「チョイス」。
それは選択肢
実はお勧めの選択肢があるんです。
それこそが「チョイス」。
例えば最期を迎えるとき
自宅で最期を迎えたいと希望する人は6割。
しかし実際には8割の方が病院で亡くなっています。
本人だけでなく家族もちゃんとした医療が受けられるのか。
一体どれくらい費用がかかるのか心配ですよね
でもご安心を。
家で最期を迎えたいときのお勧めのチョイスがあるんです。
そのチョイスを選ぶと…?
こちらの女性は医師から命があと少しと告げられたあと残りの日々を自宅で送る事にしました。
好きなものを食べ好きな過ごし方をしています
そこで今日は自宅で最期を迎えたいときどんな医療が受けられるのかどれくらい費用がかかるのか。
あなたの知りたい情報をしっかりご紹介します
(一同)チョイス。
(一同)チョイス。
(星田)今日の「チョイス」は「家で最期を迎えたいとき」。
いろいろ病気をこの番組取り上げてきましていろいろ治すためのっていうのはありましたけれどもやっぱり死ぬっていう事からは逃げられないと。
絶対誰しも必ず死は待ってますからね。
どういう状況でどこで誰に看取られるかっていうのも自分で選べるものであれば選びたいですよね。
漠然と俺なんかはやっぱり家がいいね。
病院っていうのは洗練されてるけどやっぱりそこは慣れないっていうか…。
私病院がいい。
あっそう?何か下の世話とか…家だと家族に迷惑かけちゃうかなって思っちゃって。
そうか。
人生の終えんに愛する人たちに迷惑をかけたくないから私じゃあ病院で…。
いわゆる本当は家で過ごしたいけど病院で我慢するわって事やろ?そうそう。
そういう事。
はまじだからねそうやって最期を看取ってもらうために今から子どもに恩を売っとくねん。
ハハハ!いろんな…「こんなにかわいがったよあんた」。
そのためにの今からの作業…。
これ本当にいろんな考え方ありますよね。
今回は自宅で最期を迎えたいと思う人あるいはやむをえず自宅で最期を迎える方合わせてご覧頂きたいというテーマなんです。
では実際に自宅で母親を看取った家族のケースからご紹介します。
(鈴の音)
母親を自宅で看取った娘の近藤純子さんと長男の妻の清水国子さんです。
母親のすみ子さんは2014年3月ぼうこうがんの診断を受けました。
3回入退院を繰り返し抗がん剤治療を受けていましたが副作用で苦しみ続けました
そこで家族はある選択をしました
本人の…
(2人)チョイス。
病院での抗がん剤治療をやめて自宅で過ごす事を選んだのです
こんにちは。
こんにちは。
退院直後からすみ子さんたちは週に1度在宅医に家に来てもらう事にしました。
在宅医の遠矢さんは最初に今後の治療の方針を説明しました
それって何ですか?緩和医療とは重い病を抱える患者やその家族の体や心などのつらさを和らげより豊かな人生を送る事ができるように支えていく医療です。
すみ子さんは3か月間自宅でこの緩和医療を受けながら家族に囲まれた幸せな時間を過ごしました
すみ子さんの83歳の誕生日です。
自宅で家族みんなが祝いました
こちらは夫の孝一さんとリビングでくつろいでいるところ
すみ子さんは大好きな孝一さんと残された時間をそれまで以上に一緒に過ごしました
しかし家族で過ごす楽しい時間は終わりを迎えようとしていました。
年明けの1月2日。
すみ子さんは激しいおなかの痛みに襲われました。
家族も異変に気付きました
翌日主治医の遠矢医師に連絡。
診察に来てもらったところぼうこう炎にもなっていた事が分かりました
この日をきっかけにすみ子さんは一日一日衰弱していきました。
