130人が犠牲になったパリの同時多発テロ事件から1週間。
事件現場では大勢の人が集まり、犠牲者を悼んだ。
事件が起きた時刻を迎えました。
歩道を埋め尽くした多くの花束の前で涙を流す人もいます。
現場の1つとなったバーの前では、事件が起きた午後9時25分に合わせ集まった人が手をつなぎ、国歌を歌って連帯を示した。
また、最も多い89人が犠牲になったバタクラン劇場の近くではピアノが奏でられる中、人々が祈りを捧げた。
今回の事件の首謀者とされるモロッコ系ベルギー人のアブデルハミド・アバウドアバウド容疑者は18日、パリ近郊サン・ドニで銃撃戦の末、死亡した。
アバウド容疑者のいとことされるアスナ・アイトブライセン容疑者も死亡が確認された。
フランスメディアによると、この現場で自爆したとされる男の遺体も発見されたが、身元はわかっていない。
アバウド容疑者は今回のテロ計画の立案だけでなくテロの実行犯の1人だった可能性が出てきている。
事件直後、こちらの駅の防犯カメラにアバウド容疑者が改札を跳び越えていく様子が映っていました。
テロ発生直後の13日午後10時14分、パリ近郊のモントルイユにある地下鉄の駅の防犯カメラにアバウド容疑者が映っていた。
また、この駅からおよそ200mの場所ではレストランなどの襲撃に使われた黒の乗用車が見つかっている。
この車には自動小銃が残されていて、AFP通信は捜査関係者の話として、自動小銃にはアバウド容疑者が使用した形跡があったと伝えている。
こうした中、国連安保理は20日、パリの同時多発テロを強く非難する決議を全会一致で採択した。
決議はフランスが提出したもので、イスラム国が国際平和と安全に対する前例のない脅威になっているとして、あらゆる手段を使ってイスラム国と戦う決意を表明している。
世界に大きな衝撃と悲しみ、パリの同時多発テロから、今日で1週間となりました。
早速パリで取材中の日下部キャスターに伝えてもらいます。
私の後ろには襲撃されたレストランが見えると思いますけれども、その前に捧げられた花束、ロウソク毎日、毎日増え続けています。
早速、中東支局の村瀬さんに最新情報を伝えてもらいます。
今日も新たな動きが出てきています。
ベルギー政府は今日、ブリュッセル周辺のテロ警戒レベルを最高レベルの4に引き上げました。
ベルギー当局はテロ攻撃の深刻で差し迫った危険があると警告していて、ブリュッセルの地下鉄が運行を停止した。
また、パリ近郊のサン・ドニでの銃撃戦の現場の状況も徐々に明らかになってきている。
当初、自爆したのは首謀者とされるアバウド容疑者のいとこと見られるアスナ・アイトブラセン容疑者だとされていたが、その後、実際に自爆したのはアイトブラセン容疑者ではなく、別の男であったことがわかった。
アパートの中で死亡したのは3人で、フランス警察は、この3人目の男の身元の特定を急いでいる。
フランス警察は13日の同時多発テロには9人の実行犯がいたとしている。
公開手配されているサラー・アブデスラム容疑者は現在も逃走中。
アブデスラム容疑者は事件翌日の土曜日の朝にフランスからベルギーに入国したと見られていて、フランスやベルギーの捜査当局が行方を追っています。
後ほどまた、このパリの現場からお伝えします。
今日はニュースを上村アナウンサーとともにお伝えします。
アフリカ西部マリで起きたホテル襲撃事件でマリ政府は10日間の非常事態宣言を出しました。
武装グループは人質となった宿泊客ら19人を殺害し、治安部隊が実行犯2人を射殺した。
この事件は、マリの首都バマコで20日、武装グループが高級ホテルを襲撃し、外国人宿泊客と従業員およそ170人を人質に立てこもったもの。
治安部隊は武装グループ2人を射殺。
マリのケイタ大統領は実行犯2人を含む21人が死亡したと発表し、10日間の非常事態を宣言した。
ロイター通信によると、アルカイダ系イスラム過激派武装勢力、ムラビトゥンが犯行声明を出したとのこと。
マリではフランスが2013年から軍事介入しイスラム過激派の掃討作戦に乗り出しているが、今も衝突が続いている。
マレーシアでは今日ASEANの首脳会議が始まった。
会議では緊張が続く南シナ海情勢をめぐって綱引きが続いている模様。
中継でお伝えします。
もう間もなくこちら、後ろの会場でASEANと日本、中国、韓国との首脳会議が始まります。
会議の議題の中心は中国による南シナ海での大規模な埋め立てと軍事拠点構築の問題。
