尾木ママ今日もよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
皆さん今日も…。
今回のテーマは…尾木ママどうですか。
ひとりっ子どんな印象をお持ちですか?ひとりっ子ね実はね僕教員になったの今から42年ぐらい前なんですけどそのころはね正直言ってこの子ひとりっ子だなっていうの感じるでしょ。
「ひとりっ子?」って聞くでしょ。
「はい」って言って。
もうほとんど…そのうちに「えっうそ。
あなたひとりっ子だったの?」ってあとから気が付いて驚くような状況になってきたのが1990年入るか入らないかぐらいに。
なぜかというと1つはねひとりっ子がすごい増えてきたという事。
それから2人3人きょうだいいる子が昔言われたたくましいとかいうのがなくなってひとりっ子と同化してしまってるというか。
現場感覚ですよ。
あくまでも。
どうでしょうねでもやっぱりひとりっ子ってなんかちょっと目立つ感じってどうです?自宅が田舎なのでひとりっ子っていうのが少なくて周りに。
だから親戚とかには……じゃないですけどっていうのは言われてましたね。
そういうプレッシャーを女性は感じるんですよ。
実はこんなデータがある。
結婚と出産に関する全国調査。
これを見るとひとりっ子の割合は20年で9.3%から15.9%に増加。
そうひとりっ子の家庭というのは着実に増えているのだ。
それでは一般の人々はひとりっ子をどんなふうに見ているのだろう?番組では視聴者へのアンケートおよび街頭でのインタビューでおよそ400人の人々に身の回りのひとりっ子の印象を調査!まず多かったのはこんな声。
ひとりっ子ってどんな感じ?一家に子どもが1人だからこその事。
羨ましい!でもそれが「我慢を知らない」などのイメージにつながるという声も。
そしてこんな声も。
「のんびりマイペース」という視聴者からの声も。
自身がひとりっ子というこちらの男性は?というひとりっ子の彼氏。
彼女から見ると?そう。
ひとりっ子といえば「わがまま」ってよく聞く!今回の調査で最も多かったのがこの「ひとりっ子はわがまま」という声。
わがままそう。
わがまま。
なんと387人中80人。
20%以上の人がひとりっ子はわがままだと回答。
ひとりっ子ってほんとにわがままで甘やかされ放題!?という事で今回はひとりっ子の親または自分がひとりっ子というホゴシャ〜ズが集まりひとりっ子の育て方を徹底討論!子育て家庭必見のお役立ちヒントも満載!ちょっとじゃあ街頭で多かった声1つずつ項目立てて考えていきたいと思うんですが。
ちょっとデータをご紹介しますね。
小学校5年生の1人当たりの塾や習い事など学校外の教育費ですねこれを比較をしました。
するとひとりっ子は2人兄弟のおよそ1.4倍教育費を使っている事が分かりました。
やはりひとりっ子の方がお金がかけやすいという傾向があるようです。
うちの子は和の作法を習いましょうみたいなちょっと一口講座みたいなのがあったんですけど5歳か6歳の時に連れていったらすっごく興味を示したんですよ。
またああいうお教室に行きたい行きたいって言うんで子どもに日舞を教えて下さるお教室を見つけて他にも…ザクザク出てきましたね。
5つですね。
5つ。
ちょこっとずつやらせててそのうちに何か自分がこれにしたいって言ったら少しずつ整理してあげようと思って。
いくらぐらい月にかかるんですか?気になりますよ。
どれぐらいかかるんですか?じゃ月2万ぐらいを…。
(タヌキ)そうですね。
なので主人からは「おかしい」って言われてるんですよね。
実はこうした習い事にはふだん家庭では子ども同士のコミュニケーションの機会のないひとりっ子ならではのねらいもあった。
うちの主人も私もスポーツをずっとやってきていたので…なかなかやっぱり人間関係どうしようかと思っていたのでボーイスカウト入れたんです。
地域で上下関係を学べて横の関係も学べる…。
そこら辺意識したんですよ。
ひとりっ子だから。
だからそうやってしてちゃんと配慮しておられるわけ。
やっぱりねすごいねそういう意味では…ちゃんと情報も入ってきて対応されていると。
やっぱり学んでおられて経験が全部生きてきてるの。
じゃ次に行きましょうね。
ノニさんはどうですか?お母さんとしては心配ですよね。
(笑い)仕掛けるの?何かバッて取らなきゃいけない時サッと私が取って「ほら遅いからこれ取られたでしょ?」って兄弟の役割を私が演じて…。
