あのサッカー解説者松木安太郎がテレビ東京のスタジオで…
今夜の『FOOT×BRAIN』はスポーツエンターテインメントをキーワードに
カカドログバジェラードといえばもうおわかりですよね?
期待のポストシーズン…。
来週から始まるポストシーズン…
ありがとうございます。
大会の重みを知る松木を交え…
ついにこの方が『FOOT×BRAIN』初登場松木安太郎さんです。
どうも。
よろしくお願いします。
ありがとうございます。
やっと来れました。
長い道のりでした。
番組始まって以来松木さん初めてです。
台本持ったまま登場したのは。
このままお持ちして。
いいですか?全然大丈夫です。
大丈夫ですか?特別枠ですから。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
特別枠ですね。
まずはJリーグのポストシーズンとはどんなものなのか松木さんJリーグチャンピオンシップアンバサダーとしてわかりやすくご説明お願いします。
リーグ戦の年間勝ち点数がこれ重視したトーナメント方式。
まず各ステージの王者。
ファーストステージセカンドステージ。
そして年間勝ち点数の3位以内までのクラブがそこに進出できると。
優勝決定がわかりやすい1シーズン制を望む意見も多いが…
より見どころある試合を増やすために始まった今回のポストシーズン制度。
現時点でのトーナメント表がこちら。
ファーストステージ優勝の浦和と年間順位3位以内が確定している広島が出場権を獲得。
そして最終節を前に残る1枠をFC東京とガンバ大阪が争うまさに最後まで目が離せない展開となっている
この番組でも始まる前はいろいろいい意見も悪い意見もありましたけど。
やっぱり年間3位までってことになるとかなりのチームが最後まで可能性があるんで消化試合みたいなのが減ってくるっていう意味では非常にいい仕組みだとは思いますけどね。
いろいろな問題はあると思いますけど。
Jリーグも何年か経験してきたなかでこういう形がいいんじゃないかっていうまた日本のやり方っていうこともひとつの踏み出し方だと思うのでいいチャレンジかなと思いますけどね。
いろんなやり方でおもしろいゲームを増やす。
だから無駄なゲームがいらない。
これはもう関係ないよというゲームをいかに少なくする環境作りという部分ではいろいろこのポストシーズンに関しては考えてると思います。
Jリーグでは11年ぶりにポストシーズンが採用されたが世界各国でもさまざまなフォーマットで行われている。
そのなかで創設以降常に成長し続けるリーグがある
Jリーグよりも3年遅い1996年に発足。
全米スポーツのなかでも後発のリーグだが
3位に。
ちなみにJリーグと比べてみると2万人超えを果たせないJリーグを尻目に2011年以降形勢は完全に逆転している
松木さんJリーグも頑張ってますよね?どうなんですか?20年たって1万6千。
決して悪い数字じゃないと思う…。
もっともっとやっぱりねここで待ってるだけじゃダメね。
今後ねもっと増やす努力って絶対必要ですよね。
ですから新しいサッカーを楽しめる環境づくりっていうものも今後考えていかなきゃいけない。
更にカカドログバジェラードといった大物外国人選手も続々やってきているMLS。
そこで今回のブレインは…。
その成長を見続けてきた…
MLSの繁栄にポストシーズンはどんな役割をしてきたのか?Jリーグチャンピオンシップを盛り上げるためのヒントを探る!