ASEAN加盟国の中でもアメリカや日本を後ろ盾に中国と対抗したいフィリピンやベトナムと多額の経済支援を受け、中国に配慮するカンボジアなどとの足並みがそろっていない。
安倍総理は昨夜から各国首脳と会談を重ね、国際ルールの重要性を強調し、日本の立場への協力を呼びかける一方、中国側はASEAN諸国との会議を開いて経済協力の重要性を強調して話し合いを重ねていくと主張した。
終了後に取りまとめられる予定の議長声明でどのような文言を盛り込むことができるか、今、まさにこちらで攻防が続いています。
昨日亡くなった元横綱で日本相撲協会の北の湖理事長の遺体が今日、福岡から東京へ向けて運ばれた。
北の湖理事長は直腸ガンによる多臓器不全のため昨日、福岡市内の病院で亡くなりました。
62歳でした。
市内の斎場に安置されていた北の湖理事長の遺体は今日午後3時半、東京に向け、出発した。
遺体を乗せた車は、九州場所が開かれている福岡国際センターにも立ち寄り、力士や関係者、多くの相撲ファンが昭和の大横綱との最後の別れを惜しんでいた。
びっくりですね、こんなにお体がお悪いとは思ってもおりませんでしたので。
あの人に次ぐような理事長が出ればいいけどね。
残念だね、早いわ。
通夜・葬儀は近親者のみで行われ、来月22日に両国国技館で協会葬が行われる予定。
横綱・白鵬は今朝、北の湖理事長へ惜別の思いを語った。
と、北の湖理事長への感謝の言葉を述べた。
また、両国国技館では日の丸の半旗が掲げられ、北の湖部屋の前では手を合わせ、大横綱へ感謝の気持ちを伝える人の姿が見られた。
相撲協会の理事会では八角親方が理事長代行となり、今後について協議が行われた。
北の湖理事長の出身地、北海道壮瞥町にある横綱北の湖記念館には献花台が設けられ、町民らが手を合わせている。
1991年に開館した記念館には、大横綱・北の湖の18年間の相撲人生の歩みが詰まっている。
献花台は来月3日まで設けられる。
陸上自衛隊の元幹部が日本にあるロシア大使館の元駐在武官に自衛隊の内部資料を渡したとして、警視庁公安部は、近くこの元幹部らを書類送検する方針を固めた。
陸上自衛隊の元東部方面総監はおととし5月、東京・千代田区のホテルで日本にあるロシア大使館の元駐在武官に対し、部隊の運用について書かれた教範と呼ばれる冊子を手渡した疑いが持たれている。
教範は駐屯地の外に持ち出すことが禁止されていて、元総監は、現職の自衛官にメールなどで、教範を入手するよう指示していたと見られる。
元総監は事情聴取に対し、そそのかされて渡してしまったと話しているとのこと。
ロシアの元武官は既に帰国していて、GRU=ロシア軍参謀本部情報総局に所属していると見られている。
警視庁公安部は近く、外務省を通じて元武官に出頭要請をするとともに、自衛隊法違反の疑いで元総監と元武官、現職の自衛官ら数人を書類送検する方針。
担任の教諭からの体罰で、小学4年の男子児童が鎖骨を折る重傷。
愛知県武豊町の小学校に勤務する30歳の男性教諭は先月6日、いたずらされたと誤解し、4年生の男子児童を床に引き倒し、右鎖骨を折る全治3カ月の重傷を負わせた。
男性教諭は、座らせようとしたが力が入ってしまったと話しているとのこと。
この教諭は去年4月に特別支援学級の児童を教室から引きずり出すトラブルも起こしていて、県は処分を検討している。
今日午前10時過ぎ、東京・練馬区の外環道・大泉JCTでおよそ100tある杭打ち用の重機1台が横転する事故があった。
長さおよそ30mの重機のドリル部分が、高速道路と一般道をふさぐ形で倒れ飛んできた部品と車1台が接触したが、ケガ人はいないとのこと。
現在も復旧作業が続けられていて、再びパリの襲撃現場です。
襲撃を受けたレストランですけれども、今、土曜日の午前中なんですね、パリは非常に今朝は冷え込んでいますけれども、少しずつこうやって市民が集まっています。
そしてレストランの窓ガラス、まだ銃弾を受けて割れたままになっている。
1週間たった今も事件の生々しさを伝えている。
フランスの一般の人々に対する無差別殺人はフランス生まれのテロリストによって行われました。
フランスの抱える深い闇を見せられた気がします。
テロの横行は排外的な極右勢力の拡大につながり、テロにつながる報復は新たな憎しみを生むという負の連鎖を断ち切ることはできるんでしょうか。
近い将来、多くの国々が抱える可能性があるこの試練に、フランス社会は今、直面しています。
フランス・パリの同時多発テロから1週間。
一連の襲撃現場から近いモスクでは礼拝が行われ、イスラム教徒が130人に上る犠牲者を追悼した。