これはすみ子さんがぼうこう炎になったあとの往診の記録です。
気になる症状が出る度に電話して緊急に対応してもらいました。
「1月5日血尿と頻尿。
排尿痛のため注射を行う」
「1月10日血尿が悪化したため尿が出やすいよう尿道カテーテルを挿入する」
「1月12日意識レベルが下がっていく」。
そしてこの翌日すみ子さんはこん睡状態になりました
こん睡が始まってから1週間後の1月20日の朝。
すみ子さんは眠るように亡くなりました
母親を看取った家族は最期の日々を家で一緒に過ごした事はよいチョイスだったと感じています
(一同)チョイス。
何か彼女の人格としてきちんと過ごせたっていうのが本当に幸せな事なんだなって思いながら拝見しました。
周りのご家族の方たちもすばらしいなと思いましたね。
そういう意味でも緩和治療って死への向かう恐怖も緩和になるしもちろん痛み苦痛そういうのも緩和になるしっていう…。
今の清水すみ子さんはぼうこうがんになりそしてまた抗がん剤の副作用で生活の質が落ちてくる。
つらかったと。
体もつらいし病院にいたくない。
そこで家族の皆さんは在宅で過ごそうというチョイスをなさいました。
在宅での緩和医療をするというチョイスをした結果痛みなく過ごす事ができ自宅で最期を迎える事ができたという事になりました。
今緩和医療という言葉が一つキーワードになったと思いますけれどもその緩和医療についてスペシャルチョイスアドバイザーに伺います。
在宅医10年以上という遠矢純一郎さんです。
(一同)よろしくお願い致します。
先生はいわゆる在宅の患者さんの言い方悪いですけど確実に亡くなるって分かってても表情的にはすごくやっぱり家っていう事で落ち着いたもんですか?そうですね。
やっぱりびっくりするのは病院ですごく疲れた状態で退院してきた方がおうち帰ってきた途端に元気になっていくんですよね。
食事も食べるようになったりお風呂も入れるようになったり。
だからさっき浜島さんがその方の人格とか尊厳っておっしゃいましたけどまさにそういうところが保たれていくのが在宅医療かなと思ってます。
在宅での緩和医療はいつ始めるかチョイスするタイミングが大事です。
こちらは終末期の体調の推移を示したグラフ。
がんでは多くの場合死を迎えるおよそ1か月前まで体の機能が高く維持されます。
そのため早い時期に緩和医療をチョイスすれば自宅で自分が望む暮らしを長くする事もできます
特に最近ではがんの始まりのところから緩和医療やろうという事になってますが先ほどの清水さんの場合なんかも本当に寝たきりになったのは最後の2〜3週間くらいでした。
それまでは本当に亡くなる3週間前のお誕生日の写真でもみんなと一緒にケーキを召し上がったりお元気だったんですよね。
機能の高いうちに在宅に切り替えた方がいいんですよね?…と思います。
やっぱり下ってきてから帰ってくるのは支えてくご家族もいろいろ大変ですしやっぱりある程度保たれているうちから在宅の先生と関係性が出来てだんだんだんだんそっちに向かっていくのを支えていくという方がスムーズに行くような感じがしますね。
なるほど…。
それでここに在宅医療が最期を自宅で迎える事ができる条件を…。
ありますよねそりゃ。
まずは…そして最後…24時間365日というのは在宅医と訪問看護師の皆さんが本当に24時間十分な技術をもって対応できるかとここが一番問題になるんでしょうか?そうですね。
特にがんの治療なんかに…緩和治療になりますとモルヒネを使ったりそれなりに特別な技術とか知識が必要になりましょうからそういった経験のある先生とか看護師が対応するって事になりますね。
