職人や技術者が熱いバトルを繰り広げる「凄ワザ!」。
しか〜し!中には凄すぎ!というしかないものがある。
例えばこれ金属製のパイプ。
大阪のおばちゃんに見せてみると…。
・いくらぐらいだと思います?値段ですか?ずばりいくら?スタジオえ〜1万2,000円。
(池田)あ〜刻んできましたね。
正解は何と300万円!ひぇ〜!スタジオまじで?このパイプもともとは金属のブロック。
スタジオ何なんすか?これ。
ここから削り出して一体成形でパイプを作っている。
故に継ぎ目がなく耐久性抜群。
飛行機のエンジンに使われる予定だ。
その製法は世界5か国で特許を取得。
まさにオンリーワン!だがあまりに凄すぎて対決相手を見つけられなかった。
スタジオそうか対戦相手がいいひんねや。
こんなもったいない凄すぎワザがまだまだたくさん!そこで対決相手は見つからないけどクイズ仕立てでスピンオフ!
(拍手)凄いですね。
ね〜凄すぎましたね。
は〜!さっきのあれ300万?はい。
あれ大阪のおばちゃんハムスター遊ばすんでしょ?凄いね〜。
ちょっとこちらを見て頂きたいんですよね。
はいいいですか?是非手にとって下さい。
さっきの俺300万円って聞いてからちょっとびびってるんですけど。
これを使うものなんですけれど。
あ〜はいはいはいはい。
さあこれ何でしょう?いやこれパンチでしょ。
そうです。
ちなみにこれおいくらぐらいすると思いますか?ジュニアさん。
いやこれは…。
正直これそないしても手出ないでしょみんな。
身近でよく使う穴開けパンチというものは626円なんですね。
じゃあ僕がこれなんぼ出して買いますか?という事でいうとまあ出せて倍1,200円ですね。
あ〜そうですか。
正解を発表して頂きます。
お願いします。
何?何?何か…。
何だこの…。
いや俺の知ってる「凄ワザ!」と違うねんけど。
こんな番組でしたっけ?正解はこちらです。
一十百千万十万チャリン。
正解は…。
(一同)20万円です。
え?20万するんすか?20万円です。
何でそんな「鑑定団」的な…。
アナログ「鑑定団」の…。
お値段ガールズの皆さんです。
あお値段ガールズの皆さん…。
(池田千原)よろしくお願いします。
(中村)は〜い。
じゃん!水戸にやってきました。
水戸といえば「水戸黄門」!今回初のリポーターという事で凄いプレッシャーです。
(中村)
はじめまして中村静香です。
ものづくりの世界に興味津々。
20万円のパンチの秘密探っちゃいます
(中村)おしゃれ〜。
ホントに工場かな。
やってきたのは茨城県常陸大宮にある野上技研
(中村)いろいろ作ってんのかな。
あどうもこんにちは。
会社のツートップ野上兄弟です
まずは市販のパンチの切れ味を確認します。
試すのはティッシュ
う〜ん破れただけ
じゃあ凄パンチでは?
(哲也)はいどうぞ。
(中村)いきます。
うお〜…軽い!え〜!
(哲也)抜いた端にクリアにバリが一切ない。
普通のパンチだとぐしゃって感じあったんですけどこっちは何のぶれもなくすっといきました。
すっごい切れ味!一体どうなってるの?
秘密はこの穴の隙間。
ぐるっと一周どこをとってもぴったり1,000分の2ミリ。
この精度が切れ味の秘密なんですって
スタジオホンマや一切光漏れへんもんな。
値段の理由はまねのできない隙間の精度にありました
この凄いパンチを作る凄すぎワザの持ち主とは…。
こちら!
緊張の対面です
めっちゃガンガンたたいてますよ。
大丈夫なんですか?