このモスクの青年局長は、事件を受け、さらにイスラム教徒への風当たりが強くなっていると話す。
一緒にされたくありません。
私たちは違うんです。
テロ事件発生から丸1週間になる金曜の夜を迎えました。
こちら、パリ市内の大聖堂では、間もなく犠牲者を追悼するためのコンサートが始まります。
カトリックの大聖堂では集まった市民数百人がモーツァルトのレクイエムに聞き入った。
フランス・パリで起きた同時多発テロから5日後、暗闇と静寂の街に銃声が鳴り響いた。
パリ北部郊外のサン・ドニ地区です今朝方ですけれども、容疑者の捜索中にこの界隈で銃撃戦があったということです。
負傷者も出ているという情報があります。
非常に緊迫した状況がこの地区に漂っています。
現場となったのは、パリ郊外のサン・ドニ。
同時多発テロがあったスタジアムから1kmほど離れた場所にある。
一帯には軍の兵士や目出し帽をかぶった警察官が展開し、街は物々しい雰囲気に包まれていた。
まだ今、爆発音、7時25分回ったところですけど、また爆発音しましたね。
大きな爆発音が、ここから、私の立っているところから300m、多くの警察がいる場所ですけれども、また爆発音が聞こえました。
また大きな爆発音が聞こえました。
幾度となく響き渡る爆発音。
現場から200mほど離れた場所で撮影された映像にも…夜明け前に繰り広げられた銃撃戦。
きっかけは、捜査当局による今週水曜日に起きた銃撃戦。
そのきっかけは、捜査当局によるある人物をターゲットにした捜索だった。
アブデルハミド・アバウド容疑者、パリ同時多発テロの首謀者とされる男。
犯行グループが捨てた携帯電話が発見され、その解析からアバウド容疑者がサン・ドニのアパートに潜伏している可能性が浮上した。
治安部隊との銃撃戦は数時間にも及び、武装グループは手りゅう弾などで激しく抵抗。
爆弾を仕込んだベストを使い、自爆した。
アバウド容疑者のいとこのアスノ・アイトブラセン容疑者。
治安部隊がアパートに突入した際のアイトブラセン容疑者とのやりとりが明らかになった。
治安部隊はおよそ5000発の銃弾を発砲し、アパートを制圧。
この銃撃戦でアバウド容疑者ら3人が死亡、男女8人が逮捕された。
その後、アバウド容疑者らがビジネスの拠点、ラ・デファンス地区で新たなテロを計画していたことがわかった。
拡散するテロの脅威。
フランスのオランド大統領は戦争状態だと表現した。
先週金曜日にフランス・パリで発生した同時多発テロ。
これまでに130人が犠牲になった一連の事件では、過激派組織イスラム国が犯行声明を出している。
1週間がたち、犯行グループの実像が徐々に明らかになってきた。
首謀者とされるのは、パリ郊外の街サン・ドニで死亡したアブデルハミド・アバウド容疑者。
実行犯は9人いたと見られている。
3つのグループに分かれて劇場やレストラン、サッカーの国際試合が行われていた競技場などを次々と襲撃。
このうち7人が自爆し、死亡した。
レストランなどを襲った車を手配したとしてサラー・アブデスラム容疑者が公開手配されている。
テロ発生から3日後。
パリの中心部には多くの人々が集まっていた。
こちらの共和国広場ですけれども、今日正午から、全土で犠牲者に対する黙とうを行うということで、みんな手をつなぎながら、これから黙とうを捧げようとしているところですね。
こんなことが起きてしまうなんて…悲しいです。
誰も望んでいなかったのに。
殺し合わないでほしいと、みんな願っています。
犯行グループは13日の午後9時25分頃、中心街の飲食店に車で乗り付け、銃を乱射。
その後、次々と店を襲い、わずか10分ほどの間に合わせて39人を殺害した。
襲撃の様子を、防犯カメラがとらえていた。
穏やかな時間が流れるイタリアンレストラン。
次の瞬間、ガラスや壁の破片が飛び散り、人々が一斉に身を隠す。
浴びせられる激しい銃撃。
映像には、銃を構えるテロリストの姿も映っている。
AP通信などによると、防犯カメラの映像や目撃証言からレストランやカフェを襲ったグループの1人が公開手配されているアブデスラム容疑者と同様、逃走している可能性が高いことが明らかとなった。
襲撃現場には、生々しい傷跡が残されていた。
一面、銃撃を受けた跡ですね。
銃撃を受けた穴に誰かがこうやって花を手向けている。
深い悲しみに包まれるパリ。
その一方で…襲撃現場から道ひとつ隔てたこちらのカフェですけれども、既に営業を始めてて、しかも大勢のお客さんで賑わっているんですね。