そこと家族が連携ちゃんとできてないとって事ですよね。
先生例えば夜中に痛いって時があったとしても夜中でも来て下さるんですか?もちろんです。
電話もすぐつながりますし必要があれば僕らが走っていきます。
あるいは看護師さんが走ってくるっていう体制をとってますね。
先生のいらっしゃるところではお医者様は何人もいらしてチームを組んで勤務を…。
当番制でやってますね。
どの時間に起こっても対応できる緩和医療って事ですね。
医者1人だとなかなかそういう訳にいかないですからね。
チームでやってらっしゃるという事ですね。
今日は遠矢さんに終末期の現場に持っていくいわば七つ道具を持ってきて頂きました。
じゃあまずご紹介頂きたいのは…。
大きなものからいきましょうか。
これですね。
これは在宅酸素の機械です。
自宅でもやっぱり最期息が苦しくなってきたりなんかすると酸素吸入をする訳ですね。
病院でなさるのと同じような…。
これも家族側が家に置いとくものですか?おうちのベッドの横に設置させて頂いてっていうものですね。
あとはこれはたんの吸引をするようなものですね。
最期やっぱりたんが出せなくて苦しい思いをなさる方が多いですからそういう方のたんの吸引。
これでこういうふうにたんを取る訳ですね。
ここにたまってくると…。
それはもしも慣れたら家族でもできるんですか?もちろん。
看護師さんとか僕らがご家族にもご指導してやっぱりたんっていつたまるか分からないですからその時にすっと取ってあげる方が本人楽ですからね。
ご指導します。
あとこれはおしっこのチューブですね。
おしっこが出にくくなる事がありますからこれをぼうこうの中入れてこれをベッドの横に下げとくと中におしっこがたまってくる…。
入れっぱなしにしとくって事ですね。
そうすると本人はトイレ行かなくても自然とおしっこが出てくるという事になりますね。
こっちは実はモルヒネの機械なんですけども在宅でもモルヒネを使う事ができるようになりました。
これはこの注射器の中にモルヒネを入れてこれを入れとくとゆっくりゆっくりモルヒネが入っていくと…。
自動で入る。
痛いっていう時にいちいち注射うつんじゃなしにずっと刺してて電動っていうか自動でゆっくりゆっくり入っていく…。
あとスイッチを押すとその瞬間にちょっと流れるので痛いっていう時はスイッチを押して頂くと治まる…。
もしお薬がのめなくなったりなんかした時にはこういうものでおうちでも注射の治療をする事ができる…。
とりあえず終えんに向けて一番楽な感じで終わっていってほしいって事ですよね。
そういう事ですね。
すごい。
ありがとうございました。
次は…
都内で1人暮らしをしている…
2014年の夏突然腕が震えひどい肩の痛みに襲われました
私に言わせると…
病院に行ったところ脳の病気パーキンソン病と診断され更におなかのしこりも見つかりました。
詳しく調べたところ末期の大腸がんと分かり医師から余命は半年と告げられました
多美さんは気持ちが落ち込み何をするのも嫌になってしまいました。
ただ一つの願いは残りの時間を自宅で過ごす事でした
私に対して…ただし…勝手なんですね。
多美さんは自宅で緩和医療を受ける事を選択しました
(篠田)こんにちは。
ああ先生!
(篠田)お邪魔していいですか?待ってました。
2月から週に1回多美さんの家を訪ねている篠田医師です
毎日痛みなく過ごせるように体に異変がないか目を配ります。
この日篠田医師が気になったのが…
何かザラザラしたりしないですか?
