言い渡しました。
男は事件発覚後に大阪府警を懲戒免職されていますが国民の生命を守るべき現職警察官のときに犯した殺人ということで社会に大きな衝撃を与えました。
関西テレビの報道では逮捕されたり裁判を受けている人物の他ニュースで取り上げる方々については名前や住所肩書などが現在の本人と異ならないよう正確に表記しております。
このためご指摘のとおり犯行時に現職の警察官だった被告について現在は懲戒免職されていることから元警察官元巡査長と表現しました。
これをわかりやすいという理由だけで警察官巡査長と表記してしまうと正確な報道とはいえず殺人罪で実刑判決を受けているのにまだ警察官を続けているのかと誤解する視聴者も出てくる可能性があります。
またニュースの原稿では当時警察官だった被告は…などとできるだけわかりやすくなるよう柔軟に対応しておりますのでどうぞご理解ください」。
はい。
若一さんいかがですか?
(若一)このご意見伺ってねあぁなるほどそのとおりやと思いましたね。
で我々放送の現場ではこう慣れっこになってしまっててね元警察官とか元国会議員とか元つければそれで済むと思ってたとこありますけどもご意見のようにですねこの巡査長が犯行当時現職だったのかもう既にあるいはその段階で元で辞めてたのかいうことがわからないといえばわからないですよね。
だからそこのとこはやっぱりより丁寧に言葉遣いあるいはそのテロップの表現を考える必要があると思います。
それからデジタル化したことでテレビの画面が広くなってますからテロップに関してももうちょっと親切な面積が取れると思うんですね。
だからちょっと私考えてみたのに例えば元巡査長というんじゃなくてこういう表現もあると思うんですよ。
「大阪府警巡査長事件後懲戒免職」というねこれでしたら犯行当時は現職の巡査長だったってことがわかってもらえるかもしれない。
まあ一例ですけどもいろんな言い方表現の可能性はあるのでそれを模索すべきだとは思いますね。
ええ。
わかりました。
はいわかぎさんいかがですか?
(わかぎ)はい私もテレビを見そびれることが仕事上よくあるのでニュースに乗り遅れることがよくあるんですね。
であれ?これ途中どうなったんだろうとか思うことがあって多分この方もとても気になる事件だったと思うんですよ。
それが途中で多分見そびれたりとかしてこれどうなってんやろって思いはったこともあったと思うので先生のこれ今大賛成です。
しゃべってる途中であっこういう解決方法があるんだなと思いました。
明確によくわかりますよねこの表記はね。
(若一)他のもっといい言い方があるかもしれませんけどね。
後はどこまで肩書をね丁寧にご紹介するのかっていう。
(若一)いろんな事件がある中で。
事件がある中で。
それはどうでしょうね。
(若一)今回みたいにですね公的な職業まあ公職についている人がこういう事件起こした場合はやっぱりこう社会的影響も大きいと思いますんでね。
だから公的な職業に関する表現に限定してもいいと思うんですある意味でねそういう丁寧に言うということは全てのニュースでかなり煩雑になってしまう可能性がありますんでね。
やはり現職の警察官が犯罪を犯したような場合であればやっぱりこういった丁寧な…より丁寧な説明が必要かなという。
(若一)…と思いますねええ。
はいわかりました。
ありがとうございました。
続きまして男性の方からこんなお問い合わせを頂きました。
「関西テレビのある扇町公園付近から放送されているエリア放送について番組やその見方を教えてください。
また受信範囲はどのぐらいですか」。
このエリア放送とはワンセグ携帯などの受信機で見られるエリア限定の放送サービスです。
地上波やケーブルテレビの放送局や自治体ビルなどの事業者が開設し特定の施設内など小規模のエリアを対象に放送しております。
今関さんがフリップを持ってくれていますがこの関西テレビを送信場所として隣の扇町公園の中心部をほぼカバーしているというねこれがエリア放送ということですね。
この赤い線のところがこの範囲になるわけですね。
この…この辺りですねはい。
では技術推進部がお答えします。
「お問い合わせありがとうございます。
関西テレビでは毎週水曜日の11時から15時まで午後3時までですねエリア放送を行なっています。
内容は海外の風景映像などです。
通常の地デジと同じようにワンセグでも12セグのハイビジョンでも視聴可能です。
ただしメンテナンスなどの都合で予告なしに休止することがありますのでご了承ください。
カンテレ扇町スクエアの1階付近と扇町公園のほとんどで受信できます。
エリア放送が受信できる端末をスキャンしてUHF29チャンネルに合わせてください。
カンテレエリア放送と表示されます。
今は短い放送時間ですが徐々に拡大していきたいと考えています。
放送内容も現在のものに加えてカンテレの番組案内イベントのPRやエリア放送ならではの扇町に特化した情報を発信していきたいです。
そしてあってはほしくないことですが大規模災害で扇町公園が避難場所となったとき避難されてきた方々にきめ細かな情報提供を行なうことも検討していきます」。
はい。
若一さんエリア放送というのはご存じだったでしょうか?いや正直初めて知りました。
初めて知ったんでちょっと勉強してみたんですけども理解すればするほどこれから役に立つ放送だなぁと改めて思いましたですね。