テロには絶対動じないんだという、パリの人たちの強い意思の表れ、そんなものを感じさせる光景です。
フランスのオランド大統領は今週、ロシアのプーチン大統領と電話で会談し、イスラム国が拠点とするシリアへの空爆作戦で協力することで一致した。
ロシアがNATOに加盟するフランスと空爆で協力するのは異例のこと。
その背景にあるのは…先月末、エジプトでロシアの旅客機が墜落した事件で、ロシア政府は、墜落の原因を爆弾テロによるものだと断定した。
一方、イスラム国も、自分たちが墜落させたと主張した上、ロシア機を墜落させた簡易爆弾だとする写真を公開した。
イスラム国のたび重なるテロに対し、かつてない形で包囲網がつくられようとしている。
イスラム国が拠点としているシリアへの対応をめぐっては、アサド政権を支持するロシアとアサド政権の存続を許さないアメリカが激しく対立してきた。
しかし、アメリカは攻撃の標的をアサド政権の反体制派ではなく、イスラム国とするならば、ロシアの協力を歓迎すると表明し、ロシアを建設的なパートナーだと評価した。
今回のテロは、シリアなどからヨーロッパに押し寄せる難民の問題にも大きな影響を及ぼしそう。
スタジアム近くの自爆テロ現場で見つかったシリアのパスポート。
先月、ギリシャの島で難民申請に使われていたことがわかった。
テロリストが難民を装ってフランスに入国していた疑いが浮上している。
フランス北部のリールでは、被害者を追悼するために市民が集まった広場に、イスラム教徒追放を掲げる人々が近づき、警察官が制止する騒ぎも起きた。
フランス国内にいるシリア難民にも動揺が広がっている。
私には生後6カ月の息子がいますが、会ったことがありません。
家族をシリアに残したまま、フランスに逃れてきたモハメッドさん。
現在はパリ近郊の支援施設で難民認定を待っているが、今回のテロについてどう思っているのか。
私は自分の国にテロリストがいるから逃げてきたのに…ただ家族と一緒に暮らしたいだけ、ほかには何も要らないんです。
こうした中、フランス国内で移民の排斥や反イスラム主義を訴えて人気を集める政治家がいる。
極右政党、国民戦線のルペン党首。
事件の後、日本のメディアとして初めてルペン党首に取材できることになった。
国民戦線本部の中に入ってきました。
こちらが受付ですね。
そして逆の方ですけれども、国民戦線の帽子ですとかステッカーですね。
さらにはルペン党首の著作といったものが売られているんですね、ここでね。
世論調査ではおよそ3割の支持を集め、ルペン党首は今や、再来年に行われるフランス大統領選挙の有力候補となっている。
党首はこういったテロを防ぐためにフランスはどのような手段を用いるべきだったとお考えですか?対外政策を根本的に変えるべきです。
誰が武器を持って入ってくるのか、密輸をしているのか、すべてを把握しなければなりません。
ルペン党首は歴代政権の難民政策は誤りだったと批判する。
さらに、空爆についても否定的。
フランスはアメリカと足並みを揃える形で今年9月からシリア国内にあるイスラム国の支配地域への空爆に踏み切った。
事件後は空爆を強化しているが、ルペン党首は空爆について、何の効力もないと語る。
フランスはアメリカとともに過ちを犯してきました。
無条件にアメリカの政策に従うことに疑問を持つ人がいるのも理解できます。
私たちは10カ月ぶりにある人物を訪ねた。
風刺画家のミシェル・ブリデンさん今年1月、風刺週刊誌「シャルリ・エブド」が襲撃された事件で、20年来の仕事仲間を失った。
当時、「報道特集」の取材に応じていた。
自宅が今回のテロ事件で襲撃を受けたカンボジアレストランから数百メートルのところにある。
銃声は当時、自宅にいたブリデンさんの耳にも入ったと言う。
大きい音ではありませんでしたけどね。
バズーカ砲のような音とは違いました。
被害者の中には、友人もいた。
バタクラン劇場のコンサートに出かけて被害に遭った人たちのことを聞きました。
私の友人であるドラマーは、ケガをして病院に担ぎ込まれ、彼の恋人は足を撃たれたんです。
ほかにも、急所は外れたけど銃弾が当たった人もいると聞いています。
これまでタブーなく、あらゆる事象を風刺してきたブリデンさん。
事件後は新しい絵は描かず、これまでに描いた古い作品を整理していると言う。
パリ市民がパーティーを開き、抱き合い、酒を飲み、誰もが楽しそうな表情をしている。
とても楽しい作品、少々セクシーで陽気な作品、そんな人生を描いた作品を描き続けることが私にとってなぐさめとなるんです。