(内山)してる。
どうして荒れているのか原因を詳しく探ります
う〜ん…。
はいいいですよ。
(篠田)そうかそうか。
それは多分口の問題もあるんだろうね。
がんのだるさを取る薬の副作用で多美さんの口の中が荒れ味を感じる事ができなくなっていたのです
こういった状態の変化に備え週に1回薬剤師の双田さんが訪ねてきます。
篠田医師は早速薬剤師の双田さんと相談して口の中の荒れを抑える薬を処方しました
緩和医療ではがんの痛みを取るために医療用麻薬を使う事が少なくありません。
その結果さまざまな副作用が出る事があります。
そのため医師や薬剤師などが定期的に訪れ患者の状態に変化がないか絶えず目を配り薬を調整するのです
こうした医師たちの手厚い緩和治療に多美さんはいつも感謝しています
次の日
こんにちは。
多美さんを支えてくれるのは在宅医や薬剤師だけではありません
この日やって来たのは歯科医と歯科衛生士。
しっかり食べられるように入れ歯の調整など口の中の健康を守ってくれます
更に看護師がリハビリのための運動も指導します。
血流をよくしむくみやだるさを緩和するのが目的です
やった。
この日長男の妻桃代さんもやって来ました
週に2回多美さんのところへやって来ます
作り始めたのは多美さんの大好物の手羽先
最期まで自分が食べたいものを自由に食べられるのも自宅ならではです
多美さんの楽しみは食事だけではありません。
がんが分かってから家族や友人との手紙のやり取りを楽しむようになりました
息子家族からは返事が来ました
「多美さんへ。
今日は母の日ですね。
今まで育ててくれてありがとうございます。
今年はひ孫も生まれて多美さんにとってとてもめでたい年ですね。
まずは来年の誕生日2月2日。
そして来年の母の日を迎えて東京オリンピックを一緒に見られるように頑張って下さい」。
何だか…やっぱりうれしいです。
幸せです。
幸せとはこういうものなんですよね。
(一同)チョイス。
うん。
幸せそうで。
何か人生の最期を歌で言うたら歌い上げていくっていうかね。
やっぱり一番大事なのは患者さんの意思っていうもので家族に囲まれてでもなく別に家であの私がずっと住んできたあの狭い家でってパターンもあるし片や家族と一緒に家でっていうのもあるしっていろんなとこがあると思うんですけど…。
内山さんを支えているものを復習すると彼女はパーキンソン病になり大腸がんになり余命宣告まで受けて落ち込んで生活の質が下がったという事になりますがそこでチョイスしたのがチーム医療でしたね。
在宅でのチーム医療でした。
だからこのおかげで生活の質が上がってきて痛みなく過ごす事ができ自分らしい暮らしができるという所に今暮らしてらっしゃるという事なんですね。
在宅医療って本当に1人じゃ絶対に無理だなって思いました。
多美さんの生活を支えるために本当いろんなあんなに大人数の方たちが家を出入りして何か空気の流れもよさそうな感じがしてすごいいいなあと思いました。
随分たくさんの方…。
先生と看護師さんだけかなと思ったらそうじゃなくてここにまとめてみたんですがそれこそ在宅医さん。
それから薬剤師さん。
歯科医の方訪問看護師さん歯科衛生士さんと。
さまざまな方が来て下さる訳ですがこれだけではないですね。
まだ…。
先生これは皆さんでチームなんですか?そうですね。
一つのチームになってるんですか。
それぞれの役割があって中でも中心的な役割を果たすのはやっぱり訪問看護師…。
ご覧頂いたように在宅は生活の場ですからそこでどうやって食べるかどうやって排せつをするか体をきれいにするかそういった生活面のケアも必要ですしもちろん家族のケアも必要ですし医療と介護の両方が分かる看護師というのは一番中心的な役割を果たす…。
それやっぱり患者さんによって家族であり患者であり例えば性格っていうかこういうとこはあの人嫌うよとかいうとこもちゃんとそこは…。
もちろん。
すごく大事なところですよね。
靴ちゃんとそろえんと怒るよとかそれぞれありますもんね。
じゃあどうやって実際このチームを結成できるのかっていう事なんですがこれ中心となる方は…?はい。
やっぱりケアマネージャーさんがいろんなコーディネートなさる役割って事がありますね。