(野上)大丈夫です。
(中村)失礼します。
(萩野谷)あこんにちは。
(中村)あれ?中村静香です。
どうも。
(萩野谷)よろしくお願いします。
(中村)凄い写真見ちゃったんで。
ホントは優しい方なんですね?アハハ!ありがとうございます。
笑顔がすてきな萩野谷厚さん。
この道30年の職人です。
パンチ作りはそのすべてが萩野谷さんの手作業
まずは部品を磨きます。
表面の凸凹がたった1,000分の1ミリでも残ってたら駄目。
大変!
研磨剤をつけて部品をこすり合わせ慎重に削っていきます。
力を均等にかけて隙間をぴったり同じに仕上げます。
う〜ん職人技
でもでもここからが凄すぎるんです
接着剤を使って部品を組み立てていきます
精度が決まる勝負の瞬間です
パンチを固定する角度が僅か0.01度傾くだけで穴と当たってしまい不良品に
その角度を見極めるのが萩野谷さんの指先です
高い集中力と繊細な感覚が要求されます
接着剤が乾くまで待つ事13時間
さあ出来栄えは?
お見事!
僅か0.01度の傾きを感じ取る研ぎ澄まされた感覚。
これぞ…
は〜凄いな〜。
あれ手の感覚で角度を調整してはるんですか?そうですね。
台との合わせ加工で合わしてくような感じで感覚で…。
それで0.01ずれたら切れないっていう…。
それ感覚なんですか?それが指で分かるってねえ?萩野谷さんの家に掛かってるポスターとかもびっち〜。
めちゃくちゃまっすぐなんちゃうの?丸だけじゃなくてこういったようなですね花びらの形なんですけど。
あれかわいらしい花ですよ。
これどうしてんすか?これ。
いやこれ花びらのこの割れてる部分とか。
(萩野谷)それもやっぱ合わせ接着剤になりますね。
これ凄いよ。
あとでちょっと撮った方がええと思うわこれ。
これもやっぱり最後は萩野谷さんの手で?そうですね。
手かてこれごっつい手ですよ。
そうですよね大きい手ですよね。
いや…めちゃ…フィリピンバナナみたいな。
さすがにこれ凄いですよ。
凄いですけど…。
これ20万で需要あるんすか?
(野上)いやたくさんあります。
たくさんあるんすか。
は〜不思議やな〜。
さあここでですねジュニアさん凄すぎワザ大喜利!何なん?これ。
ありがとうございます。
お持ち頂きました。
この量あのねフジテレビの大喜利番組でもこんな使わへんよ。
お題を発表します。
このパンチ何に使う?シンプルに。
大喜利…はい。
これだけご用意しましたのでいくらでも考えて…。
一答でいいです一答で。
一答でいいんですこんなもん。
これ何に使うの?これ。
かなりいろんな企業からもお声がかかると。
はい。
このパンチ何に使う?この…キャンドル・ジュン的な人が使うんじゃないですか?
(笑い)正解はこちら。
電気自動車の開発に使われている。
電気自動車に欠かせない電池。
中を見てみると…。
薄い金属が何層にも積み重なっている。
この金属が起こす化学反応を利用して電気を発生させているのだ。
この時重要になるのが金属の断面。
もしもこんなふうにガタガタだと大変な事に…。
そこで凄パンチの出番だ。
試しに打ち抜くと…。
ほ〜らきれ〜い。
これなら事故も起こらない。
いまや世界の名だたるメーカーが指名買いするほど。
技術を極限まで高めると意外な使い道があるものだ。
凄いね。
電気自動車それ聞くとこれ社長20万安いですわ。
(野上)ありがとうございます。
あ〜そうなんや。
一番最初にこれを作ろうと思ったのはどっからなんですか?社長から見てこういうものができるその技術の秘けつっていうのはどんなところだとお考えですか?不況の中でも目新しいものに飛びつく事なくひたすら己の技術を磨き続けてきた。
そうして築き上げた比類なき凄すぎワザがこのパンチを生み出した。
いまやその売り上げは年商の4割を占める。
磨き上げたオンリーワンの技術が会社を救ったのだ。
凄すぎ!もう一回言っちゃうよ!打ち抜けないものはないというそういうところまで。
これ世界トップでしょうね〜。
そういう存在になりたいというふうに思ってます。
ホントこれを萩野谷さんが作ったのか。
俺は100パーでは信じてませんけどね。
(笑い)次に見て頂きたいものはこちらです。
また何か意味ありげなものが出てきましたね〜。
真ん中の真四角の部分のプレートが見て頂きたいものなんですね。
表面がですね剣山みたいな加工になってるんです。
え?出てるんですか?出てるんですよ。
拡大したものもございます。
それがこちらです。
え…これ何の意味があんの?これが必要な事人生においてあります?これおいくらすると思いますか?これはいくでしょう。
だってさっきのパンチも20万ですからね。
まあでも20万。
あ〜。
では正解を発表します。
一十百千万十万百万千万。
チャリン。
正解は…。
(一同)2,000万円です。
まじで?これ1個2,000万するんすか?はい。
いやガルウイングで150キロ普通出ますよ。
2,000万もあったら。
どうも〜!