今は日常を取り戻すことが大切だということですか?もちろんそうです。
それこそが唯一の武器なんです。
一方で、こういった事件が起きると非常にナショナリズムというか排他的な動きが強まって、例えば、移民とか難民の受け入れはやめようっていう声がどんどん強くなると思うんですけど、その点どういうふうにお考えですか?これは何も考えない条件反射のような行動です。
そのような考えは誤っているということを証明しなくてはなりません。
パリで襲撃された現場の1つであるこちらのレストランでは日下部キャスターが現在も取材をしています。
1週間取材をしてみて市民の様子というのは何か変わっているんでしょうか?2日前には新たな銃撃戦がありましたし、生物兵器を使ったテロの情報もありますね。
なかなか気が抜けない状況です。
そうした中、フランスは今、自由と治安、このどちらに重きを置くかという非常に難しい選択を迫られています。
さじ加減1つで国にあり方が変わってしまうような大きな問題で、日本にとっても人ごとではないんですね。
そして、フランス政府当局は治安重視の方に、大きく傾こうとしている、憲法を変えて非常時の権力を集中させようとしている。
これに対して与党も、これだけ大きな事件が起きた後なので、目立った反対の声も、あまり上がっていないというのが現状です。
2001年のアメリカの同時多発テロ事件の直後のように、フランス政府当局の方は対テロ戦争ということに対して前のめりのような印象を受けるんですけれどもパリ市民の方は実際に取材してみて反応はどうなんでしょうか?こちらの方を見ていただきたいんですけれども、1月に襲撃を受けた「シャルリ・エブド」の最新号ですね。
銃で撃たれている人から吹き出ているのはシャンペン。
そして見出しには彼らには武器があるけれども、我々にはシャンペンがある。
これはどういう意味かというと、とにかく日常を個人個人、1人1人が取り戻そうと、いつものようにお酒を飲んで、歌って踊って、フランス人らしく振る舞おう、これがテロに対する対策なんだと、そういうことを言ってるんだと思うんですね。
そしてこういった考えはフランスの人の中に少なくないんです。
例えば昨日、テロから1週間でしたけれども、非常事態宣言が出されていて集会が禁止されているにもかかわらず、広場には多くの人たちが集まって、お酒を飲んだり歌ったり、あるいは踊ったりといった光景がありました。
日本人からすると不謹慎に見えるかもしれませんけれども、実はフランスがドイツに占領されていたとき、フランス人は同じように振る舞ったそうです。
飲んで歌うことがナチスに対するレジスタンスなんだ、こういった歴史があるんですね。
次の特集は原発です。
年明けにも再稼働する見込みの愛媛県の伊方原発。
近くを日本最大級の活動帯が走っており、もし、大地震による重大事故が起きた場合、数多くの住民が孤立するおそれが指摘されています。
再稼働に揺れる街と原発内部を取材しました。
瀬戸内海の伊予灘の海に来ておりますけれども、今、この船の向かう方向に見えてきたのが四国電力の伊方原子力発電所です。
向かって左から1号機、2号機、そして一番右にあるのが3号機です。
四国の北西部、佐田岬半島の付け根にある伊方原発。
愛媛県知事が先月下旬、再稼働に同意したことを受け、反対の声が強まっている。
今月1日、松山市で開かれたデモでは…もし海に大量の放射能が流れ出たときには、そう簡単には瀬戸内海がもとに戻ることはないでしょう。
主催者発表でおよそ4000人が集まったこのデモ。
しかし、原発が建つ伊方町の住民は少ない。
伊方町で聞くと、多くの住民が同じ言葉を口にした。
今まででも経済的な恩恵を受けてきとるし。
伊方原発は1977年に1号機が運転を開始。
当初は住民の中にも反対の声を上げる人が多くいたと言うが、およそ40年の間に2万人いた住民は半減。
65歳以上が4割を占め、過疎が進む。
漁業や農業中心の住民から積極的に反対する声はほとんど聞かれなくなった。
伊方原発のすぐ南で民宿を経営する男性は…伊方原発周辺では、あちこちで道路工事が行われている。
今こういう工事に関わっている人多いんですか?直に原発に行っている人もいるし、僕らみたいに県工事やっとる人間もおるし。
できないもんね、実際ね心に思っておってもね。
町は今や伊方原発と切っても切れない関係になっている。
伊方町の中心部に来ていますけれども、こちらが伊方町の生涯学習センター、その左手が町民会館ですね。