僕さっき言ったね「えっうそひとりっ子なの?」って言った子なんか「どうしたらあんなねひとりっ子でないようなたくましい子になるの?」って言ったら私がお姉ちゃんみたいな感じで対等にやり合うんだって言うんですよね。
ケンカとかも。
お母さんが兄弟になっちゃうみたいなのね。
それありなんだなぁと思って。
更に圧倒的に多かったのが「ひとりっ子はワガママである」と。
遊んでる様子を見てるとひとりっ子が「次私」とか。
「私1番」って。
うちの子かわいそうって。
思った事は…。
ありますね。
子どもにも言いますよね。
ひとりっ子だからって責められないようにというので。
うちもすごく大人に気を使う子どもになってしまっていて。
何となくこう子どもらしくないなって思っちゃって。
じゃコホラさんのその辺りの悩み映像がありますので。
見て下さい。
うわ大きいな。
お手伝いはしますね。
料理好きだもんね。
コホラさんの娘小学校6年生のひとりっ子…ひとりっ子といえばわがままと思われがち。
でもうみちゃんはその正反対。
これが欲しいあれが欲しいあそこ行きたいこれが欲しいとか。
大人に気を使い自分の思いをあまり口にしないといううみちゃん。
例えばおやつのアイスを選ぶ時も…。
…とまずは両親の希望を聞いて自分は後回しのうみちゃん。
ひとりっ子のうみちゃん。
小さい時から同世代の子どもより大人の中で過ごす事が多かった。
(コホラ)私も自分の趣味の友達とかいてどっか行くっていっても……いるみたいな感じが多かったですね。
外でも大人の中に子ども一人。
家でももちろん大人2人に子ども1人のひとりっ子。
同じ年頃の友達とはどんなふうにつきあうの?だってさだってなんかさ…。
女の子同士って結構休み時間トイレ行こうとかあるじゃないですか。
断っちゃう子だったんですよ。
「私行きたくない」って言って。
と大人なうみちゃん。
そして更には…。
好きな男性もテレビとか見ててジャニーズとかじゃなくて…あの辺なんですよ。
「かっこいい〜」って言ってるのは。
なるほど。
随分大人がタイプ。
でもうみちゃんまだ小学6年生。
コホラさんには心配な事があった。
多分大人から見るとほんとにいい子っていう感じだと思います。
でもそこがなんか……っていう思いが時々私の中に芽生えるというのは正直な気持ちなんですけど。
実は以前こんな事があった。
それは小学校4年生の時の事。
友達づきあいも良くクラスの中心にいたうみちゃん。
突然こんな事を言いだしました。
先生!私の物がなくなってます。
ところが…。
ひと言で言ってしまうと「自作自演」って言ったらそれまでなんですけど自分でわざと物がなくなったって騒いででも実はそれを自分で隠していた。
私も「どうしてこんな事になったんだろう」と言っても本人は「分からない」って言うんですね。
でも1つだけ泣きながら言ったのが…先生は3学期になりそれまであまり手を挙げていなかった生徒を指そうとしていた。
うみちゃんはそれを先生に見放されたと思ってしまったのだ。
でもその思いを先生にうまく伝える事ができずこんな騒ぎを起こしてしまった。
周りに気を使いすぎて自分の思いを伝えられないひとりっ子。
一体どうしたらいいの?一見すると立派に育ってるふうに見えますが深いところでちょっと悩みが。
そうですね。
僕ビデオ見ててすごい感じたんですけど…えっほんとですか!?取り分けたり大人っぽい場面があったじゃない。
そうするとお母さんうれしそうな顔してたの。
お母さんがうれしそうな顔をするのがうれしいんです。
ここなんですよ。
なるほどね〜。
だから今我々がすごい問題にしているのは…空洞化してきたらその矛盾がどっかで爆発するんですよ。
それ僕の場合も大失敗して。
そうやってなるよって言っていながら…ここオンエアしてもいいよ。
それぐらい難しいんです。
そうそうそう。
うちの子テレビあんまり見ないしチョコレートも大嫌いだって言ってもらわなかった子なの。
なんてできた子だろうと思ってたのよ。
周りの先生方からも褒められていたんですけども大学2年ぐらいになって先輩からテレビをもらってきて朝まで徹夜して見てるわけですよ。
そしてねお徳用のチョコレートを1袋一晩で全部食べたの。
それでびっくりして「あんたこういうの2つとも嫌いだったんじゃない?」って聞いたら…我慢してたんですよ。
さっき見てたらうれしそうな顔されてるんですよ。
だから僕もそう思ったわけ。