スマートフォンがもう一般に普及してますから大体それでワンセグフルセグ見れますから。
一番必要だなと思うのは東日本大震災みたいにね広い範囲で災害に遭った場合ですね隣接する自治体でも全然状況が違うと。
あるいは避難場所1つ変われば全然状況は違うと。
そういう場合1つの避難場所だけでこれエリア放送共有しちゃうことができるわけですね。
これはすごいいいことだと思うんです。
でただそういう経験がまだまだ世の中に蓄積されてないのでそういうエリア放送始めるにあたってコンテンツがですねみんな困ってしまうと思うんですよ。
新しくやろうとした場合ね。
そういう場合にこのテレビ局みたいなコンテンツの先駆性を持ってるところがエリア放送向きのコンテンツを社会に向けてちょっと用意してあげるみたいなね。
そういうことがCSRといいますか社会貢献事業としてテレビ局がやってもいいんじゃないかという気はしますね。
わかりましたはい。
わかぎさんいかがですか?
(わかぎ)はい私名前は知ってましたけどもちろん見たことないんですけど。
ただ先生がおっしゃるように災害時のときに例えばTwitterとかFacebookとかYouTubeなんかに上げて…の情報がやっぱすごい錯そうしやすくなってるので。
逆にこう例えば関西テレビっていうところから放送されることで信用性があるっていうのもすごい大事なことだと思うので。
これから是非置いておいていただきたいというかずっとやり続けていただきたいですね。
まあせっかくこの土地柄扇町公園の隣という場所に関西テレビがあるわけですからそういったね大災害のときにはまたうまく利用できるようになればいいなぁというふうに思います。
地域限定というところにね特化するのも大事ですね。
このコーナーでは関西テレビの番組に対しますご意見を募集しております。
続いてはBPO放送倫理・番組向上機構からのお知らせです。
(ナレーション)
どんなテレビが見たい?
子供も大人も楽しめる。
人を大事に思ってる。
そして自由で夢がある。
あなたと放送局の懸け橋。
オンブズ・カンテレ委員会からの報告です。
関西テレビのオンブズマン機能を担います第26回オンブズ・カンテレ委員会が先月30日に開催されました。
委員会ではまずマイナンバー制度導入後の出演者などに関係する情報の保管など制度への今後の対応や社内の整備状況について関西テレビから委員に報告を行ないました。
また適正な放送を行なうため制作現場を中心に配布している番組の事例集について発行から1年がたち事例が増えたことから改訂を行なったことを報告しました。
委員からはこのような改訂が行なわれるのは非常に良いことで番組スタッフに幅広く読んでいただきたいと意見がありました。
続いて7月から9月に放送した番組で視聴者の皆様から寄せられたご意見について議論をいたしました。
まず取材を受けていただいた一般の方や視聴者の皆様からタレントさんの発言が非常に不愉快との声を頂いた番組がありました。
委員からは番組やタレントさんの品位に関わることで担当者からご本人にきちんと説明するなどそのあたりをもう少し考慮してほしいと意見がありました。
また津波注意報を示す地図のスーパーを放送する際近畿周辺をクローズアップして表示しましたが日本全国を表示してほしいという声が寄せられました。
この理由について注意報の本来の意味に基づいて放送局のある地域を中心に拡大して呼びかけることが正しいと判断していますと委員に説明しました。
以上オンブズ・カンテレ委員会の概要でした。
カンテレEYEです。
このコーナーでは関西テレビの番組を中心にメディアリテラシーメディアのメッセージをどう読み解くか。
またそれらとどうつきあっていけばいいのかについての情報を提供してまいります。
さて全国の民放各社が制作した優れた番組や研究業績などに贈られます日本民間放送連盟賞において関西テレビは今年度2部門で優秀賞を受賞しました。
今回はその受賞内容についてお伝えしてまいります。
まず紹介いたしますのは技術部門です。
スタジオには関西テレビ技術推進部栗山和久に来てもらいました。
おはようございます。
(栗山)おはようございますお願いします。
今回優秀賞を受賞しました…これ難しいんですよ。
画像認識による対象検出を利用したクロマキーカット割りシステムという新技術ねっ。
まずどういうものなのかこちらをご覧ください。
クロマキーとは背景に別の映像を合成する技術でテレビでも広く使われています。
これまでのクロマキーでは人物をアップにすると背景の地図はそのままなのでさし棒の先がずれてしまいます。
今回開発したシステムでは2台のカメラを用いてその映像を比較することにより人物を撮っているほうのカメラ映像に合わせて適切な背景を切り出して拡大。
違和感のない自然な切り替えが生放送でも可能になりました。
はい。
まあこれまではクロマキーを使う場合にはカメラは要は1台しか使えなかったからもう映像の切り替えっていうのはなかったということですねこれまではね。
スイッチですればできるけどもああいうふうに違和感出ちゃうんで演出上しないのが当たり前になってたというとこですね。
前に映ってる人たちをアップにしても後ろの映像は合成映像なのでサイズはそのままということなんですよね。
これはいかがですか?