いずれも電源立地地域対策交付金という、原発マネーと言われているお金で建てられた建物ですけれども、立派ですね。
町民会館に入ってみると…これはいいわ。
例えばお茶とか、そういう集いをやるときにここの部屋が使われるようですけれども。
中には原子力広報センターもある。
原発の仕組みの説明や必要性を訴える展示が並ぶ。
「原子力発電と安全性」っていう、こういう。
ゆっくり遊んでいきたまえ。
この町民グラウンドも原発の交付金でつくられた。
施設ばかりではない。
毎年開かれる夏祭りの費用600万円も交付金で賄われている。
小中学校の職員の人件費や生徒が使うパソコン40台の代金も。
伊方町には40年間で総額およそ290億円もの交付金が支払われている。
再稼働を前に伊方原発3号機の内部ではどんな準備が進められているのか。
内部の撮影が許された。
これは海水の侵入を防ぐ水密扉。
3号機の北側、海に面した位置につくられた。
津波対策の目玉と言われている水密扉ですね。
これは設置した理由というのは何なんですか?そこまでは上がってはきませんけれども、なお万が一の場合、念のためということでこの水密扉を設置しております。
さらに心臓部、核燃料がおさめられる原子炉格納容器の中へ。
ここが伊方原子力発電所の3号機の格納容器の内側ですね。
上が天井みたいになっている部分ですけれども、ここの格納容器の大きさですけれどもかなり広いような印象を受けるんですけれども。
この蒸気発生器があるということで、福島第一発電所3号機に比べまして、容積的には9〜10倍の広さがございます。
核燃料は現在、使用済み燃料プールに移されている、それでもなお…これが燃料容器だから、原子炉容器がここにあるから、ここから先は線量が高いので近づけないということです。
配管は耐震性能が、より高い部品で強化したと言う。
新しい基準には達しないものを部品を取り替えたということなんですね?水素爆発を起こした福島第一原発の事故を受け、水素の充満を防ぐ装置も設置した。
ああいった事故が起こったということもございますので、この中に2種類の水素の低減装置を設けてございます。
この辺ははっきり福島以前と以降では変わったところですね、これが敷地内ではヘリポートの建設も行われている。
原子力事故が起こったときに、早急に復旧させるための物資とか、人材のヘリによる輸送を考えまして、ヘリポートをつけております。
そういう可能性も、それは対応できるとは思っております。
広範囲に影響が広がる原発事故への備えは十分なのか。
何しろ福島の事故を経験した後ですので、最悪の事態というのを想定しないと安全化どうかというのは、何とも確定しがたいというのが正直な印象ですけれども。
先週月曜日には、伊方原発で重大事故が起きたという想定で国と県などの合同訓練が行われた。
ここからフェリー、あるいは自衛隊の船、そういう幾つかの船に分乗して対岸の大分県の港に向かうということなんですけれども。
訓練の想定は愛媛県が震度6強の揺れに襲われ、運転中の伊方原発3号機が放射能漏れの危険のある重大事故を起こしたというもの。
伊方原発が半島のつけ根にあることから重大事故が起きた場合、半島の住民およそ5000人が孤立する可能性が指摘されている。
訓練には政府や自治体から1万5000人が参加した。
そのうち、海上避難訓練に加わった伊方町の住民は70人だった。
今回の訓練では津波は起きず、港にも被害がないという想定。
だが…高齢者とか子どもの方ですね、すぐに1人では行動できなかったりする場合がありますよね?実際に原発に何かあったときに、皆さんパニックにもなるし、こんなもんじゃないとは思うんですよね。
1時間あまりで住民は大分へと到着。
その後、バスで避難所に移動し、訓練は終わった。
5時間あまりにわたる海上避難の訓練がここの場所で終わったわけですけれども、訓練ですから、大きな混乱があったということはありません。
果たしてこのような形の訓練で海上避難の実効性を知るために、どれだけ役に立ったのかどうなのか、住民の方々はどう考えているんでしょうか。
この海上避難が役に立つかどうかというのは、肌身でわかりました?役には立たないんじゃないですかね。
どういうところが?この原発から数キロ北の方向ですね、こちら側の方向ですけれども、その海底には中央構造線という活断層帯が東西に走っていまして、この伊方原発にとっての最悪の事態というのは、将来この活断層帯が大きな地震と津波を引き起こすのではないかと言われている事態です。