もちろん僕ら在宅医もよく連携している訪問看護師さんにお声かけして協力して頂いたり薬剤師さんたちと連携をとったりしますし介護の部分はケアマネージャーさんたちがいろんな手配をして下さるという役割です。
ただやっぱり漠然とこの条件の中にやっぱり確実にかかってくるのはお金の問題っていうのが僕はすぐそこが浮かんでしまうんですよね。
やっぱりこんだけの手厚い看護があるならば病院にいるよりもばく大なってイメージはありますよね。
先ほど…もう亡くなった清水すみ子さんの場合なんですが亡くなる最後の1か月です。
訪問回数10回というのは在宅医とそれから訪問看護師さんだけの数ですけれども最後ですから最後の月は10回。
酸素ボンベや尿道カテーテルの処置をしたりそして看取り加算というお金がかかるんです。
これは最期までご自宅で看取った時に頂ける報酬みたいなものですね。
なるほど。
最期の…本当に命の消える瞬間という事ですか。
そこまでつないでいくのはいろんな大変な事が必要になりますから…。
そうすると請求額合計で35万円。
プラス薬代という事ですがご本人は1割負担だったので3万5,000円と薬代の1割と。
更に…実際の支払いは高額療養費制度がありますから実に最後の1か月の場合ですけれども1万2,000円だった…。
うわ〜…思ってたより全然安い。
これ病院で例えば最期までっていうのと比べたらどれぐらいになるんですか?用意しました。
気になりますよね。
病院の場合ですと訪問はありませんがいわゆる最後の1か月緩和ケア病棟。
つまり30日間緩和ケア病棟の病室に入りました。
147万円の支払いになる。
1割という事で14万7,000円。
実際の支払いは高額療養費制度がありますから4万4,400円ですがお一人部屋などに入ると差額ベッド代が必要ですからそれがこれにプラスされてこれでいけば1万2,000円対少なくとも4万4,400円…。
すごいなあ。
すご〜い。
だからあれだけの人数の方が来て下さってああいう手厚いサービスがあってこれご存じない方も多いんじゃないですかね?
実際自宅で最期を迎えるときこれらの医療費以外に訪問介護員などを呼ぶ介護費用がかかります。
すみ子さんの場合は要介護度が2だったのでおよそ2万円を自己負担していました。
すみ子さんの場合介護保険の費用を加えても病院より安くなっていました
更に医療の専門家たちがたくさん来た場合の費用はどうでしょうか。
内山多美さんのように在宅医や訪問看護師に加えて薬剤師や歯科医などにそれぞれ数回来てもらい費用がかかったとします。
それでも高額療養費制度によって70歳以上で所得が一般の場合最終的に支払う金額は薬代を含め1か月1万2,000になります。
でもこういった自宅でのチーム医療どこでも受けられるんですか?
どうしてもまだ地域によっては例えば在宅をやって下さる先生がいらっしゃらないとかそういうところもまだどうしてもあると思います。
その辺はその地域地域の特性に合わせた形で体制を作っていくという事ですね。
先生の代わりに訪問看護が中心になって見てらっしゃるようなところもありますし…。
だからみんながみんなああいう多美さんのケースで受けれる訳ではないって事ですね。
今の現時点での…日本全国どこでもって訳じゃないって事ですよね。
国は今どんどんそれを推進して進めてますから今後いろんなところでそれができるようになると思います。
逆に在宅医療のデメリットはあるんですか?どうしても介護する方の負担はかかると思います。
例えばご家族ですとか…。
ただそういった時に地域のいろんな介護のサービス訪問看護のサービスなんかをうまく利用しながらやる事でその方が家にいたいという希望をかなえていく体制がとれるように今介護保険中心にして利用する事ができるようになりましたから以前よりは非常に在宅という事が選びやすくなってると思います。
やっぱり家族支える側の精神的負担物理的負担というのがちょっと困るかなって…。
ごはんも自分で作らん訳やからね。
家族が作らないけない…。
時には療養が長くなってくると少し本人に入院して頂いて例えば1週間入院して頂いてその間家族に休んで頂く。
レスパイトケアっていいますけど小休止のケアを入れたりする事もありますね。
ここまで自宅で最期を迎えたいときどんな医療が受けられるのかと。
