こんにちは。
１３０人が犠牲になった、フランス・パリで起きた同時多発テロから、きょうで１週間となりました。
事件と同じ時間帯には、祈りをささげる市民の姿が見られました。
合わせて１３０人が犠牲となった、劇場やレストランの前には、市民が相次いで訪れ、亡くなった人たちに花やろうそくをささげました。
一方、パリ近郊のモスクでは。
事件から１週間のきょう、こちらのモスクでは追悼のための集会が開かれています。
集会は臨時で開かれたもので、指導者らは、人種や宗教を超えて団結するよう呼びかけ、黙とうをささげました。
一方、容疑者の足取りも明らかになってきました。
事件の首謀者と見られる男が、劇場で立てこもりが起きている最中に、地下鉄を使った可能性が浮上しました。
地元メディアによりますと、現場の劇場からおよそ５キロ離れた地下鉄の駅の監視カメラに、事件の首謀者とされるアバウッド容疑者と見られる男が映っていました。
またサッカースタジアムで自爆した３人の容疑者については、１人がギリシャで難民登録していたことが分かっていますが、検察は、もう１人も同じ日にギリシャで難民登録していたことを明らかにしました。
当局は、実行犯２人の入国や、アバウッド容疑者がパリに潜んでいたことを直前までつかめておらず、ＥＵ・ヨーロッパ連合は２０日、ＥＵ圏の境界管理を、直ちに強化することで合意しました。
パリの同時多発テロなどを受けて、国連の安全保障理事会は、過激派組織イスラム国への対策を強化するよう求める決議を、全会一致で採択しました。
安保理は日本時間のけさ、協議を開き、フランスが提案した決議案を、全会一致で採択しました。
パリの同時多発テロや、ロシアの旅客機墜落などを引き起こしたとして、イスラム国を強く非難。
平和と安全に対する世界規模で空前の脅威であるとして、国際社会が協力してテロを防ぐために、あらゆる手段を取るよう求めています。
シリアでのイスラム国への攻撃を巡っては、アサド政権を支援するか否かで、ロシアとアメリカが対立していますが、決議には、ロシアの主張で、内戦の終結にはアサド政権と反体制派の対話が必要という内容が盛り込まれました。
西アフリカのマリで２０日、武装集団が高級ホテルを襲撃し、１７０人を人質に取って立てこもりました。
救出作戦が行われましたが、１９人が死亡しました。
ロイター通信によりますと、マリの首都バマコで２０日、武装した集団がホテルに押し入り、客や従業員など１７０人を一時、人質に取りました。
治安当局が救出のため、突入し、人質は解放されましたが、マリのケイタ大統領は、作戦の際に１９人が死亡したと発表しました。
ホテルの宿泊客に日本人はいないということです。
犯行グループの２人も死亡したということですが、逃走した者もいると見られ、当局が行方を追っています。
事件を受け、マリ政府は、１０日間の非常事態を宣言しました。
ＡＳＥＡＮ・東南アジア諸国連合の首脳会議が、マレーシアで始まりました。
中国が急ピッチで埋め立てを進める南シナ海の問題が焦点で、議長声明案ではフィリピンが求めている国際的な仲裁手続きが始まることを歓迎しています。
ＡＳＥＡＮ首脳会議は、日本時間の午前１１時に始まりました。
南シナ海問題などを議論しているものと見られます。
終了後に発表される議長声明案では、南シナ海の領有権に関する中国の主張が、国際法に反するとして、フィリピンが仲裁裁判所に訴えていた問題で、裁判所が先月、審理に入ると決めたことを歓迎しています。
そして緊張を高める行為を取らないよう求めています。
ただ、2015/11/21(土) 11:25〜11:35
読売テレビ１
ＮＮＮ ストレイトニュース[字]
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