伊方原発の被害が想定されるのは南海トラフによる巨大地震だけではない。
それが中央構造線、日本最大級の活断層帯。
420年ほど前、その地震は起きていた。
今の松山市の被害について記された書物が残る。
地震・津波を研究する都司氏は、各地に残る被害の記録や地層の痕跡からこの地震と被害について調べている。
内陸の地震としては最大級のものですね。
都司氏によると1596年に起きた地震は今の震度に置き換えると愛媛県西条市で震度7、松山市や大分の湯布院で震度6強だった。
地震を引き起こした中央構造線は、この辺りを通っている。
大分では津波の記録も残ると言う。
都司氏は、伊方原発周辺の地域も津波に襲われたと考えている。
10mの津波は四国電力の想定を上回り、再稼働を目指す3号機まで達する。
都司氏は同じ規模の地震・津波がいつまた襲ってきてもおかしくはない時期に来ていると警告する。
衝撃的な揺れというのは木造家屋にしろ、あるいは鉄筋コンクリートの建物にしろちょっと異質な揺れ方をする。
それも大丈夫かということはチェックする必要がありますね。
今回の訓練のような大分への海上避難は有効なのか。
ダメですね、大分も同時にやられますから。
大分に避難してはダメです。
南の方、ないしは広島の方、北の方。
四国電力は「報道特集」の取材に対し、中央構造線による地震・津波にも耐えられる安全対策をしているとコメントした。
地震・津波と原発事故の複合災害。
その場合、住民はまず高台にある公民館などに屋内退避することになっている。
その後、船などによる避難が想定されている。
だが、住民からはあきらめにも似た声が上がる。
もし、そういうのが起きればとにかく逃げ道はないと。
みかん農家の竹下さんの住む地区にはひとり暮らしのお年寄りが多く、古い家もたくさんある。
高台に逃げるための道は細く、崩れやすいところも多い。
海沿いのこの地区には南海トラフ地震の際、10mを超える津波の襲来が想定されている。
あの上の方にある家は助かるでしょうけど。
再稼働の判断は住民の安全を十分に検討した上でのものだったのか。
原発再稼働承認の判断をなぜ下したのか。
愛媛県の中村知事に聞いた。
ここはすごく難しいところなんですけれども、例えば、今回のような大規模な避難が必要なときというのは伊方原発が今回の想定どおり暴走したというところが前提になります。
また、再稼働を認めた理由の1つに資源の少ない日本のエネルギー事情があると語る。
ですから、それを見つけていくのがこれからの我々の課題であって、それが見つけて初めて、原発依存度低下、脱原発という理想に一歩も二歩も近づいていけるんじゃないかなと思っています。
そうですね、これは言い続けてます私の判断基準というのは…伊方原発というのは、こちらの半島の付け根部分にあるんですね。
重大事故が起きてしまった場合に色が黄色く示されていますけれども、西側の住民というのは海上に避難することになるといいます。
しかし、そもそもお年寄りが多かったりですとか、山道も多そうですから、まず、港に行くことができるのかという問題があります。
また津波が発生した際にも、そういった場合は船が出せなくなってしまいますよね。
やはり不安が多く残ると思うんですけれども、住民の方も例えば逃げ道がないですとか、現実味がない、そういった発言もありました。
実際、直接取材してみると、皆さん、どういった反応を示されるんでしょうか?海上訓練の様子、取材してみると、参加した人というのは、極めて冷めていましたね。
何しろ津波との複合災害というのは想定されてない訓練なんで、訓練計画の実効性を検証するというよりは、安全性のPRみたいになっていた感があって、僕らも含めた、たくさんのマスコミが一斉にちょっと大騒ぎしてたんじゃないかなというのが感想というのが正直なところですね。
中央構造線についても不安が残るという指摘がありましたけれども、中村知事の見方では心配ないんではという発言もありました。
専門家の意見と両方聞くと、やっぱり不安というのはそんなに簡単に解消されませんね。
知事は全く伊方原発そのものは津波の心配はありませんと断言していましたけど、福島第一原発の過酷事故のことを考えると、いまだに過酷事故で何が本当に起きていたのかという核心部分については今もまだ、いろんな説が混在しているわけですが、もう少し新しい知見に耳を傾けてほしいなというのが正直なところですね。
