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りんごで歯の健康確認 消費拡大へアプリ11月22日 17時02分
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落ち込みが続くりんごの消費の拡大につなげようと、長野県の農家の団体が、りんごをかじると歯の健康状態が分かるというアプリを開発しました。
このアプリは長野県松本市のりんご農家で作る団体が開発しました。スマートフォンにアプリをダウンロードし、1個200円の専用のりんごに貼られたQRコードを読み取ると利用できる仕組みです。りんごをかじった際の歯や歯ぐきの痛みなど、画面に表示される5項目の質問に答え、さらにかじったりんごの断面を写した画像を送ると、歯科衛生士から、歯やあごの健康状態についての診断や、歯磨きの方法のアドバイスを受けられます。
このアイデアは、アプリを開発した「松本りんご協会」の代表を務める上條英一郎さんが思いつきました。都内の会社に勤める息子の圭太郎さんがIT系の子会社や仕事で知り合った歯科医師の協力を取り付け、およそ半年で完成にこぎ着けたということです。
総務省によりますと、1世帯当たりのりんごの購入量はこの20年間で25%減少しているということで、上條さんたちは、アプリをきっかけに消費拡大につながれば、と期待を寄せています。上條英一郎さんは「りんごの消費を増やすには思い切ったことが必要だと思って考えた。きっかけは歯の検査でも、1度丸かじりしてもらい、おいしさを知ってほしい」と話しています。
このアイデアは、アプリを開発した「松本りんご協会」の代表を務める上條英一郎さんが思いつきました。都内の会社に勤める息子の圭太郎さんがIT系の子会社や仕事で知り合った歯科医師の協力を取り付け、およそ半年で完成にこぎ着けたということです。
総務省によりますと、1世帯当たりのりんごの購入量はこの20年間で25%減少しているということで、上條さんたちは、アプリをきっかけに消費拡大につながれば、と期待を寄せています。上條英一郎さんは「りんごの消費を増やすには思い切ったことが必要だと思って考えた。きっかけは歯の検査でも、1度丸かじりしてもらい、おいしさを知ってほしい」と話しています。
果物の消費拡大への取り組み
農林水産省によりますと、果物の消費量は20代から40代の比較的若い世代を中心に減少しています。消費を拡大しようと、農家や加工会社では食べやすいように小さくカットしたり、ジャムやジュースに加工したりして販売するところが増えています。
また、果物の普及促進をはかる「中央果実協会」は、「毎日くだもの200グラム運動」という取り組みを進めています。「200グラム」は、みかんでは2個、りんごなら1個に相当するということです。この取り組みでは、社員食堂での果物の利用を促すため、企業の担当者向けのセミナーを行ったり、小中学生の子どもがいる保護者を対象に果物に含まれる成分や効能を紹介する栄養教室を開いたりしています。
また、果物の普及促進をはかる「中央果実協会」は、「毎日くだもの200グラム運動」という取り組みを進めています。「200グラム」は、みかんでは2個、りんごなら1個に相当するということです。この取り組みでは、社員食堂での果物の利用を促すため、企業の担当者向けのセミナーを行ったり、小中学生の子どもがいる保護者を対象に果物に含まれる成分や効能を紹介する栄養教室を開いたりしています。