アメリカも人気スポーツってたくさんあるじゃないですか。
日本も人気のスポーツがたくさんあるじゃないですか。
そう考えるといちばん勉強になる国になるんじゃないかと思いますよね。
そうでしょうね。
広大な土地が広がるアメリカ。
そのためすべてのプロスポーツが地区同士で競わせるカンファレンス制を敷いている。
MLSでは20チーム中
ファンだけじゃなくて選手もスポンサーもみんな最後まで盛り上がるためには最初にこけたとしてもまだ挽回のチャンスがあると。
実際プレーオフいくといちばん盛り上がってチケットは全部売れてしまうので。
最後まで興味を失わせないシステム
まずエンターテインメントとして楽しんでくださいと…。
っていうとらえ方ですね。
サッカー知らなかったり興味がそこまでない人でも行ける…楽しめるっていうところがやっぱり重要視されてますよね。
日本では選手やチームを応援することを第一にスポーツを見がちだが…。
アメリカではスポーツを見ること自体を積極的に楽しむいわば娯楽イベント。
スポーツ観戦の楽しみ方に違いはあるかもしれないがMLSはうまく国民性を取り込んでいる
女性とか子供とかもたくさん行ってるんですね。
やっぱアメリカのスタジアムは。
ヨーロッパはねなかなか危ない場所で行けないっていうのあるじゃないですか。
危ないところは1つもないですね。
だからサッカー興味ない人も来れます。
そういうことなんですよね。
今ヨーロッパだって…。
バルセロナだってかなり考え方を導入しながらアミューズメントパークじゃないけどそういった方向にもってきてるかなって感じ…。
アメリカサッカー界は1部2部制を敷かずいくつもの独立したリーグが存在している。
そのシステムも1つの理由だが更にMLSを支えている…
サッカーだけじゃなくて全スポーツ入れ替え戦ないんで投資してるなかで…例えば降格があってチームの価値が下がってしまいましたといいますとその勝敗の部分はどうしてもコントロールできないですしお金では買えないので出しにくくなっちゃうんですよね。
現場としてはあれだよね。
監督なんかはやっぱり…。
下が落ちないってなれば積極的に自分のやりたいことを…。
攻撃的なサッカーっていわれるねそういうサッカーに取り組みやすいよね。
昔J2は降格がなかったからそういうチームが多かったけど。
やっぱり下のこと考えると守備的にならざるを得なかったり…。
負けないようにね。
負けないサッカーってなるけど。
そういう部分でもねエンターテインメント性というかね。
見る側にとっておもしろくなるかもしれないね。
ネガティブな要素はないですね。
前向きな試合がやっぱり多くなりますよね。
エンターテインメント的にはほんといいですね。
もしかしたらサッカーの玄人の専門家の方にするとたまに気に入らないところもあると思いますけどね。
安定した投資ができる安定した楽しみ方ができるってことはやっぱアメリカ考えてるなと思いますよね。
投資家がいて入れ替え戦がない。
結果試合がおもしろくなる
メジャーリーグサッカーの視聴率とかはずっと悪くて。
リーグ自体がお客さんが入るようになってきて成長してきたんでテレビ局も一緒になって…。
投資的意味合いも込めて今回これだけ一気に増やそうっていうふうになったんですね。
でだんだん利益が増えていくことによって今度はお金が生まれたのでいい選手に投資しましょうって。
そのまま使ってるってことなんだ。
やっぱ夢がありますもんね。
こういう選手が来るとか。
ピルロなんかねまだ全然チャンピオンズリーグ決勝に出たその年だもんね。
こういった選手たちが行ってるってことですよね。
キャリアも終わりじゃないですもんね。
身近な選手が周りでやってる選手も上手になりますから。
ちなみにそんな経験当時福田さんは?ありましたよそれはやっぱり。
いろんなことを学ぶし。
逆にいうと自信も深めさしてくれるし足りないものも気がつかせてくれる。
足りないものばっかり気がつかせてくれるようなイメージあるじゃないですか?逆にいうと自信持たせてくれたりするんですよね。
僕らが気がついてないよさっていうのを彼らは言ってくれるから。
これだけ外国人が入っててもアメリカ代表強いですからね今ね。
ワールドカップでもそういう効果も出してるってことですよね。
長谷部選手もある程度の時期がきたらアメリカに行きたいって話もしてましたもんね。
日本人選手たちも。
あれだな。
なんて。
(笑い声)すみません。
お客をスタジアムに呼ぶ。
投資家が集まる。
お金が増え大物選手を獲得しそれを目当てにまたお客を呼べる。