実は私は伊方原発の設置許可取り消し訴訟という、もう40年ぐらい前なんですけれども、そこから取材している人間の1人です。
その当時は伊方町の漁師さんたちが先頭に立って反対運動してたんですね。
その人たちの多くが亡くなってしまって今の伊方町のような現状になっている現実を見ると、非常に複雑な思いがしているのが正直なところです。
この後はスポーツ、上村さんです。
ダンロップフェニックストーナメント3日目。
松山英樹選手が圧巻のプレーで終盤、猛チャージを見せた。
連覇を狙う松山英樹は中盤まで我慢のゴルフ。
思うようにスコアを伸ばすことができない。
それでも17番。
ロングパットを沈め、バーディーを奪うと、続く18番のセカンドショット。
2オンに成功。
ピンそばおよそ2mにつける。
最後はイーグルパットを見事に沈めた松山は首位と4打差の4位タイ。
2連覇を射程圏内にとらえた。
世界野球プレミア12。
悪夢の準決勝から2日。
侍ジャパンがメキシコとの3位決定戦に臨んだ。
1回、3番の山田哲人。
レフトへソロホームラン。
幸先よく先制する。
2回、ランナーを置いて打席には再び山田。
完全に目を覚ましたセ・リーグのホームラン王が2打席連続アーチ。
チームに勢いを与える。
これで火がついた打線は5番・中田、7番・松田、1番・秋山と韓国戦のうっぷんを晴らすようなホームラン攻勢。
7回コールド勝ちで3位を死守した。
続いてラグビーのトップリーグ。
五郎丸選手を擁するヤマハ発電機はホーム初戦に臨んだ。
9000人を超えるファンが詰めかけたヤマハ発電機ジュビロのホーム開幕戦。
日本代表、五郎丸にボールが渡ると…スタジアムが沸き上がる。
前半終了間際、およそ40mからのペナルティーゴール。
蹴るのはもちろん五郎丸。
期待に応える男に、この試合一番の歓声が送られる。
7本中6本のキックを決めた五郎丸の活躍もあり、ヤマハが圧勝。
開幕2連勝を飾った。
大相撲九州場所14日目。
昨日、白鵬を破りトップに並んだ日馬富士は鶴竜との横綱対決。
2日連続で横綱対決を制した日馬富士。
結びの一番で白鵬が敗れたため、ただ1人、1敗で千秋楽を迎える。
最後、大相撲のニュースでしたけれども上村さん、やはり北の湖理事長の急死というのは多くの方にショックを与えていますよね。
優勝24回の大横綱ですからね。
皆さん記憶にも鮮明なんでしょうね、現役時代というのが。
知らないでしょ、2人とも。
理事長の姿ですからね。
当時、昭和の大横綱で憎たらしいほど強かったと言われているぐらいで、僕も実は同じ昭和28年生まれ。
ニッパチ組と言われています。
2015/11/21(土) 17:30〜18:50
MBS毎日放送
報道特集[字]【同時多発テロに揺れるフランス▽伊方原発の再稼働を問う】
▼銃撃戦再び テロに揺れるフランス難民達は
▼活断層も…伊方原発再稼働を問う 格納容器内部は…
詳細情報
番組内容
【同時多発テロに揺れるフランス】
同時多発テロに揺れるフランス。今週は新たにパリ郊外の町で銃撃戦が起きた。追悼の空気に包まれるパリの町は?難民政策への影響は?日下部キャスターが現地から緊急報告。
【伊方原発の再稼働を問う】
再稼働の手続きが進む四国電力・伊方原発。今週は事故を想定した大規模な防災訓練が行われた。再稼働に舵を切った地元の事情は?大地震や津波の懸念は?再検証する。
出演者
【キャスター】
金平茂紀(TBSテレビ報道局)
日下部正樹(TBSテレビ報道局)
小林悠(TBSテレビアナウンサー)
上村彩子(TBSテレビアナウンサー)
関連URL
【番組HP】
http://www.tbs.co.jp/houtoku/
【twitterのアカウントはこちら!】
http://twitter.com/tbs_houtoku
【facebookのアカウントはこちら!】
http://www.facebook.com/tbs.houtoku
おことわり
番組の内容と放送時間は、変更になる場合があります。
ジャンル :
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
福祉 – 文字(字幕)
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
OriginalNetworkID:32722(0x7FD2)
TransportStreamID:32722(0x7FD2)
ServiceID:2064(0x0810)
EventID:10625(0x2981)