あるいはどのくらいお金がかかるのかという事を見てきましたけど浜島さんがちょっと心配されてた緩和医療って実は患者さんだけじゃなくて家族も支えてるんだという事なんですね。
今度はその例をご紹介します。
14年前から家族を介護している…
夫の母親のテルさんは体が不自由でほとんどの時間をベッドや車椅子で過ごしています
テルさんの体が不自由になったのは14年前。
脳梗塞で倒れたのをきっかけに認知症が進み1年半前からほとんど動けなくなりました
車椅子での通院の大変さから喜美江さんは在宅医療に切り替えました
1年半前から来ている袴田医師です
月に2回診察に来てもらっています
医師が自宅に来るので喜美江さんは通院の苦労から解放されました。
更に在宅の緩和医療によって喜美江さんはあるチョイスができました
(3人)チョイス。
どんな小さな不安でも医師に気軽に相談できる事です
いずれやって来る終末期についても在宅ならば診察の合間に前もって相談する事ができます。
袴田医師からのアドバイスに喜美江さんは心強さを感じています
ついに喜美江さんはこのまま自宅でテルさんと過ごし通す決意を固めました
喜美江さん自身が病院で家族と別れたつらい経験があったからです
おととし自分の父を亡くしいわゆる管をいっぱい通されてっていうんですか。
特に私の父の場合は倒れてから半年ぐらい…意識があるようなないような危篤状態みたいなのが続きまして。
まだ意識があったので…。
「取ってくれよ」って訴えるんですよね。
そういうのがあったので母の場合はねお医者様が訪問でいらした時にそういうのをさせたくないって相談をして…。
これから来る最期をじゃあこの先生と私たちが看取ってあげられるかなみたいな…。
父親のような苦しみを感じさせたくない。
喜美江さんは医師と協力してテルさんには残された時間を自宅で穏やかに過ごしてほしいと願っています
う〜ん…。
はっきり延命が駄目病院が駄目とかいう話じゃなしにそれもいろいろな選択がある中でお父さんの場合の事をご経験なされて在宅を選びはったっていう例ですけどね。
どれが正解っていうのはないからこれまたねいろんな選択の余地がある…。
久保田さんの場合は夫のお母さんですね。
義理のお母さんの介護を続けるうちに通院の苦労とか先行きの不安でどうしたもんかなというふうに気持ちも落ち込んでいたと。
そこで選択したのが在宅を決意して在宅医に相談したという事ですね。
お医者様にも一生懸命相談するという事だと思います。
これ大事な事ですね。
家族にとってはね。
そうですね。
この先どんなふうに変化してくるか分からないという事が一番ストレスになりましょうし本人にとっても苦痛になりかねないですからそういった事に対して僕らは経験がありますからいろいろ。
起こりうる事をいろいろお伝えして一緒にどういうふうな選択をしていくかって事を考えていくという事になりますね。
多分だからとことん聞けるってのはあるよね。
あんなに近かったから。
「何かお母さんのここちょっと腫れてきてるんです」。
「それ蚊に刺されたんちゃいます?」みたいのもいっぱいあるって事でしょ?そうですね。
「それどっか打ったんちゃいます?」とか。
でも病院ならなかなかこっちが勝手に判断してしまうけどそうやって細かい事どんどん言っていいんですよね。
割と時間もゆったりとれるもんですから外来のせかせかした感じよりは相談しやすくなる。
そういう意味ではやっぱりすごいね。
お医者さんも白衣じゃないから何て言うかちょっと親しい感じがして…。
家族の不安を解消するための方法は医師に相談するだけではありません。
在宅医の遠矢さんのところでは将来起こりそうな症状の対策マニュアルを作っています。
例えば痛みが取れない時鎮痛薬や医療用麻薬を使用するだけでなく筋肉をほぐすストレッチをしたり家族に痛いところをさすってもらう事でも痛みが緩和される
意識が混乱している時には神経が落ち着く薬を使ったり家族の声を聞かせたりする事でも混乱を和らげられる
こうした困った時にどう行動すればよいかという情報を知っておく事が大切です
なるほど。
やっぱり皆さん一番…何て言うかな?相談する不安のナンバーワンって何なんですか?病気によっても違うんですけどもやっぱりだんだん食べられなくなってきたとかそういう相談が多いですね。