(中村)
やってきたのは福岡県遠賀町にある株式会社ワークス
早速うわさのあの剣山の凄さを見せてもらいます
針の高さはすべてぴったり100分の3ミリ。
間隔はぴったり1,000分の7ミリ。
それがびっしり5,000本!まさに凄すぎ
スタジオこれ何に使うんすか?
(中村)この真ん中の近くのところに5,000本の針があるんですか?
(三重野)そうですね。
え〜!こういう…拡大したらこういう事ですね。
(三重野)そうですね。
(中村)どんだけ細かい作業なん…。
細かい針山を作るのがこの機械です
ドリルを使って少しずつ削りだすんですが…針1本削るのにおよそ5分。
それが5,000本もあるので全部仕上げるまで何と18日かかるんです
え〜!頭の中で描く想像ではもう追いつけないですよ。
(三重野)僕にも分からない。
僕にも分からない?アハハ!
これだけ手間ひまかけて作られてたら2,000万円もまあうなずけます
でも本当の凄すぎワザはここから…
針一本一本を削りだすこのドリル。
ここに肝心要のワザがあるんです
実はこのドリルゆがみが全くありません。
回転させてもほら軸はまっすぐ。
もし少しでもゆがんでいるとご覧のとおりぶれぶれ。
緻密な加工はとても無理です
ドリルの出来を決めるのがこちら。
素材となる金属棒の精度です
端から端まできっちり同じ直径。
ここでゆがみ一つない円筒形にするのがポイント
そんな凄い素材を作っている方とご対面。
赤司奈津さんちょっと恥ずかしがり屋さん
スタジオ女性なんすか。
9年前に入社した赤司さん実はパートさんなんです
スタジオえ〜?
早速お手並み拝見
ドリルの素材となるこちらの金属棒。
太さを測ってみると…
今削る前の太さを測っているんですよね?
(赤司)そうですね。
今表示されている外形がこの6.012.20ですね。
(中村)そっからどれぐらいに?
(赤司)6.012.00を狙いたいですね。
何とあと1万分の2ミリだけ削るといいます
作業中は直径を計測する事はできません
指先の感覚だけが頼り
勝負は一瞬です
(赤司)ちょっとこの辺からいこうか。
(中村)あ…。
(中村)あ…え?何このきれいな数字。
今出ましたよね?
(赤司)出ましたね。
お見事!狙いどおり!しかも10万分の1の位までぴったりです!
まさに…
あのちっちゃ〜い剣山を削るための道具を今作ってたんですよね?道具の一つの部品ですね。
かなり細かい数値をぴったり手の感覚だけで出しはったその方がパートで入りはった女性がやられるんですか?