(若一)私はスタジオでねクロマキー映像を真横でずっと見てきたもんですからちょっとびっくりしましたね。
あっこんなことができるようになったんだと。
で逆に視聴者の方から見たら普通…日常に物事を見てる目線と同じような見え方するわけですから全く新しい日本初めての技術だなということは認識されずに自然にご覧になってると思うんですけども。
技術としては我々現場にいたらこれすごいことだなぁと思いますね。
わかぎさんいかがですか?
(わかぎ)私今片平さんがアップになったことがすごいことだっていうのを認識するのに2秒ぐらい遅れました。
えっどこがどうなの?っていう。
一般の視聴者の方みんな…。
ごく一般人だと思います。
栗山さんこのシステム開発しようと思ったきっかけってどういうところなんですか?今ほんとに自然だっていうふうにおっしゃっていただいてたんですけども実はこの25年ぐらいの間にバーチャルシステムっていう高価な機材を入れれば同じことはできるんですけども非常に金額が高くてかつ準備に時間がかかるということがありまして。
もっと手軽にいろんなスタジオで使えるようにっていうことが開発のきっかけです。
これ費用はどれくらい変わるもんなんですか?そのバーチャルシステムと。
バーチャルシステムに比べてもう10分の1の費用でっていうのを当初から開発目標にしてやってます。
それ達成されたわけですか?
(栗山)今のところそこもうほぼ達成…。
今まだ開発は続いてるんですけどもね。
これ実際に「ワンダー」で使ってみたんですか?はいほんとにオンエアで実際に片平さんのお天気コーナーで使っていただいたんですけども片平さんとか技術スタッフが上手に使いこなしていただいたんで私ちょっと横でドキドキして見てたんですけどもまあ無事放送で使えました。
多少のコツは必要ですか?そうですねはい多少のコツは必要になりますけども今までよりも準備時間も短時間というかまあほとんどオンエアですぐに使えるようにっていうことで実際に使っていただけました。
なるほどあぁ〜すばらしい。
どうでしょう今後このシステムがねどういうふうに広がっていけばいいというふうに思います?そうですね放送局で関西テレビで使う仕事して今1台の機材をメーカーさんで更に処理能力上げるようにバージョンアップ中なんですけどそれとは別にもっと安価な機材で製品化していただいて。
例えば一般の企業さんとか学校の放送室のスタジオとかまあそういったところでこのアイデアで広く多様な演出をしていただくのが開発者としては希望持ってます。
今いわゆる放送局でない人たちもたくさん映像制作に関わっているっていう中で映像制作の世界に非常に広がりが出来ますよね。
そうですね。
ほんとに一般の方でもお宅でインターネット放送とかすぐにできるんですけども。
こういうふうにセットを組んでってなかなかいかないんで後ろ背景を例えばCGで…コンピューターで作ってそこでカメラを2台入れれば自然な演出の勉強ができるって言うとあれですけども。
手軽に使えることで放送の仕組みを皆さんわかっていただいてより演出の幅を広げていただければとそういうふうに思います。
(若一)技術的なねメカニズムがわからなくても結果としてこの技術が出来たことによって視聴者にとってもより見やすくわかりやすくなること間違いないと思うんですよ。
例えば今でしたら天気予報なんかで日本地図をですね背景にしながら大阪をさして大阪の天気を話してもアップで寄ったらそのさし棒の先端が大阪から離れて韓国になっちゃうとかねそういうことが起こるんで寄れないわけですアップで寄れない。
片平さんの顔をもっと近くで見たいなと思っても寄れないわけですよね。
これから…寄ったら寄ったとこでちゃんとさし棒が大阪で止まってるみたいな状態になるわけですから非常に親切な画面放送ができますよね。
とてもわかりやすいですね。
近畿の中でもちょっと限定でこうアップにできますしね。
(若一)だから逆に言えば何で今までそれができなかったみたいな気にさえなるでしょうね。
(わかぎ)栗山さんは会社員の方なんですよね?ふだんから何か開発…それが仕事っていうわけじゃないんですよね?今まではいろいろな仕事就いてまして。
ニュースのカメラマンもやってましたしこういったスタジオのカメラマンもやってましたし。
(わかぎ)すごいですね関西テレビって。
技術陣も頑張っております。