まさに好循環のMLS。
実はアメリカでは一度プロサッカーリーグが創設されておりペレなど大物選手を集めたニューヨーク・コスモスを中心に人気を博していたが…
財政難でクラブが相次ぎ倒産。
そして…
ニューヨーク・コスモスが潰れてしまったのはあそこだけがダントツに強くなって他のチームは倒産しちゃったんですよね。
そうするとチームがなくなるとリーグも潰れてしまうんでスーパースター軍団であってもなくならざるをえなかったんです。
やっぱりアメリカではサッカーはダメだっていうのが定説だったのでMLSを立ち上げたときにもう1回こけたら二度とないだろうなということでいろいろ制度のほうをずっと皆さん考えたみたいですね。
当時あれですもんね。
リーグ主導でずっとやられてましたもんね。
クラブ主導ではなくて。
そうですねはい。
その反省を活かし徹底してこだわったことがあった
メジャーリーグサッカーのオフィスで言われることは一方がものすごい高級スポーツカーで一方がボロボロの車で勝負させても見てる人は面白くないと。
同じ車をなるべく揃えて運転技術を競わせるほうが見てるほうも面白いしやるほうもいろいろと工夫をする。
アメリカは例えば戦力が同じくらいになるってことはジャイアントキリングっていう考え方はないんですか?そうですねそれはあまりないですね。
サッカーにおいてはジャイアントキリングって結構使われる言葉じゃないですか。
それは力の差があるから?そうですね。
アメリカにはそういう文化はない?いらない?文化はありますけれどもMLSではないですね。
例えばスペインでレアル・マドリードかバルサしかないっていうなかで他のチームのファンはそうすると番狂わせを待つばかりの毎日のシーズンになってしまうのでそれはそれでいいんですけれどもそういう文化なので。
アメリカは出来たばっかだったので最初からそれはできないですし潰れてしまうので守りながらって形ですね。
選手補強の面ではドラフト。
更に…
ドラフトってことになると下のカテゴリーから上がってくるっていう組織にはなってないんですか?アカデミーで育てても他のチームにとられてしまったら育て甲斐がないですよね。
ダメだよねっていうことでアカデミーをつくると同時に各チーム2名まで毎年アカデミーからドラフトの外で昇格させることができるっていうようなルール変更させましたね。
オフシーズンおもしろいよねこれ選手どういうふうにつくっていくのかって見てるのがね。
ドラフトはいいよね。
野球のドラフトおもしろいですもんね。
おもしろいし名前も覚えてくれるしね。
そうですね。
どこいったとかはっきりわかるじゃないですか。
Jリーグでも改革の目玉として来週からポストシーズンが始まる
見守っていきたい
いろんなやり方をしてるいろんなスポーツがありますからね。
臨機応変にねやっぱりこう見てる方々もしくはサッカーがお好きな方々がいかに楽しめるかというねそこをやっぱりベースに考えて変化していくほうがいいと思いますよね今後もね。
ビジネスといわれる部分もあるかもしれない結局人がどれだけ動かせるかっていうとこだと思うのでやっぱどういうふうに盛り上げていくかっていうのは皆さんにも協力いただきたいとこだと思うので。
注目してもらうっていうのがひとつ大きな狙いだと思うんですけどそういう意味ではこういう議論が行われてること自体がやっぱり注目を集めることになるんで日本らしい日本オリジナルなものをやっぱりつくっていく日本人のメンタリティーに合ったような仕組みを見つけてつくり出していくってことが今後求められるのかなと思います。
アメリカの話聞いたときにそう思いました。
今なんかもJリーグのホームページに出てるんですけどまあ意外な選手がすごい走っていたりとかあっこういう選手がスプリント回数が多いのか。
ただやっぱりこれをきっかけに何に今のように活用していくのかっていうところの始まりなのかなと思うので。
そんなトラッキングデータを活用してJリーグの新しい楽しみ方を提案するというコンテストが行われた。
4つの評価基準をベースに試合分析だけでなくアプリのコンテンツ制作などおよそ80件近い応募があった
Jリーグの存在さえ知らない友達がいるという女子大生グループはデータの数値を入力することでJリーガーと日本代表選手を比較できるアプリを提案
そして最優秀作品に選ばれたのは選手の1試合の走行距離と連動して活用するランニングアプリ。
選手との交流Jリーグへの興味向上など高い評価を得た