(三重野)そうですね。
彼女がやってる仕事はですね一番最初の素材作りの工程なんですね。
この素材をきちんと作る事で工具が精密なものができたり部品ができたりという事になりますので命なんですね。
命でしょう。
いうたら一番そこのベースになる部分でしょう?そのベースパートの女性がやってるんですね。
(三重野)ええ。
凄いな。
もうだから社長それ…パートじゃなくて社員として雇った方がいいんじゃないですか?そうですね私がパートになろうかと思います。
それはいいですけど。
よそでレジ打ちするかも分かりませんよ赤司さん。
さあジュニアさんこの小さい剣山何に使う?というお題です。
いかがでしょうか?お題としては最悪ですね。
何やねんこれ…答えないですよこれ。
そこを何とかジュニアさんの力で。
ないですよそんなもん。
これはねもうこれしかないわ。
いや全く分かんない。
何に使うんやろ〜。
気になる使い道は何とあのiPS細胞の研究だ。
iPS細胞は一つ一つより分けて培養する必要がある。
しかもすべて手作業。
とっても時間がかかるのだ。
そこで期待されているのが自動でより分ける機械。
そのために必要となるのがこちら。
ぴったり細胞1個分の穴が並ぶ入れ物。
そこに細胞を入れた培養液を流し込むと…。
一つずつ勝手に落ちるのであっという間に終了。
この入れ物を作るのがあの剣山。
スタジオ入れもんなんやこれ。
型?実はこれ…溶けた樹脂をプレスすると…。
お〜!凄い。
針の形が写し取られあっという間に入れ物が完成。
中の形を見てみましょうか。
はい。
こんなんなってたんですね。
(三重野)そうですね。
(中村)は〜…。
ほ〜ら穴がきっちり。
金型の精度はそのままプレートの精度となるのだ。
しかもこれは試作品。
実用化の際はプレートを大きくし一度に20万個をより分ける予定だ。
研究の効率がぐんと上がる!技術の精度を突き詰めるとこれまた意外な広がりがあるんだね〜。
へ〜。
どうですかあのニュースが日本中に流れたじゃないですか。
iPS細胞の。
まさかそこに自分のとこの会社がこう…協力するっていうふうには思ってはりました?全く思ってなかったです。
ね〜そうでしょうね〜。
これで発注きて先方に渡したら先方どういう感じやったんですか?かなり驚かれてましたね。
そうでしょうね。
これ本田さんこれ何でこんな事ができるんですか?機械と…やっぱこれなんですね。
はい。
へ〜…。
凄い…。
はい。
これをパートの主婦の方が。
たった一本の工具に究極の精度を求めるパート職人赤司さん。
名もなき技術者の比類なきワザが最先端医療を支えている。
これぞものづくりのだいご味。
このねホントに日本の技術者さんの…技術者の方々のこの凄すぎるワザに比べて僕の大喜利の貧相な事…。
すいませんでしたホント。
受け継ぎ磨き続けてきた凄すぎワザ。
うわ〜すげえすげえすげえ!何すか?これうわ!すげえ!職人たちの人知れぬ鍛錬が世界を驚かす原動力となっていた!え〜!ここに「凄ワザ!」って書かれてるんすか?これ。
日本のものづくり…。
凄すぎ!
2015/11/21(土) 20:15〜20:43
NHK総合1・神戸
超絶 凄(すご)ワザ!「凄すぎワザ スペシャル」[字]
あまりに凄(すご)すぎて対決相手が見つからなかった「凄すぎワザ」を特別にクイズ仕立てで紹介。ノーベル賞に輝いた最新研究を、裏で支えるパート女性の凄すぎワザとは?
詳細情報
番組内容
熱いバトルを繰り広げる凄(すご)ワザ!しかし、あまりに凄すぎて対決相手が見つからない技術も…。そんな「凄すぎワザ」をクイズ仕立てで紹介。おなじみの文房具「穴開けパンチ」がトコトン凄くなると、なんと○○自動車が作れちゃう!?華道の「剣山」が究極に進化すると、なんとあの○○細胞が!?意外な使い道と、驚きの値段とは!?さらに、技術者たちの熱き魂が込められた開発秘話も…。いつもとはひと味違う、凄ワザだっ!
出演者
【出演】中村静香,ワークス,野上技研,【司会】千原ジュニア,池田伸子,【語り】千葉繁
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – その他
バラエティ – その他
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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