さっきのVTRにもありましたけどもただもうそこは本人のいいように食べたい時に食べたいものを食べるって形でいくらエネルギーとりなさいとかカロリーがどうとかって事もないと思いますから本当におうちならではのよさはそこだと思うんですよね。
なかなか実際本当に家族とはいえどもお互い不安だしきれい事じゃ済まないみたいな事もあると思うんですけどそういうところをケアしてあげるっていうところですかね?やっぱりだんだんだんだん病状とともに介護の負担も重くなっていきますし本人もしんどくなっていく事がありますからそこに緩和医療やりながらなおかつ家族の負担も軽減しながら進めていく事が大事だと思います。
今日は在宅での緩和ケアというお話しましたけど浜島さんまだもちろんご経験がない訳ですけれどもどうでした?今日は。
自分は最初は「私は病院の方がいいかな」なんて言ってたんですけど最期…やっぱり家で自分の選んだ好きなものたちに囲まれてそれを見ながら笑いながら息を引き取るのもいいかな〜なんてちょっと今思っています。
ずっと遠い未来かもしれないけど必ず来る未来なので。
ほっしゃん。
はおばあ様がそういう在宅の治療されてた…。
それもそうなんですけど僕はやっぱり在宅のよさっていうのは薬って口からのんだりお尻から入れる座薬ってあるけどやっぱり耳から入る薬?家族の声であったり慣れ親しんだ家から聞こえる近所の騒音がすごい落ち着く場合あるしそういう意味ではすごく在宅のよさの方が僕は感じるんですけれどもやっぱり家族がおる事で実際の延命治療にもなってんじゃないかなって思いますしね。
延命の要素を与えてるんじゃないかなって…。
周りで囲んであげてる。
うるさく言う。
この家のにおい。
「私もう死んでいくのにあんたらうるさいなあ」とか言うてましたおばあちゃんもね。
「もうちょっと気ぃ遣えよ」みたいな。
でもそんなやり取りが結局おばあちゃんの延命にもなったしとも思わなしかたないですよね残された者は。
そうですね。
やっぱりご本人がどうしたいかご本人の希望がどうかっていう事が一番大事なんじゃないかなと思います。
もちろん自宅で亡くなるという事もですけどそれまでをどう生きていくかっていう事がやっぱり在宅でいる事の意味だと思いますからそれを支えるご家族と一緒に大事な時間を過ごしていく事だと思うんですよね。
そのためにもやっぱりふだんから自分そういう事になったらどうしたいっていう事をご家族と相談をしたり話し合ったりしておいてひょっとするとそういうタイミングの時には本人そういう事が言えなくなってしまったりしてる事もあります。
やはりふだんからそういったお話をして自分はこうしたいんだって事を決めておくという事が大事かなと思います。
本当思います。
だから縁起でもない話をしないといけないんですよね。
自分のためにも親のためにも。
少し距離のある時にやっとかないと…。
その時に望む事をやってもらうためには本当にそのとおりですね。
どうもありがとうございました。
(一同)ありがとうございました。
2015/11/21(土) 20:00〜20:45
NHKEテレ1大阪
チョイス@病気になったとき「家で最期を迎えたいとき」[解][字]
「自宅で最期を迎えたい」と願う人は多い。だが在宅でどんな医療が受けられるのか?費用はどれほどかかるのか?などの不安も。具体例から人生最期のチョイスを考える。
詳細情報
番組内容
「自宅で最期を迎えたい」と願う人は多い。だが在宅でどんな医療が受けられるのか?費用はどれほどかかるのか?などの不安も。具体例から人生最期のチョイスを考える。【出演】星田英利、浜島直子、徳田章アナウンサー ほか
出演者
【ゲスト】桜新町アーバンクリニック院長…遠矢純一郎,【司会】星田英利,浜島直子,【リポーター】徳田章,【語り】佐藤真由美,江越彬紀
ジャンル :
情報/ワイドショー – 健康・医療
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
福祉 – 高齢者
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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