ただ…嫌な時は嫌とかいうの…コホラさんのところはどうなんですかかわいらしい面というのは…。
本人これ言ったら嫌だって言うかもしれないんですけど…彼女なりにバランスを…。
多分とってるのかなと思うのであまり極端な拒否はしないように今まで来てるんですけど…。
これでいいんです。
バランスとってるんですよ。
「こんな子どもじみた事やめなさい」って言われた瞬間行き場がなくなるという。
行き場がなくなる。
すごい大事。
すずらんさんも実はユニークなアイデアを取り入れてひとりっ子の環境というのを整備というかね。
ちょっとひとりっ子を育てる上での解決のヒントご覧頂きたいと思います。
あっこんにちは〜。
すずらんさんの一人娘…こんにちは。
ひとりっ子のせりなちゃんに姉妹代わりの存在をつくってあげたい。
そんな思いですずらんさんが取った作戦その1がこちら。
猫!一緒に楽しく過ごしてくれればいいと買い与えた猫。
ところが…。
作戦失敗。
そんなすずらんさんに強い味方が登場!姉の子で1歳年上の…。
1つ年上のいとこにせりなちゃんのお姉さん代わりになってもらおうと2人で遊びに出かけたりお泊まりしたりする機会をつくっている。
ただ会わせるだけではなく姉妹のような関係を築けるようにすずらんさんが気を配っているポイントがある。
おやつもそこそこに席を立った2人は…あれ?せりなちゃんの部屋に移動?私は好き勝手にテレビとか見てます。
大人の目を気にせず子どもだけで過ごす時間を尊重する。
お泊まりの時は2人で夜中の2時3時まで大騒ぎするけど決して怒ったりしない。
子どもたちの部屋にちょっとお邪魔してみると…。
あれ?せりなちゃん今なんか隠さなかった?ほら!一体何を話していたの?あらあらないしょの話!?こんなふうに大人には言えない秘密を持ってもらう事もポイントの1つ。
秘密を尊重する事は子ども同士の関係だけではなく親子の信頼関係を深くする事にもつながるとか。
他にも地域の集まりなどに積極的に参加させているという。
こうしたすずらんさんの働きかけで近所にもお姉さんができた。
せりなちゃんが小学1年生の時周りの子に溶け込めずに困っていると声をかけてくれた。
以来せりなちゃんはこの頼れるお姉ちゃんにそれまで誰にも話せなかった学校の事や進路の相談をしている。
お姉ちゃんとかがいる子はそのお姉ちゃんに聞いたりとかがあるけどひとりっ子だとそういうのが全く分からないからなんか教えてもらえるっていう。
せりなちゃんの変化はすずらんさんの目にも明らかだった。
そして以前はひとりっ子である事が嫌だと言っていたせりなちゃんも…。
最近はひとりっ子でそんな不満があったりとかはないです。
ねぇ。
お母さんがお姉ちゃんを生み出したという。
お姉ちゃんから近所のね大事にされる中で地域の子どもたちにもね優しくなりたいなんて言ってたでしょ。
だからほんとに子どもたちっていうのは…これもう法則なんです。
コホラさんどんなふうにご覧に?いやあいいなあと思います。
たまたまなんですけど…家庭内で完結しようっていう。
ひとりっ子だけじゃなくてどの家庭も結構そこに陥っちゃってどうしていいか分からないって悩んでる方多いかもしれないので。
だから家庭の責任っていうのをみんなすぐ社会は問うでしょ?違うんですよ。
地域やみんなの責任なの。
だからやっぱりねいろいろ学ぶべき点がいっぱいあった。
皆さんから。
子どもの成長のチャンスは家庭の外にもたくさんあるのだ!2015/11/21(土) 12:00〜12:25
NHKEテレ1大阪
ウワサの保護者会「ひとりっ子 ワガママってホント?」[字][再]
近年着実に増えているひとりっ子家庭。兄弟がいないと、甘やかされてワガママに育つってホント?番組では最新のひとりっ子事情を調査。ひとりっ子の子育てを考える。
詳細情報
番組内容
「ひとりっ子だからワガママ」という「ウワサ」は本当?実は近年兄弟がいてもいなくても区別がつかなくなってきている、という尾木ママ。番組ではひとりっ子の親が集まり、ひとりっ子の子育てのお悩みや疑問を話し合い、解決の道を探る。尾木ママも自身の子育て失敗談を披露!兄弟がいてもいなくても、お役立ちの子育てのヒントが満載!
出演者
【出演】教育評論家、法政大学教授…尾木直樹,【司会】高山哲哉,【語り】鈴木麻里子
ジャンル :
趣味/教育 – 教育問題
バラエティ – トークバラエティ
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