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北朝鮮、韓国の海上射撃に報復警告 延坪島砲撃5年めぐり談話
北朝鮮の朝鮮人民軍西南前線軍司令部は22日、北朝鮮による韓国・延坪島砲撃から5年となる23日に韓国軍が同島周辺で北側海域に向け海上射撃を実施しようとしていると指摘、「射撃が強行されれば無慈悲な報復が加えられるだろう」と警告する報道官談話を発表した。朝鮮中央通信が伝えた。
談話は「わが軍の将兵は誰より平和を大切にしている」としつつ「平和を少しでも害する者は絶対に許さない」と威嚇。韓国軍に対し、緊張緩和で一致した8月の南北合意に沿って行動するよう求め、延坪島砲撃の「惨敗」から教訓を得るべきだとした。
2010年の延坪島砲撃では、韓国軍の実弾訓練に反発した北朝鮮が、対岸の黄海南道の海岸地帯から約170発の砲弾を島に撃ち込み、韓国軍2人と民間人2人が死亡した。