大阪府知事選挙と大阪市長選挙の結果について


 大阪府知事選挙と大阪市長選挙の投開票が11月22日に行われ、現職知事と現職後継の市長候補が当選を確実にし、オール大阪の知事候補・栗原貴子氏と市長候補・柳本顕氏は立候補表明から短期間で追い上げましたが、及びませんでした。

 SADLは10月12日に「大阪ダブル選挙のための緊急談義」を開催し、政治への関心を高めるように努めてきました。また、維新政治の問題点を明らかにしたリーフレットを作成し、35000枚を配布して「大阪に衰退と混乱をもたらした今の政治を変えよう」と呼びかけてきました。

 住民投票と異なり、様々な制約がある中でしたが、11月15日には「民主主義と生活を守る大阪デモ」を開催し、11月20日には候補者とともに「大阪を守る街頭アピール」を行いました。ネットでも、SADLTVを放送するなど、選挙中の新しい活動に挑戦してきました。これらが結果につながらなかったことは今後の課題として受け止めます。

 しかし、こうしたとりくみやオール大阪勢力によって大阪維新の会のウソが暴かれる中で、街の雰囲気は4年前の選挙時と大きく変わりました。橋下氏は、自身の政治が「破壊的な改革」であったと認めざるをえなくなりました。
 また、住民投票をたたかった多様な住民の応援を受けて、栗原氏と柳本氏が住民との対話や民主主義を守る政治への転換を表明したことは、一人ひとりが政治にコミットすることの大切さを実感する経験でした。

 これから再び大阪維新の会による大阪府政・大阪市政がはじまります。私たちはこれからも主権者として、大阪に住む住民として、民主主義と生活を守ることを政治に求めていきます。そして、住民の間につくられた対立と分断を克服し、立場を超えて新しい大阪の未来をひらいていくために尽力することを表明します。

2015年11月22日

民主主義と生活を守る有志/SADL