わかりました。
ありがとうございます。
栗山さんありがとうございました。
(栗山)ありがとうございました。
続いてはテレビ報道番組部門賞優秀賞を受賞しました「ザ・ドキュメント想いを伝えて〜阪神淡路大震災・父子が歩んだ20年」についてご紹介いたします。
VTRご覧ください。
阪神・淡路大震災で妻と三男を亡くした神戸市東灘区の長谷川博也さん。
関西テレビでは父博也さんと当時中学生だった長男小学生だった次男の日常を2000年に放送。
そして震災から20年たち現在2人の兄弟は社会人に。
いまだ断ち切れぬ母と弟への思いを抱えながら震災体験を伝えること生きることの意味をそれぞれの方法で模索する姿を追いました。
(ナレーション)起きたことはしかたがないと口にするようになりました。
(ナレーション)阪神・淡路大震災から20年の時が流れました。
はいこの番組を制作しました迫川緑ディレクターに来てもらいました。
おはようございます。
(迫川)おはようございます。
おめでとうございます。
ありがとうございます。
いい作品でした。
どうでしょう長きにわたって追い続けてきたそして番組として評価されたどういうふうにお感じですか?
(迫川)はい。
最初出会った…一家と出会った15年前はちょうど子供たちが中1と小6でほんと食べ盛りでお父さんは2人の残された子供を1人で育てるために自宅に学習塾を開いて料理は全部自分で作ると。
ほんと小まめな方でしっかり子供たちを食べさせるんだと。
でいつも身近に自分がいてお母さんの代わりもやるんだっていうことで日常を大切にするっていうことをすごく大事にされてきてその背中を見て子供たちは育ったんだなっていうふうに感じてたんですけれども。
今回またその15年後ということで子供たちがもう社会人になって当時を振り返ってどういう思いでこの20年歩んできたのかっていうことを語ってくれたその番組を評価していただいたということはお父さんの子育てもこれで良かったよって多くの方に言っていただいたような気がしてとてもうれしいです。
こう長く取材してきた迫川さんだからこそ対象者もねお話になった…親子3人の方がね本音をお話になったかと思うんですけどね。
カメラマンもずっと一緒でおっちゃんおばちゃんコンビで。
はははっ。
15年前の取材で一旦それを区切りに時々節目節目で取材はさしていただいてたんですけど。
基本的には何て言うんですかね…その後のプライベートなつきあいというのが続いてたっていう感じで今回改めて節目ということでインタビューをさしていただいたんですけれども。
こちらも一緒に食事したりする場面でそんな話になるわけでもないですしそれなりに自分たちの気持ちに折り合いをつけてるんだろうなって勝手に思ってたんですけれど息子たちがですね。
でもやっぱりその当時の起きたときのお母さんと弟のご遺体にも対面してるしそういう思いっていうのもずっと生傷としてこの20年抱えてきたんだなということが私たちも初めて知ったっていうところがあって驚いたっていうとこあったんです。
上のお兄さんは当時中学生で今小学校の先生になってねまた当時の思いをこう今の小学生に伝えたりとそういうようなこともあったというとこです。
どうですか?この民間放送連盟賞の審査員を私これまで十数回やったことがありまして。
その中でも優れた作品たくさん見てきたんですがそういう作品と比較してもずばぬけてすばらしい作品になってたと思います。
賞をもらって当然のすばらしい出来だったと思いますね。
阪神・淡路大震災から20年ということでね各局がいろんなちなんだ番組作ったわけですけどやっぱり1つ大事なことは20年という時間の意味をどう理解認識していくかというねそこの問いかけが非常に大きな重さがあったと思うんですが。
迫川さんお作りになったこの番組はほんとに20年という時間の意味が非常にはっきり見えてくる。
震災があったときっていうのはやっぱりどうしても震災そのものの事件の大きさといいますかね規模に目を取られるとこがどうしてもあるわけですけれども。
だんだん時間経てくるにつれてそれが実は大きな震災でも一人一人の人間の人生の積み重ね集積なんだというね。
結局一人一人の人生に落とし込まれていくんだということが20年を経て非常にはっきり見えてきた。
その現場をちゃんと捉えておられる。