マーケティングの部分っていうかどういうふうにお客さんをスタジアムに来てもらうかとかサッカーを知ってもらうかっていう視点であのデータを使うということは僕の中になかったんで。
けどそれっていちばん大事だよなっていうふうに思ったので…。
っていう感じはしますよね。
スタジオでも次々とアイデアが飛び出し…
シュート数とかねあるじゃない?はい。
でもシュート数ってどれがシュートいいシュートか悪いシュートかっていうところもたぶんあるから。
けどデータだけでこの走行距離とスプリントとそのシュート回数と枠内だったりとかタッチ数だったりとか結び付けたなかで見えないものも生まれたりとかする可能性もあるわけじゃないすか。
評価はしやすくなるんだよね。
そのいろんなものが入れば入るほどね。
見方とかね。
ベストイレブン作って…戦わせるとか。
走行距離ベストイレブンで試合したらどうなります?ねっすげえ走ってんなこいつらって。
わかんないもんね。
見てみたい。
だから走ってる選手がいい選手じゃなくて走らない選手が悪い選手じゃないということもキチッと我々は伝えていく必要があるなと思いますよね。
それが今松木さんがおっしゃったみたいに正しくアナウンスされればサポーターの目も上がっていきますもんね。
放送する側も例えばサッカーを見せるときにこういうデータをポンポンポンポン使いながらだからどうだとかこの選手はこういったところがいいとか悪いとかっていう解説もね今後できるデータですよね。
テレビを見せるってことになったらもっとラグビーみたいにレフェリーにマイクつけるとかレフェリーにカメラつけるとかそういういろんな見せ方っていうのはテレビはねもっと必要ですよね。
試合中ずっと何言ってるかを。
やってます。
え〜聞きたい。
おもしろいね。
もちろん編集はしてると思いますけど。
しゃべること結構気をつけるんじゃないの?そのうち忘れると思うよついてること。
それでは今日の日付でサッカーの歴史を振り返るTheArchive。
どこ対どこの試合かわかりますか?17年前の今日1998年11月21日は…。
国立競技場で行われました。
鹿島が延長に室井選手のVゴールで…。
(大木)渋谷駅。
(田中)渋谷か。
(大木)渋谷は終電…結構遅くまであるからな。
2015/11/21(土) 23:30〜23:55
テレビ大阪1
FOOT×BRAIN【11年ぶり復活!Jリーグチャンピオンシップは成功するか?】[字]
いよいよ来週からJリーグのポストシーズンが始まる!期待と不安が交錯する中、さまざまな視点から、チャンピオンシップ成功のカギを探ります。松木安太郎さんも初登場!!
詳細情報
番組内容
Jリーグにチャンピオンシップが帰ってくる!人気回復の切り札としてポストシーズン制は成功するのか?大会アンバサダーの松木安太郎さんはJリーグ初年度にまさにチャンピオンシップを制した監督。当時を振り返りながら、11年ぶりに復活するチャンピオンシップの魅力を語ります。また、ポストシーズン制を採用し、商業的にも大きく成功しているアメリカ・メジャーリーグサッカーの現状を紹介、成功のカギを探ります!!
出演者
【司会】
勝村政信、皆藤愛子
【ゲスト】
松木安太郎(Jリーグチャンピオンシップ・大会アンバサダー)
中村武彦(国際スポーツエージェント)
【解説】
福田正博、北澤豪(ともに元日本代表)
会員サービス
「FOOT×BRAIN」の番組会員サービス「FOOT×BRAIN SOCIO」が立ち上がりました!
無料番組公式スマホアプリで番組視聴中にTV音声をキャッチして視聴マイルを貯めよう!累積視聴マイルに応じて番組グッズや豪華プレゼントなどを続々投入予定です。くわしくは番組ホームページまで!
【番組ホームページ】
http://www.tv-tokyo.co.jp/footbrain/
関連情報
【公式Facebook】
https://www.facebook.com/footbrain
【公式Twitter】
https://twitter.com/foot_brain
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – スポーツ
スポーツ – サッカー
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
OriginalNetworkID:32118(0x7D76)
TransportStreamID:32118(0x7D76)
ServiceID:41008(0xA030)
EventID:47091(0xB7F3)