それから震災に遭ったか遭ってないかは別にして1人の人間があるいは1つの家族が誠実に生きるというねその姿の重さといいますかねそれを非常にこう真正面から見ておられる。
それから技術的にはね演出もすばらしかったんですけどカメラがすごかった。
今のね最近のドキュメンタリーのカメラって卑しい表現が多いんですよ。
卑しいというか物欲しそうなね。
例えば取材対象者がちょっと目をうるうるっとさせたらいきなり目にアップで寄ったりとかね。
そこまでしつこいことするなといつも思うんですけども一切そういうことしなくてともかく取材対象者をちゃんと客観的に捉えてバストショットぐらいで動かないみたいなね。
そのことでね要するにあの兄弟あのご家族のですね逆に思いが非常にこう伝わってきたというねオーソドックスなすばらしさがありましたね。
15年追っていればアップにもしたくなりますけどね。
それをしないというねそこの取材者の力量はやっぱりすごいと思いますよ。
だからほんと自然にこうお話が聞けたんですよねあの取材対象者のね。
時々迫川さんが話しかけてる声が入るんですがその会話でも何かやっぱり取材の時間の長さを人間関係の深さを感じさせてくれましたしね。
わかぎさんいかがでしょう?
(わかぎ)私もう言いたいことは先生に全て言われてしまいましたけどほんとに一人一人しか手を握れないっていうのが人間の実情だと私は思うんですけど。
そういうところをほんとにこの一家に絞ってよく20年取材なさったなと思って感動いたしました。
ありがとうございました。
迫川さんどうでしょう?ドキュメンタリーのディレクターとして視聴者の方に是非お伝えしたいことは?まあドキュメンタリーってやっぱり地味ですし放送も深夜になることが多いんですけれども長い時間をかけてやっと見えてくるものっていうのがありますし。
特に震災後のどういう歩みをたどるのかっていうことは他の地域にも生かせることですので。
そういう制作環境を守るには多分ご覧いただいてる方の声が大事だなというふうに思いますので深夜ですけれど見ていただけたらなっていうふうに思います。
そうですねはいわかりました。
迫川緑ディレクターに来ていただきました。
ありがとうございました。
いやほんとにいい番組でございました。
(若一)まあたくさんの人に機会があればまた再放送で見てほしい番組ですね。
また…お父さんほんと頑張ってらっしゃったのがねとても印象的でした。
是非またすばらしいドキュメンタリー作れるといいですね。
(迫川)ありがとうございます。
期待してます。
「カンテレ通信」そろそろお時間となりました。
それでは皆さん良い日曜日をお過ごしください。
若一さんわかぎさんもありがとうございました。
今日の『ボクらの時代』は個性あふれる映画監督3人
2015/11/22(日) 06:30〜07:00
関西テレビ1
カンテレ通信[字]
『カンテレ通信』では関西テレビの番組などについてより多くの情報を提供し、また視聴者の皆さまの声に耳を傾け、さらに身近な放送局となれるよう取り組んで参ります。
詳細情報
番組内容
視聴者の皆さまからのご意見などにお答えする「ご意見ピックアップ」のコーナーでは
・ニュース番組での、事件の被告など「人物の肩書」の表記や表現のありかたについて
・関西テレビが取り組んでいる新しいサービス「エリア放送」について
などの内容をお送りします。
番組内容2
また関西テレビの番組やメディアリテラシーについての話題をお届けする「カンテレEYE」では、今年の「日本民間放送連盟賞」での、二つの優秀賞受賞のニュースを。
・報道番組部門の「ザ・ドキュメント『想いを伝えて〜阪神淡路大震災・父子が歩んだ20年〜』」と、
・技術部門の「画像認識による対象検出を利用したクロマキーカット割りシステム」について、
それぞれ関西テレビの担当者が解説します。
ぜひ、ごらんください。
出演者
石巻ゆうすけ(関西テレビアナウンサー)
関純子(関西テレビアナウンサー)
若一光司(作家)
わかぎゑふ(劇作家・演出家)
迫川緑(関西テレビ)
栗山和久(関西テレビ)
ジャンル :
情報/ワイドショー – 番組紹介・お知らせ
ドキュメンタリー/教養 – インタビュー・討論
ニュース/報道 – ローカル・地域
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